ベイルスキー⑨ ８日目

とうとう帰る日が来てしまいました。
連続６日間も滑ったのに、まだまだ滑り足らない気分でした。
日本のスキー場でしたら、とうに飽きてしまっているのでしょうが、ベイルはスケールが大きいので、
１ヶ月くらい滞在してもしたらない程です。
午前８時、７泊したコンドミニアム“SIMBA　RAN”を貸切りバスで出発しました。

SIMBA　RAN のエントランス

室内プール　水着を持参したのですが、貧弱な肉体では入るのが恥しくて、利用しませんでした。

デンバー空港のチェックインカウンター　スキーは超過料金＄８８をガッチリ徴収されていました。

混雑する通関手続き

搭乗ゲートに向う長いエスカレーター

機内で配られた日本語新聞　スキーに浮かれていて、昨日が大震災３周年だったことを失念していました。
こうして、原発事故の記憶も風化してしまうのかと危惧してしまいます。

シャトル付近の上空から、カナディアン・ロッキーの眺望

ここまでは、機内も何事も無く推移していたのですが、機内食が出た頃から騒動が始りました。
私の席は窓側３列席の通路側でした。窓側にはデブの米国人が座り、その隣りがタカさん米人の前の席がイーさんでした。
当初は、タブレット端末を操作していたので、静かなビジネスマンと思っていました。
しかし、食事の時に有料のウイスキーかバーボンを飲み始め、それから頻繁に追加を繰り返し、小瓶ですが１０本位は飲んでいました。
そして、奇声を発したり、目の前の液晶画面に額を打ち付けたり始めました。明らかにアル中の症状でした。
我々もしばらくは我慢していたのですが、余りにも酷いので日本人CAに事情を説明し、何処かに隔離して欲しいと訴えました。
CAが本人に聞いたところ、背中が痛いとのことでしたが、あれは完全なアル中です。
タカさんとイーさんは、空いている席に移動しました。
CAにはもう酒は売らないよう頼んだのですが、その後も依然アルコールを買っていました。
そんなことで、折角の楽しかったベイルスキーも、最後に後味の悪い幕引きになってしまいました。