皆さん、「デスノート」という漫画ご存じですか。
映画化もされてヒット、DVDも出ているのでお子さんのいらっしゃる方なら
お耳にした方、多いと思います。
内容は確か、法律で裁けないような悪人、自分の考えをどうしても理解してもらえない人間を死神からもらった「デスノート」にその氏名と死因を記入する事で抹殺するエリート大学生主人公と、それを捕まえようとする警察、天才高校生探偵との戦いがストーリーの中心だったと思います。
私、どうもこの手のホラー的な作品が生理的に苦手で、漫画も二男が買ったDVDもまだ完全には、見ておりません。特に「死神」の姿が気持ち悪くて未だに駄目です。
ところで、貴方はもしも「デスノート」を手に入れたら消したい人間は何人いますか。人生長くやっていると、殺してしまいたいほど憎い、あるいは邪魔な奴が2,3人誰でもきっといますよね。
私の場合、約50年の人生ですが、今考えただけで5人います。
一人目、昇進を妨害したS。二人目これも同じく昇進妨害し、そのことを面といったK。三人目、思いつきの命令を連発しうつ病を発症させたS。四人目、うつ病で寝込んでいた時、怒鳴り込んできた近所のM。五人目、隣国の独裁者K。
みんな「憎まれっ子世にはばかる。」でお元気なようです。残念な事ですが。
逆に私自身も誰かにとっては、書いてしまいたい一人かも知れません。
何れにせよ、全てはフィクション。私だって殺意など微塵もありません。
あくまでも、仮定の話ですからご心配なく。でも、貴方だって一人や二人、
該当者がいませんか。
全ての人に好まれる事は出来ませんが、消したい人物にだけは成らないように注意したいものです。同じ事をされても心への残り方は正反対に成りますからね。
その為には、いつも相手への思いやりを忘れない、相手の身になって考える、傷つける事のない言葉を慎重に選んで伝える、好ましくない事を言わねばならない時ほど真摯な態度で相手に接する、以上のような事が大事になるんではないでしょうか。
私が選んだ五人もそうしていたら、ここに書かれることも無かったでしょう。
でも、現実には世の中が効率化、競争社会化が進行している今、みんながそして私自身も前述の「大事」な事を守るのが難しい時代になっています。
本当に悲しいことですね。「好い人」で生きにくい事は。
正直、病気を通じて色々な面で諦観した私はあの「五人」既に許しています。
まあ、その時の立場、状況彼らにも全ての決定権が無かったと思いますから。
これからの私の人生、座右の銘を大切に楽しく生きていきますよ。
では、皆さんもご一緒に。「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。」