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7月3日 (月) 世界のNAKATA引退

2006年07月03日 | Enjun’s Diary
中田英寿。


彼の名前を初めて聞いたのは、

自分が初めて渡英する直前の中2の夏だった。

りゅうから、中田の話を訊いて、

当時、鹿島アントラーズや、森島が好きだった自分は、

『それ誰!?』

と、答えたのを覚えてる。


98年のフランス大会、アジア最終予選を覚えているだろうか。

彼は間違いなく、

日本をワールドカップの舞台へと連れていった第一人者である。

日本人が長い間待ち続けていた、

ワールドカップへの想いや夢を、現実のものへと近づけた第一人者である。


そんな現在のサッカー界のパイオニアが、

今日、プロサッカー選手としての生活に終止符を打った。

ブラジル戦以降、毎日Nakata.netのHPはチェックしていたが、

代表引退だけではなく、

現役まで引退してしまうとは・・・。


今回のワールドカップが始まる前、

運良く、抽選で当たり、

背中にNAKATAと書かれた7番の日本代表のゲームシャツが家に送られてきた。

そこには、幸いながら、

彼のサインが入っているわけだが、

今では、本当に思い出の物になりそうな気がする。


でも、

まさか日本サッカー界のカリスマ

「キング・カズ」こと三浦和良よりも

先に引退してしまうとは思わなかった。


きっぱりとした引き際が、本当に彼らしい。

これからハーバード大でMBAを取得するんだとか・・・

NYにもビルを購入したらしいし、

着実に現役時代から第二の人生の下地を作っていた事になる。

やっぱ彼らしいな。

現役の頃から、

『ただのサッカーだけできる人にはなりたくはない』

って、言っていた。

それが、彼のファッションセンスや、経営への着眼に繋がってるんだろうね。

その気持は、自分がラグビーしてるときにも

たしかに感じましたが。



きっぱりと、いさぎよく引くのは男らしいし、

でも、

最後まで諦めないで一つの事をやりつづけるのも男らしい。



よくNAKATAとイチローとが、

比べられて、

「イチローは熱い人で、NAKATAはクールでキザっぽいから好きじゃない」

って、人は言ったりするけど、

俺は、NAKATAのいつも平静を装っているスタイルが好きだった。

ある意味「憧れ」だった。

いつも平静を装っているけど、

本当の中身では、本当に熱い男である・・・


今回のワールドカップでは本当にそれが感じられたし、

むしろ、

結果が残らなかっただけで、

WBCの時のイチローのそれと何も変わらないものを感じた。


NAKATAにファッションの話訊いてみたいな。

サッカーを中心に置いて、色々なことに取り組むスタイルは好きだったね。


本当、惜しいけど、

「中田はもういらない」って、

追い出される前に

勇んで今引退するのは、かなりカッコいい。


そんな『誇り』高い姿が、一番似合う人だ。