先日(6/27)、新聞店主催「女弁士による無声映画上映会」の招待券を入手したので、行ってきました。
数年前に閉館したステーション・シネマが、名画座として最近復活して、座席もゆったりと豪華になっていました。
国内外の名画を専門に上映するので、これから楽しめそうです。
今回のプログラムは、「猛進ロイド」(1924年公開)と「キートンの鍛冶屋」(1922年公開)の2本でした。
チャップリンに並ぶ二人の喜劇役者ですので、90年前の作品とは思えない現代に通じる面白さでした。
そして、「猛進ロイド」の自動車・電車・馬車を使った追っ駆けシーンは、現在の特殊撮影顔負けの素晴らしさでした。
元恋人の結婚式に駆け付けて、花嫁を奪い返すシーンは、ダスティ・ホフマン主演の映画「卒業」のラストシーンそっくりで、「猛進ロイド」のアイデアを真似したのではと思われるほどです。
女弁士は、それぞれアテレコで活躍する声優さんで、見事な弁士振りでした。
「猛進ロイド」のあらすじ ・・・“映画.com”より
“婦人の前に出ると恥ずかしく口もロクにきけないはにかみやのロイドが、婦人を研究して書き上げた「恋愛の秘訣」の草稿を持って都の出版社に来る。途中の列車中で知り合いになった大家の娘さんに恋したが、例のはにかみのために打ち明けることが出来なかった。出版会社の社長は折角の苦心の草稿を見てもくれなかったので、無論金も手に入らぬ、そこで総てをあきらめて田舎へ帰って来ていると、出版会社から思わぬ送金、加えて彼の令嬢が悪い男に欺されて結婚することを知り、一目散に式場めがけて馳せつけ、花嫁を奪って直ちに新婚旅行に上った。”