「独り善がりの記」・吉祥点

うつ病発症十余年。
寛解?が心身症、不安障害に。
現在食事療法で糖尿病治療中!
独自・独断・独善の我儘放題自由帳。

最近の総理大臣の能力は?

2007-08-29 05:46:18 | Weblog

安倍内閣の改造がありました。
新聞にはお決まりの各大臣方の経歴の一覧表が載っています。

そこで目立つのは、安倍首相が確か2番目に若かった事、
そして失礼ながら出身大学のランキングが最低だった事です。

「昭和の妖怪」岸信介の孫にして、安倍晋太郎の子。
どう考えても、最低は小泉さんと同じ「慶応」が
可能だったのではないでしょうか。
何か事情があったのでしょうか。
テレビに良く出る平沢勝栄議員が東大生時代、
家庭教師をしていたという話は有名ですので、放任主義と
言うことでも無かったと思いますが。

ならば、決定的な学力不足が疑われますが、これ以上コメント
するのは失礼に当たるので控えます。

この機会に、私が大学時代以前の総理大臣に比して最近の総理の
個人的な資質、特に学力の一定のめやすとなる学歴について
考察しました。

戦後を代表する総理大臣として思い浮かぶのは、吉田茂、彼は東大出の
外交官出身。池田勇人、彼も東大か京大で官僚からの転身だったと思います。
岸信介、佐藤栄作兄弟この方々も確か東大-官僚コース。

私の高校から大学にかけては、「三角大福中」時代。
確か福田赳夫さんが一高、東大、大蔵官僚と典型的なエリート。
大平さんは現一橋大で、官僚出身。
中曽根さん、旧制静岡高校-東大で、軍の会計将校。

三木武夫さんは明大だったと思いますが、20代で代議士となった党人派。

そして、出色なのは旧制中学さえ出ていないが「コンピューター付き
ブルドーザー」とあだ名され、数字に抜群の強さを発揮、東大出大蔵官僚を
30代で震え上がらせた、あの田中角栄さん。

その後、秀才と思えるのは官僚として戦後処理に当たり、英語が堪能だった
宮沢喜一さん位かなあ。

その後総理になるトレンドは海部俊樹さんに代表される早大弁論部出身。

そして、橋本龍太郎、小泉純一郎、安倍晋三と2世議員が総理となる現状で
あります。出身大学も慶応が多くなったように思いますが。

率直に「暴論」を申し上げます。
「最近の総理大臣は個人的な学力等の能力において低下傾向にある。」

その元凶は特に自民党においては、2世、3世でなければ代議士になれない
という現状であります。

福田さんに代表される「エリート総理」は基本的な学力の
高さに加え、大蔵省で実務経験を踏み鍛えられ、
党人としても政治的経験を総理大臣になる以前に大蔵、外務、通産などの
主要閣僚をこなす事により身につけ、派閥の長として満を持して
総理総裁の椅子に着かれた。

また一方では、田中角栄さんのように庶民から実力で成り上がり、「今太閤」と
言われた方もいらした。

最近の傾向を現総理を例示とするのは、甚だ恐縮でありますが、
事実「お坊ちゃん」として東京で育ち、残念ながら学力にも秀でず、
庶民感覚も持ち得ず、若年で政治経験も少ないまま、そのルックスと
ムードが時代にマッチしただけで総理総裁になってしまった。

参議院選の歴史的大敗にもかかわらず、「三角大福中」のような実力者不在の
状況下で内閣改造もでき、当面総理大臣の地位を確保してしまった。

この状態、トレンドは日本国民にとって最大の不幸であります。
自民党に取って代わるべき、民主党には前原元代表のように「松下政経塾」
出身者は一定多数議員の中にはいるが、如何せん経験不足とエリート故の胆力の
無さが、政治的不安の根底にあり、政権を委ねられないという悲劇的状況を
否定する方は殆ど皆無でありましょう。

「出でよモラルある第二の田中角栄。」私は切望しております。

それでも、また朝の光が輝いて参りました。

「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」

(眠さ故の誤字脱字、乱文お許し願います。)

敢えて朝青龍を養護する。

2007-08-25 05:26:59 | Weblog
朝青龍やはり仮病か…専門医は“誤診”の可能性も示唆(夕刊フジ) - goo ニュース

朝青龍の仮病説が浮上してきた。
前にも書いたが、私は従前から彼が嫌いだった。
「横綱」に日本の強者の理想の品格を求める者の一人として、
彼のこれまで取ってきた諸行は到底容認出来るものではなかった。

しかし、彼が心の病に冒されていると知った時の、好き嫌いとは別に
同病に苦しむ者としての共感・理解からこうして彼を養護する
主張を試みようと思う。

疑問点1
もしも、仮に仮病だとしたら彼は白昼堂々とマスコミの前に
姿を現したのだろうか。できるだけ秘密裏に行動する事は極めて容易な
ように思われてならない。彼は自分に不利な行動に留意するだけの
注意力を現在失ってしまっているのだ。心ある助言をしてくれる支援者も
きっと居ないのだろう。「裸の王様」である現在の朝青龍は、病んでしまった
脳の命ずるがまま、行動しているに過ぎないのではないか。
それに対して、マスコミが何名かの精神学者を動員して「仮病説」を
立証するための記事を書いている様に感じられてならない。

疑問点2
百歩譲って、「解離性障害」が誤診であったとしても何らかの精神・神経的な
病中に有ることは否定出来ないのではないか。
20日以上自室に閉じこもり精気のない表情でボーとテレビを眺めていた姿は
最早尋常とも演技とも認められなく、明らかにこの手の病気の症状と
判断すべき事が妥当ではないかと考えられる。

疑問点3
精神疾患については、「躁鬱病」に代表されるように相反する病状が
周期的に表面化する事が多く、報道陣も彼の表面的な言動・行為に
過剰反応しふりまわされているのではないか。
問題全体を俯瞰して、全体像を把握してからの総合的判断に基づく
報道を願って止まない。
私自身も薬の副作用で鬱から躁へと「躁転」し、病的活力に苦しんだ事が
鮮明に思い出され、辛く今でも身の竦むおもいである。

人間、いつも不審の目で、疑いの視線で相手を観察する事に終止するのは
やめよう。少なくとも弱者(心身が病んでいる者)には労りの眼差しで
接しようではないか。

今日は彼のために。「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」

「精神衛生」を「保健体育」の必須項目に早急にするべし。

2007-08-24 03:50:31 | Weblog

「神奈川・小田原市のマンション一家3人無理心中事件」「山口・上関町の孫による祖父殺害事件」「東京・国分寺の警察官女性殺害・自殺事件」
立て続けに、加害者が精神的な病に冒されていた疑いのある事件が続発した。

上記事件ばかりでなく、最近報道される殺人・障害・無理心中・自殺の多くが精神・神経病の患者が加害者であろうと推測される事案が多い。

うつ病を病む身としてはとても他人事とは思えない、深刻な現状である。

何か予防する手立てはないか、考えて見た結果、義務教育の保健体育の授業の中で「うつ病」「統合失調症」などについて取り上げ、そのメカニズムや症状、発症原因などについて教育すること義務化する事が効果的ではないかと思い当たった。

昔に比べれば上記のような精神的な病気の情報は多く流布しており、人々の関心も強くなってはいるが、残念ながらそれらは殆どマスコミ報道としての断片的なものであり、理論的に裏付けされた体系的な知識ではない。
一歩間違えば、あらぬ偏見・差別さえ生みだしてしまいかねないレベルに現状は止まっている。

自殺者が毎年3万人を上回り、その大部分がうつ病患者であるという現実を重く受け止め、また殺人・障害事件の加害者の多くが精神異常者ではないかと疑われる昨今、政府はそれらの予防措置として前述の「精神衛生」に関する教育の本格的実施を急ぐべきではないかと考える。

うつ病体験者の私の目からも、一般の人々の精神病・神経症についての知識・認識・現実的な患者への対応の仕方のレベルはかなり低い。

世の中全体のこれらの問題の処理能力の無さが、前述のような悲劇を生み出す土壌になっている。

問題解決のための方策は対処療法として、警察官・教員等の研修強化によるこの手の問題の解決技術の向上であるが、根本的には日本国民全体が事件発生の抑止力となるくらいの知識・認識・対処法を体得する教育システムを構築する事に尽きると考える。

社会が一層スピード化、効率化を追求する反面、そこから増幅するストレスの肥大化を侮ってはならない。悲劇・惨劇がより日常化する前に具体的な対策のひとつとして、本提案を真剣に政府関係者にはご検討願い早急な実効性のある対策の制度化を切望する次第である。

「血税で食っている公務員」がそんなに憎いか。

2007-08-20 22:50:25 | Weblog
地方公務員に「心の病」急増、背景に職員の負担増(読売新聞) - goo ニュース

当該ニュースに対してあまりにも冷たい意見のブログが多い事に驚いている。
世の人々はそんなに「公務員」が憎いのだろうか。ろくな働きもせず、血税を貪る存在としか認識していないのだろうか。確かに身近な例としては、社会保険庁、社会保険事務所の不祥事の数々が上げられよう。

しかし、その社保庁関係の公務員ですらその大多数は真面目に日々仕事を懸命に遂行している。況わんやその他一般公務員の殆ど全員は一昔前とは違い厳しい、少なくとも民間企業に近い職場環境・条件で労働しているのである。

では、なぜその事が理解されずいくら主張しても、いまだに「親方日の丸」の誹りを受けなければならないのか。

一点目。公務員は身分保障がしっかりされているから。
確かにうつ病で休職しても2年間は給料が支給される。
「民間ならとっくに首だ。」と胸を張られる方も多いだろう、だが現実は厳しいものがあるのだ。公務員のうつ病の原因は殆どが仕事上のストレスである。一定の試験就労期間を乗り越え、復職検討会議で了承されても戻るのはうつ病を発症した元の職場、最悪はプレッシャーを掛けた上司が待ちかまえているのだ。
結果、自主退職をする者も少なくない。法令で縛られている公務員に「温情ある上司」は存在出来ないシステムになっている。どの職場でも合理化の風は強く吹いており、組合は財政再建の前に弱体化、弱者切り捨てで合理化人員削減ノルマを消化するというムードが何となく肯定化されているのである。

二点目。公務員の仕事は楽だ。
過去にはそんな時代もあった。午前中でその日の分の仕事が終わり、午後は週刊誌を読んでいた頃もあったと聞いている。だが、今は違う、国や地方の長はIT化の進行イコール人員減と勘違いし、古き良き時代?の半分以下の人数でむしろ年々増加する行政需要を処理させているのである。縦割り行政の体制を変えず行うので、増えた業務は担当係に全部上乗せされ、残業の増加、引いては今回のテーマ「うつ病」へと繋がるのだ。試しに近くの地方公共団体に行ってみて欲しい。窓口にいる職員はお客が無ければ暇そうだ。だが、その後方の職員を観察して貰いたい。パソコン作業、電話応対、打合せ等々何もせずいる者は皆無のはずである。公務員も労働の対価として賃金を得ている事を忘れないで欲しい。

まだまだ、書きたいことは山ほどあるが、私自身がうつ病で試験就労中の身なのである。無理を押して体調を崩してはそれこそ首が危ない。

今日の反論はこれまで、機会をみてまたお話は続きます。

「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」真情。

「白い恋人」石屋製菓問題を考える

2007-08-16 23:49:40 | Weblog

北海道土産のエース「白い恋人」の賞味期限偽装問題が、マスコミに大きく
取り上げられています。「雪印乳業問題」から始まった食品関係偽装事件は
内部告発を中心に次々と明らかになり、今やマスコミが注目する大きなテーマの
一つになりました。

人の口に入る物ですから、食品関係の法令は厳守されなければなりません。
健康、時として人命に関わる事ですから当たり前です。しかし、視点を変えると
次のようにも考えられないでしょうか。

根本は賞味期限の問題です。誰が何を根拠に決定しているのでしょうか。
賞味期限を過ぎた食品はどの程度、健康や生命に影響を与えるのでしょうか。
石屋製菓は社長はじめ会社ぐるみで、偽装行為を10年程前から行っていた、
と本日の夕刊の第一面にありました。違法行為であり決して許されるものではありませんが、「白い恋人を食べて食中毒になった。」等の健康被害はこの10年間に何件あったのでしょうか。具体的な被害がもしも殆ど無かったとしたら、偽装行為のみを理由とする「販売中止」等の対応の現状は本当に妥当なものなのでしょうか。

私は一連の食品偽装事件を決して肯定するものではありません。しかし、直接人命を奪う殺人でさえ「実行犯」と「未遂」では量刑が異なるように、食品関係事件についてもその影響の大小によりマスコミの取り上げ方に違いが有るべきだし、何でもかんでも最悪「廃業」「倒産」に追い込む可能性のある事件に対する社会の現在の対応、動きに疑問があるのです。

会社サイドとすれば、現実には食べても何ともない商品を法令を遵守して処分しなかった心情も分からぬでもありません。時によっては廃棄処分が会社の存続、従業員の雇用に関わる問題になる場合もある事でしょう。会社は潰せない、従業員を路頭に迷わせたくない、という社長の思いがそこには有るのだと思います。

重要な事はポイントの賞味期限が本当に意味をなす正当なものか否かである点です。技術は日進月歩していて本来は賞味期限が延長されるべきところなのに、制度・法律改正がそれに追いつかないという事は全然ないのでしょうか。この点についての見直しは食品業界の安定のためにも急務であります。

「狂牛病」に端を発したアメリカからの牛肉の輸入規制問題と比較してみて下さい。アメリカの強力な圧力は、人命に関わる輸入許可基準をいわばなし崩し的に日本に緩和させたのです。その根拠は決して万人が納得できるものでは無かったと考えます。

このままでは食品会社の混乱は更にエスカレートしていくでしょう。景気は回復傾向にあるものの、過去のリストラの恨みが内部告発の形で連鎖する危機的状況なのです。

重ねて申し上げます。政府関係省庁は早急な法令・制度の見直し、特に現実に合致した賞味期限洗い直しに直ちに着手していただきたい。よろしくお願い致します。

余談ですが、石屋製菓はご存じのとおりJ2札幌コンサドーレのメインスポンサーです。地元北海道のサッカー振興のためにも「倒産」という最悪の結果は是が非でも回避して欲しい、願って止みません。

少々固い話で疲れました。暑さ疲れの身には情けなくも思考さえ漸くです。
「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」

8月15日に考えた事

2007-08-15 23:34:42 | Weblog

今日、8月15日に考えた事を羅列してみました。

今日は終戦記念日なので、どうしても戦争の事を考えてしまいます。
お陰様で日本はこの62年間、直接戦争はしていません。
また、我が身を思えば最早50歳。徴兵されることも無いでしょう。
憲法改正論議が盛んに成りつつありますが、第9条を国民が尊ぶ限り
我が国の参戦を私は経験しないと思います。
「平和惚け日本」と警鐘を鳴らす人も多数いらっしゃいますが、
銃を国民が手にするよりはましだと考えます。
国防は国家としては最重要課題の一つです。そして、極めて技術的に戦術が
高度化し、兵器が科学的にハイクラスになった現代戦はスペシャリスト達の
世界であり、シビリアンコントロールも敵国が核ミサイル発射ボタンを
押した瞬間にはお題目に過ぎません。
私は具体的には一刻も早く「対ミサイル防衛網」の確立こそが、国是だと
確信しています。米国頼みでない独立した確固たる防衛システムを作り上げること、これこそ急務であり、政府は元より国民的議論と合意形成を図ることが
今必要であろうと思います。現代は国家間の紛争、だけでなくテロの危険性も
増大しています。9.11が飛行機でなく、ミサイルによって実施されても
不思議ではないのです。世界は一つだ、これは幻想です。先ずは日本を日本人を
自分の手で守る術を持つことです。政治家、防衛省、そして軍事専門家の皆さん
急いでください。息子の世代も日本が平和であり続けるために、よろしくお願い
します。

テロというと、直ぐイスラム原理主義が連想されます。つい62年前まで、神風攻撃・回天攻撃を肯定していた日本人としては、発言が憚られますが、若者が自爆テロをしている事実は悲しく、我々の愚行を教訓として出来るだけ早く理論や教義は別物として、若い命を絶やすことは止めて貰えないでしょうか。生きることこそが、全ての価値の本源です。死んでしまったら個人の幸せは追求できないでは
ありませんか。どの宗教も原理主義においては過激なものだったと思います。
それを現実の生活における幸福を実現し、精神的な安寧をもたらすように
各宗教は変容していったのではないのですか。私は形式的な仏教徒に過ぎず
宗教を論ずる資格が無いかもしれません。お恥ずかしい話ですが、母が流行に流されキリスト教の洗礼を受けていたので、私は幼児洗礼を受け、確かヨハネ何とかと言う洗礼名まで持っていました。勿論、現在は私も母も破門されています。死後は煉獄で苦しむのでしょうか。でも、それが何だというのです。
「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」これが私がこれまでのやや病気がちの人生で得た、偽らざる心境です。賛同頂けませんか?
実際はやられているのでしょうが、イスラム教においても実生活における実りある人生の為のコペルニクス的大転換を図ってみては駄目なのでしょうか?

眠くなりました。教義の冒涜になったなら、ご免なさい。
「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」

「おばちゃん」お参りに行くよ。

2007-08-13 06:39:43 | Weblog

「おばちゃん」は私の母の姉です。故有って確か小学校の3年生位まで、同居していた記憶があり、50歳を過ぎてから故笠智衆さんによく似たS氏の後添えとして初めて結婚し、G駅のすぐ側に家がありました。

S氏はとても優しい方で、ある程度財産もあり、再婚に際しては家を新築して「おばちゃん」を迎えてくれました。本当に晩婚でしたが、結婚当初は短い期間ではありましたが、幸せを味わう事が出来たのではないかと思います。

しかし、残念な事にS氏は何年も経たずに病魔に冒され、彼女の献身的な看護も虚しく他界。S氏の実子は当地には居らず、よくある話ですが、結局は最期の面倒を見るために後妻になったようなものでした。子供だった私にはよく分かりませんが
色々苦労があったようてす。

同居していた時は、本当にどんな時でも無条件に私の味方をしてくれて、当時はまだ若く元気な母に叱られた時には、泣き虫の私をいつも慰め庇ってくれました。
私も芯から彼女に甘えていました。我が儘を言い困らせた事と思います。しかし、
彼女から怒られた記憶は全くありません。それほど私を実子以上に愛してくれたのです。

また、結婚してからも私は彼女の家によく遊びに行きました。特にS氏が亡くなってからは、土曜日泊まりがけで訪れました。献立はいつも同じ。土曜の昼は近所からラーメンをとり、夜は焼き魚と野菜の煮付け、翌朝は卵ご飯に納豆、肉じゃが。
いつも同じなので、時々文句を言うと「美味しいから、騙されたと思って食べなさい。」がいつもの口癖でした。49歳の今、出来るならインゲンとニンジンが特徴のあの煮付けをもう一度食べてみたく思います。

彼女は和裁と編み物の学校を卒業していたので、小学生までの私のセーターやカーデガンは全て彼女の手製でした。私のデザイン通り面倒がらずに作ってくれました。高校生の時の流行のロングマフラーが最期の作品になりましたが、今でも大切にとってあります。

勿論、学芸会等は必ず母と二人で見に来てくれました。今一番鮮明に瞼に浮かぶのは、中学3年最期の中体連の試合でマウンドから見た、バックネット裏にチョコンと二人並んだ姿です。ルールも分からずただただ黙って心配そうに私を見つめていました。本当にありがとう。

悲しいことに「おばちゃん」は62歳で旅立ちました。お通夜は奇しくも私の大学の入学式の日で、私は参列出来ず、下宿で一人でお通夜をしました。初めてお酒とビールを買い、一晩中泣きながら少しずつ飲みました。とても辛い味でした。
「おばちゃん」はきっと大学に入った私に安心し、逝ってしまったのでしょう。
早いもので30年の歳月が経ちました。

「おばちゃん」あれから私は大学を卒業、就職し、結婚して二児に恵まれました。いろいろ病気、手術を随分しましたが、この「うつ病」でお終いにしますよ。
色々あって、もう出世は出来ないけれど、今は諦観し当面復職が一大事です。
どうか、無事実現できるように守って下さい。

体調が悪くて、何年もお参り出来ずごめんなさい。
でも、今日は絶対行きます。楽しみに待っててね。合掌

私の座右の銘です。「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」
変かな?大丈夫だよね。おばちゃん。


苫駒初戦敗退分析

2007-08-12 03:21:09 | Weblog

郷土、北海道の誇り「苫駒野球部」が本当に後一歩のところで、夏の甲子園大会を去りました。

私、中学、高校(キャチャーコンバートによる肩通のため途中退部)、大学と部・愛好会(現在は体育会・軟式野球部)で投手をし、一応主戦で投げておりました。
自称セミプロ評論家の私の昨日の敗退理由を次の通り分析致します。

9回表2死後の運命のセカンドゴロへの対応について、記述致します。

①あの場面は三振で終わらなければならなかった。
 ・三振が絶対必要でした。振り返ると2004年は鈴木左腕、去年、一昨年は田 中将大という意識して三振の取れる速球派がいました。あのような緊張が究極に 拡大している場面で、最もリスクの少ないアウトの取り方は取りも直さず三振で あります。しかしながらマウンド上ににいる今年の投手にはその為の基本的な球 威が無かった。セカンドベース近くに飛んだゴロへの二塁手のミスを決して責め てはいけません。また、決勝点と成った捕手の三塁悪送球も不可抗力でありま  す。あのプレッシャーの中、捕球・送球・タッチを要するプレイの成功率はかな り、低く勝利のためにはもっとも確実・単純な三振奪取こそが必要でした。

②裏目に出た三塁手交代。
 ・守備固めのため、この回から三塁手を守備要員に交代しました。個別の打球処 理に関してはこの選手が上なのだと思います。しかし、不運だったのはこの選手 の最初のプレーが、セカンドのミス後いわば暴走とも思える相手走者の本塁突入 を阻止するために捕手に転送され、アウトにすべく捕手からサードに投げられた
 球の捕球行為であったことです。結果は捕手の送球がやや左側に寄りすぎたた  め、サードベースに固執した新三塁手はグラブの先にボールを当てただけで後方 に逸らし、その間に決定的な2点が入りました。ホースプレーでなく、タッチプ レーになるので、新三塁手はボールの確実な捕球のための行為を反射的にしなけ ればならなかったのです。しかしこれは責められない。レギュラーでも多分そこ までの対応ができたかどうかの保証のない、瞬時の判断です。ただ、ずっと試合 の流れ中にいたレギュラーの方が対応できた可能性が高い分、これは残念な結果 でした。

自らの失策により、手の届いていたゲームを失った心中は察するに余りありますが、何れにせよ「駒苫」よく善戦しました。正直私の見るところ投手力に不安があり、全国制覇は難しかったと思います。輝かしいここ3年間の実績も大変なプレッシャーだったでしょう。ナイスゲーム。本当にお疲れ様でした。そして3年生は新しい人生の第一歩を胸を張って踏み出し、2年生以下は再び猛練習、来年の選抜目指し精進してください。今や諸君は我々道民の期待の星なのですから。

私は、未だに後悔しているのですが、C高校ではなく合格していたH・L高校に進学していたら投手として高校野球を全うできたのではないかと。しかし、今は昔の物語。「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」

楽しみが少なくなりましたが、甲子園、感動を来年も期待しています。

睡眠失敗

2007-08-11 07:02:04 | Weblog

心身伴に健康な方については、「睡眠」はさほどの重大事ではないでしょう。
「昨日、テレビゲームにはまって今朝は寝不足だ。」
「あ、もう8時30分今日は休みだし、よく寝た。」
程度で、寝不足が続かない限り体調への大きな影響は心配していない、と思います。
  
しかし、私たち「うつ病」患者には「睡眠」は重要な問題です。
うつ病の場合、「寝付きが悪い」、「途中覚醒」、「早朝覚醒」の3タイプの問題があります。昨夜私は2番目、3番目に該当。眠れず、インターネット検索など
やりましたから、今午前六時三十分ですが、まともに眠られたのは3時間強。
それでもこうしてブログを打てるのだから、症状が改善したのでしょう。

以前であれば、倦怠感と、重圧感、面倒くささが増幅して、ボーとなり、かといって昼寝もできずに、ただただ夜を待つ辛い1日の始まりでした。

今は多少怠くはありますが決定的なダメージではなく、夏の甲子園に第四試合で地元「駒苫」が出るなとか、暑くなりそうなのでどんな格好でいようかなとか、考えられるようになりました。

でもこれから注意すべきは、途中覚醒した時にパソコンに触らない事。
インターネットなどやりだすと、いつの間にか2時間ぐらいが過ぎてしまいますから。今日は休みで、昼寝で補えますが、平日は段々と勤務時間も長くなるので
肝に銘じたいと思います。

何にしても、1週5日間連続出勤が出来たこと、ワンステップと評価し、次週の水曜から午前勤務に延長となるので、昨夜の「睡眠失敗」は本日中にカバーします。

「思い煩う事なかれ、いきてるだけで丸儲け。」

予定表は空白。いいお天気期待です。

家族みんなにありがとう。

2007-08-09 23:48:14 | Weblog

今日で机や座席の周りの整理が一段落しました。

典型的なうつ病気質の几帳面さゆえ、机上が片づいていないとやはり落ち着きません。それでも前に比べると、だいぶいい加減にはなりましたよ。

この病気の体験と、妻の影響でしょうか。ありがたいことに、彼女はそう言うことをあまり気にしないタイプ。現状を思うに、彼女も同気質でなくて本当に良かったと考えています。結婚当初は多少不満でしたが、「夫婦共働き、男の子2人、長男弁当あり」の日常、本当に良くやってくれています。だから、今は出来ることは無理せず家事も黙って手伝っています。ともあれ、結婚以来病気・入院続きの私を支えてくれた労には、心底感謝しています。本当にありがとう。

また、長男の理解と協力。これ無しに、現在の家庭の姿はありません。
わたしのもう一つのストレス源となった、係長への昇格潰し問題。
それも2年度に渡るもので、3度目の正直でやっと昇格をもぎ取りました。
その時は生来一番の悔しさで、随分涙を流しました。彼も私の言動を見て、
悲しく辛く動揺したと思います。何せまだ中学生でしたから。
助かったのは、続いて起こった「うつ病休職」の時も彼は冷静に、自分の本分である勉強と運動を淡々と実行し続けてくれたことです。多分心中穏やかではなく、
色々な不安や心配でいっぱいだったでしょう。でも、それをおくびにも見せず
入院時は随分見舞いに来てくれました。
そして親ばかで恐縮ですが、その家庭環境にあっても学力を向上させ、今のところ
文系進学クラスの首位を連続しております。家の事も妻をよくフォローしてくれて
本当にいい息子に恵まれたと思います。彼は私の誇りであります。今後も事故無く、無事希望の道を極めることを願って止みません。

最後にまだ小4の二男は、その存在がわたしの宝物であります。
幼心にもここ数年の諸事は、内容が分からないなりにショックだったと思います。
でも、休みの度に顔を見せに来てくれました。青いメガネがよく似合う抜群の笑みが、入院生活の支えでありました。今でも寝顔は赤ちゃんの頃のままです。自然とプーをしてしまいます。めんこくて、めんこくて。
しかし、この春から彼の中学受験準備がスタート、週1回ですが塾が始まりました。今の学校は宿題がありません。その事にも一言ありますが、別の機会として
彼は塾の宿題と格闘しています。先日の模擬テストから判断すると兄と同程度の頭はあるようですが、集中力と勉強慣れがまだまだです。
「お兄ちゃんと同じくH.L中学に行くんだ。」と彼は自分としては不満足な結果に涙を流しました。そんな勝ち気な所も私タイプ。それすらも可愛くて可愛くてたまりません。彼の入試の時は、長男同様私がセコンドを務めます。

入社時、頂点を目指し、またその1番手であった私は既に今は存在しません。
現在の生涯の目標は息子2人のT大卒業、希望の職につき人生を楽しく送って欲しい事だけです。無事復職し、万年係長を全うし定年退職。これが現在の目標です。

「思い煩うこと事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」

そろそろ眠く、なりました。それでは良い夢を。