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新しい発見”ミッケ”

陶器のおひなさま

2009年05月01日 | 陶芸教室
今日の金曜日、久しぶりに陶芸教室に向かいました。
(4月中は何かと忙しく、この趣味の時間はお休みしていました。)
今年の1月から取り掛かっていたお雛様の焼成が出来上がり、電気窯の近くの陶芸棚に並んだお雛様が目に飛び込んで来ました。
かわいい・・思っていた以上にかわいい・・先生有難うございました。


茶色の粘土 玉作り 黄伊羅保の釉薬          青萩の釉薬



白い粘土 タタラ作り 下絵の具(赤・青・黄・緑)  上薬は透明釉


三角型の玉作り


1月、最初の2対は茶色の土で作りました。
鄙びた趣のある雛が出来上がるのかなと想像しました。
雛を作ったことのある先輩が「色がね・・・」と少し渋い顔をされました。

2月、玉つくりの雛の身体の幅が5cmにもなり、「ひび割れの原因になる」と先生が底を掻きベラで削って下さいました。
ひび割れ防止の作業を丁寧にして下さっている先生に「白い顔色のおひなさまを作りたいのですが」とお尋ねしました。
「茶色の土より粘土質は粗くなるが、白い粘土を使いましょう」と次の週に白い粘土(色は灰色)を持って来て下さいました。
揉むとなるほど土がザックリしているような気がします。
白い土を使ってタタラ作りの身体に冠を被せたり扇を持たせたり3対作りました。
 
素焼の出来上がり状態では、茶色の粘土も白い粘土も色はそう変わらないような気がしました。
(なのでこの段階まで、本当に白く出来上がるのか疑っていました)
先生が「白い粘土には下絵の具を塗ると綺麗な色が出ますよ」と、奥にある道具の棚から真新しいビニール袋に入った粉末の絵の具を持って来て下さいました。

初めて下絵の具を見ました。
粉末の絵具は水で溶いて、赤・青・緑色は着物に、黒は冠に、扇は黄色にと筆で塗っていきました。
絵の技術が未熟な上、釉薬を掛ける時間が1時間半位なので呼吸する時間を忘れるほど夢中で下絵を塗りました。
それから一息ゆっくり深呼吸をして、上薬の釉薬掛けに進みました。

透明釉と書いているバケツの中へ1個づつズボンズボンと付けていきました。
最後の作業は、ひな人形の底には揮発剤は掛けてないので底に付いた釉薬を丁寧に布で拭き取りました。
どうにか時間内に10個仕上げる事が出来ました。
(反省:長くお休みするのはやめましょう)

今日、再会したおひなさまの顔はまっ白でした。
白い粘土に、透明の釉薬を掛けると、白い陶器になります(疑ってごめんなさい)
白い粘土に、下絵の具を塗ると、想像以上に綺麗な色がでます。
(釉薬の下に描く彩画に用いる絵の具に入っている成分の働きに感動します)
私の手に付いていた青い絵具が、おひなさまの顔に青くくっつき、失敗の汚れが鮮明に解るほど、透明で白く仕上がっていました。

茶色の粘土のおひなさま、白い粘土のおひなさまそれぞれ趣が異なります。
身長10㎝位の小さな陶器の雛人形ですが、かわいくて見飽きることなく何回も眺めています。
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