8月15日、1泊でフェスティバルFUKUSHIMA!に行って来ました。
きっかけは、5月にオレンジチューブでライブをやったクロコダイルで、マダムギター長見順さんとギタリストの大津真さんの「時空兄弟」とジョイントしたこと。
このライブを観に来てくれたピアノ&ボーカル、ソングライターの榎本みのるご夫妻が順さんとも以前からのお友達で、福島在住の順さんとの再会を機に一度福島に遊びに行きたいという話から、それなら夏のフェスティバルFUKUSHIMA!にという展開になり、そこに私もご一緒させてもらうことになったのです。
2011年3月11日の東日本大震災後、大友良英氏、遠藤ミチロウ氏、詩人の和合亮一氏を代表として結成されたプロジェクトFUKUSHIMA!のことは以前NHKの番組で見たことがあったのですが、生で盆踊りに参加出来て実にワクワクする体験でした。
真夏の長時間の野外イヴェントはくたびれるかな?と、近くに取ってあったホテルで途中休憩するようになるだろうかと思っていたけど、ステージを観たり踊ったりビール飲んだりで楽しくのんびりと過ごせて、気が付けば5時間のイヴェントもあっという間だった。
大友良英スペシャルビッグバンド(大友良英、江藤直子、近藤達郎、斉藤 寛、井上梨江、鈴木広志、江川良子、東 涼太、佐藤秀徳、今込 治、木村仁哉、大口俊輔、かわいしのぶ、小林武文ス、上原なな江、相川 瞳、Sachiko M、遠藤知絵)
プロジェクトFUKUSHIMA!盆バンド(長見順、岡地曙裕、関島岳郎、向島ゆり子、ミカド香奈子、会津マスクワイア、ブラウンノーズ、デフロックのターキン、須田祐一郎、福高JAZZ研、and more!!!)
どちらも豪華なメンバー、そして地元の高校生やスタッフの参加やオーケストラFUKUSHIMA!も加わり、会場全体が一体になった正に新しい祭の形、踊りも昔からの盆踊りにフォークダンスやサンバがミックスされたアレンジで誰もが楽しめる。
震災以後、毎年終戦記念日に福島で開催されるほか、愛知、札幌など全国各地へと拡がりを見せているそうで、福島発信のこの祭の拡がりを喜ばしく思った。
10月31日と11月1日にも池袋で、プロジェクトFUKUSHIMA!のイヴェントが開催されるとのこと、これもぜひ行ってみたいです。
浦和の友人のゆうちゃん(一緒に富士登山をした仲間)が来ていて、会場でばったり会ったのも驚きの嬉しいハプニングでした。
イヴェント終了後、旅の3人組で近くの居酒屋で食事してから主催者出演者の方々の打ち上げ会場の屋台村にもお邪魔して、さらに楽しい時間を過ごさせて貰いました。
翌日は新幹線の時間が夜の8時だったのでどこか温泉へということになったのですが、順さん&岡地さん在住の高湯温泉へのバスの往復も可能な時間だったので、共同浴場の「あったか湯」に入りに行きました。
現地で一時激しい雨もありましたが、往復のバスの乗り降りの時には降られることもなく、白濁硫黄泉にのんびりと浸かって福島駅前で打ち上げをして新幹線に乗れば大宮まで1時間の近さ、充実の2日間でした。
2011年8月の開催時に、放射性物質を肌に触れさせない、そして、「これ以上、福島から放射性物質を拡散させない」という意思を示すために敷かれ以後続いているという会場に敷き詰められた大風呂敷ですが、大昔に家の敷き布団の生地だった物と同じ柄を発見!懐かしかった。