1月10日の偲ぶ会から、もう一週間。
その前の週にリハーサル2回ともろもろの準備、そして当日とあまりに怒涛の日々だったので、報告日記を書く気力が戻るのに時間がかかってしまいました。
参加出来なかった方と自分のためにも、遅ればせながらアップします。
リニューアル・オープンして広くなった川口のCAVALLINOを会場に、URC関係者、元・埼玉べ平連関係者、浦和西高時代に親しかった方々、そして彼と交流のあったミュージシャンなどが集まり満員の盛況で、偲ぶ会が行われました。
URC2代目代表で安全バンドのマネジャーの瀧口氏の挨拶に始まり、トップバッターでアンクル・トモズ・キャビンの演奏。
相沢友邦(Vo.&G.元・安全バンド)
藤田義治(G. 元・ホールド・アップ)
フジタヨシコ(B.&Vo.)
ほりうちひろし(Ds.元・ダムハウス)
この日は、1曲目に私のボーカルでPresence of the lord。
60年代終わり頃、浦和の埼玉会館の上の広場=通称くらげという場所が浦和の10代のたまり場のようになっていたらしいのですが、そこでアコギの弾き語りで瀧口氏がよくこの曲を歌っていたそうです。
聡さんも、その場所にはよく来ていたということでした。
ということで、この曲からスタートして、その次にゲストボーカルにshe-herを迎え、Led Zeppelinメドレー=Whole lotta love~Heartbreaker~Living loving maid。
これは、聡さんが好きだったZepをやらねばと決意して、私が先月メドレーに編集。
Whole lotta love2番まで、Heartbreakerは1番のみでエンディング、そしてLiving loving maidへと繋ぐアレンジ。
なかなかスリリングではありましたが(苦笑)、トップバッターとしての華は添えられたかな・・・そして、最後は友ちゃんの渋いリードボーカルでしっとりとDave MasonのSpend your life with me。
後のタイムテーブル、当日若干変更もあり順番は正確には覚えてないのだけど、聡さんの写真のスライドショウやURCのイヴェントと打ち上げ会場で撮ったビデオの上映など、それと、このイヴェントの準備に入った11月に岡井嗣明氏(元・四人囃子マネジャー)の突然の訃報が届いたということがあり、嗣明さん追悼のコーナーを設けて、85年のURC新年会で歌う彼の姿のビデオ上映などを挟みつつ、演奏が続きました。
60年代にやはり「くらげ」で演奏していた東さんと家崎さんのフォークデュオ、伝説の「やるぞどこまで工房」のスピーチと歌。
そしてなんと四人囃子が、1st.アルバムのオリジナルメンバーで登場。
「Lady violetta」、「空と雲」、「一触即発」の3曲。
写真が四人囃子サイトにアップされています。
http://www.4nin.com/
後半には、なんとゲストでPANTA登場!
「万物流転」と「歴史から飛びだせ」、これはドラムに岡井大二さん、ギターとコーラスにURCの高沢氏、ギター藤田義治、ベースが私。
安全バンドは、「あやつり人形」、「13階の女」、「けだるい」、「月まで飛んで」の4曲。
中村哲さんが来れなかったため、私がキーボードで参加。
秋田から駆けつけた純平さんは、昨年夏に足を骨折するアクシデントがあったのだけど、それを感じさせない彼らしいドラミングがカッコ良かった。
いつもながら、毎回同じことはやらない、その時々のひらめきでシャープなフィルで切り込んでくるので、驚かされる。
そして戸井十月さん、3ポイントのスタッフだった長井さんなどのスピーチの後にセッション、PANTAのボーカルを中心に、ギターは義治と友ちゃん、ドラムは大二さん、高橋まことさん、ベースは長沢ヒロ、中村真一さん、キーボードは坂下秀実さんと私、と入れ替わりつつ、「コミック雑誌なんていらない」、「さようなら世界婦人」、「Gimme some lovin」「Roll over Beethoven」、シメは70年代から歴史的定番になってる瀧口氏のボーカルで「Boom Boom」。
なんとも、豪華なイヴェントだった。
聡さんがいなければURCは続いていなかったし、岡井嗣明さんがいなければ四人囃子は生まれていなかった、もちろん私もこの二人がいなかったらベースを弾くこともバンドを続けることもなかっただろう。
この仲間たちとの出会いを作ってくれた彼等に感謝するという気持ちを、参加者全員が共有した、そういう空間だったとしみじみ思ってます。
田中聡さん、岡井嗣明さん、ありがとう。