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東欧ツアー、ルーマニア編

2017-06-18 14:43:00 | 和太鼓


6月8日から14日まで、日本の伝統と文化を伝えるルーマニア・ブルガリアツアーに参加して来ました。
9人の打ち手の中、今回私は主に双盤チャッパ、勇駒では二丁囃子を担当しました。
午後2時に羽田を飛び立ちフランクフルト経由でブカレストに着いたのが現地時間の深夜。
翌日は午前中にブカレスト大学でのレセプション、その後、凱旋門、ルーマニア国立歴史博物館を巡り、お昼はカルク・ベレという1879年から続く老舗レストランでルーマニア料理の昼食。



その日の午後に、デモンストレーション演奏の予定がありましたが、雨模様のために中止になり、皆さんは買い物に出かけ、私と同室のイリアは彼女が行きの飛行機で冷えて風邪気味だったこともあり部屋で休息。
夜は近所のイタリアンレストランへ。
翌10日は午前中にブカレスト大学の植物園で、野外演奏。







途中で子供たちと一緒に演奏する場面もあり、薔薇の花あふれる明るい公園での演奏は気持ち良かったです。

その後、大学に移動して楽器の搬入のあとホールでおにぎりとサンドイッチの昼食を取り、リハーサル。



ホールには約600人のお客様が集まって下さり大盛況で、トリの鼓絆塾の演奏では立ち上がってノリノリに盛り上がって手すりを叩いて踊ったり勇駒ではステージに上がって太鼓に触れる方たちとの交流もあり子供たちも大はしゃぎで、大きな興奮に包まれ幸せな時間でした。





双盤チャッパは御諏訪太鼓初代、小口大八先生が1970年ごろに考案された楽器ですが、木の台に付けたチャッパをリズミカルに打ち鳴らしビート感を押し出す楽器で、これと恒田氏が二丁囃子と共に担当する鉄筒という金属のパーカッションの存在は、他の太鼓グループでは見かけることがなく御諏訪太鼓の個性を形作るとても大きな存在だと思います。
バンドのCOHANでは長沢ヒロさんが担当されますが、ヒロの双盤が鳴っていると打ちやすいと西野師匠が話しておられて、私はまだまだ力不足だけどこれからさらに演奏の機会を積み重ねて太鼓の打ち手に気持ち良く演奏してもらえるようになることが、普段ベースを弾いている自分と繋がる一つの役割だと思いました。
他にも、ほら貝はまだ自分は音が出ないので担当出来なかったり、本来なら小ドラも出来るようにしたいけどまだタイミングが分からなかったり、御諏訪太鼓のアンサンブルは太鼓だけでなく様々なパートを網羅して覚える必要があって奥深いです。
ベテランの方達はどのパートにも精通していて、そこまでの道ははるかに遠いな~と思ったけど、海外公演の密度の中で沢山のことを学ばせて頂いたと実感しています。




ブカレスト大学正面玄関の階段には、卒業写真の撮影に集まった学生さんたちと今回ステージで着物ショーを行なった都内の着物専門学校生、皆とても綺麗!
中央の男性が現地のガイドを務めて下さったアンドレさん、ルーマニア大使館勤務のお父様と小学生時代に日本に暮らした方で、日本語が実に見事に堪能で頼りになるガイドさんでした。
今回のツアーは鼓絆塾の他にもう一つ女性和太鼓グループの楽鼓、津軽三味線、相撲甚句、沖縄の女性コーラスグループHANA、そしてロビーでは和紙漉きや押し花のサークルによる展示も行なわれ、総勢100名という大規模なものでした。
楽器の搬入搬出など大変な作業を、旅行社のスタッフや同行の参加者、そして現地の方たちに支えられ無事に終えられたこと、皆さんに感謝します。

ブカレスト3泊のあと、翌11日はブルガリアにバスで移動。
旅の後半の報告は、ブルガリア編で。
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