「独り善がりの記」・吉祥点

うつ病発症十余年。
寛解?が心身症、不安障害に。
現在食事療法で糖尿病治療中!
独自・独断・独善の我儘放題自由帳。

敢えて朝青龍を養護する。

2007-08-25 05:26:59 | Weblog
朝青龍やはり仮病か…専門医は“誤診”の可能性も示唆(夕刊フジ) - goo ニュース

朝青龍の仮病説が浮上してきた。
前にも書いたが、私は従前から彼が嫌いだった。
「横綱」に日本の強者の理想の品格を求める者の一人として、
彼のこれまで取ってきた諸行は到底容認出来るものではなかった。

しかし、彼が心の病に冒されていると知った時の、好き嫌いとは別に
同病に苦しむ者としての共感・理解からこうして彼を養護する
主張を試みようと思う。

疑問点1
もしも、仮に仮病だとしたら彼は白昼堂々とマスコミの前に
姿を現したのだろうか。できるだけ秘密裏に行動する事は極めて容易な
ように思われてならない。彼は自分に不利な行動に留意するだけの
注意力を現在失ってしまっているのだ。心ある助言をしてくれる支援者も
きっと居ないのだろう。「裸の王様」である現在の朝青龍は、病んでしまった
脳の命ずるがまま、行動しているに過ぎないのではないか。
それに対して、マスコミが何名かの精神学者を動員して「仮病説」を
立証するための記事を書いている様に感じられてならない。

疑問点2
百歩譲って、「解離性障害」が誤診であったとしても何らかの精神・神経的な
病中に有ることは否定出来ないのではないか。
20日以上自室に閉じこもり精気のない表情でボーとテレビを眺めていた姿は
最早尋常とも演技とも認められなく、明らかにこの手の病気の症状と
判断すべき事が妥当ではないかと考えられる。

疑問点3
精神疾患については、「躁鬱病」に代表されるように相反する病状が
周期的に表面化する事が多く、報道陣も彼の表面的な言動・行為に
過剰反応しふりまわされているのではないか。
問題全体を俯瞰して、全体像を把握してからの総合的判断に基づく
報道を願って止まない。
私自身も薬の副作用で鬱から躁へと「躁転」し、病的活力に苦しんだ事が
鮮明に思い出され、辛く今でも身の竦むおもいである。

人間、いつも不審の目で、疑いの視線で相手を観察する事に終止するのは
やめよう。少なくとも弱者(心身が病んでいる者)には労りの眼差しで
接しようではないか。

今日は彼のために。「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」