60年前の4月10日は、皇太子(現天皇)ご成婚式でした。
そして特別祝日になりましたので、これを利用して山仲間4人で南アルプス最北端の鋸岳から甲斐駒ヶ岳への縦走を敢行しました。
そんな訳で、4月10日は私にとっても忘れ得ぬ特別な日となりました。
「日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、私は真っ先にこの駒ヶ岳をあげよう。その金字塔の本領は、八ヶ岳や霧が峰や北アルプスから望んだ時、いよいよ発揮される。南アルプスの巨峰群が重畳している中に、この端正な三角錐はその仲間から少し離れて、はなはだ個性的な姿勢で立っている。まさしく毅然という形容に値する威と品をそなえた山容である。」・・・・・深田久弥著「日本百名山」より抜粋
赤線は縦走コース
釜無川を遡る ワカンジキを履く
鋸岳は切り立った岩峰が連続する難ルートなので、テントや寝袋を省略し軽装備とした。
トラバース ライチョウの保護色はまだ白かった
鋸岳からの甲斐駒ヶ岳 帰路の黒戸尾根から振り返って仰ぐ甲斐駒ヶ岳