陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

神無月の巫女二次創作小説「太陽と稲穂の或る風景」(了)

2008-07-24 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女
「神無月の巫女」大好きな皆さまごきげんよう。
拙文にお目通しいただきありがとうございます。

私がこのアニメ作品を観たのは、十一話放映がはじめてでした。巫女服のふたりが出てきたので、歴史ファンタジー物だと誤認していたわけです。あとからDVDを揃えますと、巫女の儀式などは二義的なもので物語の大半は、学園ドラマにおける恋愛劇だということを知り、おどろいてしまいました。

前書きにも書きましたが、この二次小説は全編をほとんど観ずに書いたものでして。アニメファンからご覧になると、首をかしげくなるような性格づけや設定があります。
前作の後書きにでも触れましたが、オリジナルからの改編がどこまで許されるのかはわかりません。

姫子と千歌音の前世の話は、原作者の介錯先生が〇五年五月(あたりだったと思いますが)発刊の同人誌にて発表されているそうです。HPでも確認できます。
原作者によれば、前世は大正時代だそうです。帝国歌撃団が活躍していたころですかね?(じつは、「サクラ大戦」をよく知らない私)
あの続きをぜひ読みたいのです!
なお、私はKOTOKOさんが歌うOPの歌詞から、ふたりの前世は千年まえぐらいではないかと見積もっていました。

このSSを書いていた三年前当時といいますのは、私生活が苦しくてくるしくてたまらなかった時代です。苦境にあえいだ時期に書いたものですので、かなり暗い考えが反映されてしまっています。
二次小説というのは、他人様があみだしたキャラを用いて、自分の妄想や思想を語らせる人形遊びのようなものです。ですから、あくまで自己満足的な書きものにすぎないと、私は考えています。

二次創作物マーケットの肥大化にあたり、最近のアニメはあらかじめ視聴者がキャラを変形することを見越しているような雰囲気があります。ただ『十二国記』の作者など、二次創作をかたくなに拒む方もいらっしゃって、難しいですね。


神無月の二次小説はこれ以外に、あと短編と中編で五作ほど書きかけのものがあります。去年出したかったものがあるのですが、植竹先生の小冊子と設定がかぶっていたら恥ずかしいので、発表をひかえていました。
時間があれば掲載したいですので、またおつきあいくださいませ。



【目次】神無月の巫女二次創作小説「太陽と稲穂の或る風景」




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9 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ひろ)
2008-07-27 22:39:55
こんにちは。ちょこちょことお邪魔させていただいております。この度は神無月の巫女、ということで、ついつい書き込みしてしまいました。特に前世、ということで、激しく反応してしまい・・。とても興味津々大好きなものですから。私も大正編の続きがとても気になっています。
原作者様が公開されているものも断片で、アニメ本編でもほんの一部しか出ていない事からも、本当に色々と想像(妄想)してしまい、人それぞれの前世姫子と千歌音が存在している様です。元来の二人の気質がはっきりと表にも表れている気がする前世。基本的に姫子が千歌音ちゃんの手をひいている感じなのが非常になんともたまらな・・・いえ、すみません。
万葉樹様の書かれた二人のお話、非常に楽しく拝読させて頂きました。世界の命の連なりとともに、表現される愛情というか、やりとりが素敵です。(私、的外れなことを言っていたらすみません・・)是非いつか、本編の方も読ませて頂ける事を願っております。

万葉樹様の文章や考察は独特で、いつも楽しく、そしてまた私自身の事について改めて考えるきっかけとして拝見させて頂いております。忙しく、なかなか時間も取りにくい世ではありますが、お体には気をつけて下さいませ。
それでは失礼致します。
返信する
とても気になるふたりの前世 (万葉樹)
2008-07-28 00:59:25

ごきげんよう、ひろ様。コメントありがとうございます。
たしか以前に神無月のバカネタにもコメくださったのですよね。マニアックな記事に関心をもたれる方は少数ですので、なおさら嬉しくよく覚えておりました。

>特に前世、ということで、激しく反応してしまい・・。とても興味津々大好きなものですから。私も大正編の続きがとても気になっています。

そうですね。私もかなり気になります、前世のお話。藤井まきさん監修の原画集には「前世の姫子は頼れるお姉さんで、千歌音は病弱でおとなしい女の子」といった記述しかみあたらず。もし、映像になって下屋さんと川澄さんが声をあてたらどんな感じなのか、想像するだにわくわくします。
また大正時代という設定も、百合的にはおいしいですよね。ぜひとも、観てみたいです。

>原作者様が公開されているものも断片で、アニメ本編でもほんの一部しか出ていない事からも、本当に色々と想像(妄想)してしまい、人それぞれの前世姫子と千歌音が存在している様です。

アニメでは映像だけで喋らなかったわけですから、なおさら妄想を掻き立てられますよね。逆にそれが、話題をよんでいまもなおファンを引きつけてやまないミステリーのひとつになっているのではないでしょうか。
ファンに想像の余地をあたえるために意図的にあいまいにした部分があって、創作好きな方からすればつなげて遊ぶのがおもしろいのでしょうね。

>元来の二人の気質がはっきりと表にも表れている気がする前世。

ほんらいのふたりが、気丈な姫子と引っ込み思案な千歌音というくみあわせであったのかは分からないですけれど。たとえば、姫子はほんらいはおとなしい性格であるけれども、千歌音が病弱で巫女としての潜在能力が弱いがために、あえて無理をしてリーダーシップをとっていたのかもしれない。そして姫宮千歌音があんなにも現世で姫子を護ろうとした理由も、その過去世に由来するからであろうと。
リンク先のブロガー様が指摘されていたことですが、時代じだいに応じていろんなペアの巫女がいたのかもしれないですね。

>基本的に姫子が千歌音ちゃんの手をひいている感じなのが非常になんともたまらな・・・いえ、すみません。

ですよね!ですよね!(落ち着きなさい、私)
最終回の自分からキスを迫っちゃう強引な姫子の原点ここにありという感じで。
大きな赤リボンをアップにして結わえているよりは、垂らしている姫子のほうに大人の魅力を感じます。いや、あの甘えん坊の姫子も好きといえば好きですが。
いずれにせよ、小説かドラマCDでもいいので、外伝話として制作者樣方に公式にぜひとも物語化してほしいですね。(要求がしつこいです)

拙文へのもったいなきお言葉、ありがとうございます。
この文章は一時期、PCの買い替えによるデータの紛失がうたがわれたため出す時期が遅れてしまいました。じつは、当ブログをはじめる動機に、こうした神無月の二次小説を掲載したかったという意図がありました。
この一作の本編自体は〇五年の二月ごろに八割がた仕上げたが、理由があって放置したものです。他のオロチメンバーやオリジナルキャラも登場して話がこみいっているので、出せるかどうかはわからないんです。gooコードにひっかかりそうな描写があり(爆)、かつかなりオリジナルからはかけ離れたキャラ設定にしていたりするため。アニメをしっかり研究しない時点で書き上げたので、姫子が姫子らしく思えないというのが、自分で書いていてもいちばんの不満点です。
出すのを控えた背景には、最近、二次創作物への風当たりの強さを感じていることもあります。
とはいえ、中短編で他のストーリーを考えていましたので、機会があれば、そして勇気と気力があれば、載せたいと思っています。

前世の話については、介錯先生以外の同人誌を読んだことはないので把握していないのですが、ファンの方がいろいろな設定をかんがえて書かれたものがあるんでしょうね。
ご存じだと思いますが、別の時代の話としてネット上でも有名な大作二次小説もありますし。また、私が知る限り、台湾の方がそのお国の風習をとりいれて描いた中国版前世ヴァージョンなるものも存在します。

>世界の命の連なりとともに、表現される愛情というか、やりとり

このSSには私の人生経験からくる詩想みたいなものも含まれていまして。そうした個人的な思案を二次創作にふくめてよいものかどうかは、大いに悩むところですね。
あのふたりでしたら、前世にこういう台詞を言ったのではないか。そして、二人の愛情の温度差の違いが悲劇をうみだしていったのではないか…いろいろと考えてしまいますね。(考えすぎです)

ごていねいなご挨拶の結びにも、感謝いたします。
公式サイトの休止(?)もあって、もはや忘れ去られた作品となりつつあるのかと危惧いたしますが、こうして私と同じファンの方がまだいてくださることが救いですね。

自分の生活がありますので、なかなか趣味に没頭できることままならずなのですが、時間をみつけて神無月企画は推進していく予定です。
ところで、ひろ様は、もしやあのコミュニティにて詩を書かれているブロガーの方なのでしょうか?失礼ながら、同名のHNの方もけっこういらっしゃるようですので、同じ方とは思いつつ指摘を控えておりました。一部の詩に、巫女のふたりの間柄を思わせるような切ない恋情をつづられたものがあり、こころ惹かれますね。

では、励ましコメントありがたく御礼申し上げます。
猛暑のきびしい折、ひろ様もご自愛くださいませ。
返信する
はじめまして (くう)
2008-07-28 14:40:49
神無月の巫女の二次小説全て読ませていただきました。私も前世の話は非常に気になるエピソードなので飛びついちゃいました。
神無月の巫女は本当に素晴らしい作品ですよね。アニメのラスト、交差点で出会ってから先が見たくてしょうがないです。小説でも何でもいいから世に出してほしいです。
所で、2005年発行の介錯先生の同人誌で前世の二人が描かれていると拝見したのですが、タイトルなど詳細を知っていれば教えていただけませんか?
返信する
うろおぼえ情報ですが… (万葉樹)
2008-07-28 22:12:03

ごきげんよう、くう様。
拝啓、私の王子様と呼びかけたくなるようなHNですね。神無月ファンのお客さま、大歓迎のブログです。
拙文のご拝読ありがとうございます。

>神無月の巫女は本当に素晴らしい作品ですよね。

大いに同意です。そのすばらしさを語り尽くすためにはじめたブログですが、いまだ語り極めることができずにいます。言葉にすることが、なにかしら陳腐なようにも思われる、そんな葛藤みたいなものもあって。

>アニメのラスト、交差点で出会ってから先が見たくてしょうがないです。

リンク先にもございますが、他に何人かの方がネット上で、交差点で再会してからの話を二次創作で書かれているのを見かけたことはあります。すごく想像力をかきたてられる終わり方でしたよね。

>小説でも何でもいいから世に出してほしいです。

二月に乙羽さん話の小冊子がでまして、一挙に期待が高まったのですが。さいきん、公式サイトが消えたりして関連情報が見られなくなっていますので、がっかりもしています。
この作品は、この数年来の私のこころの支えともなったものですので、忘れるにはしのびない。
原作者様も制作スタッフの方々も、他の仕事があって続編をつくりたくともつくれないのかもしれないですし。介錯先生の掲示板によれば、ファンからもアニメがあまりにも完成しすぎているので、続編を望まない声があったとも聞きます。
神無月の続編と目された「京四郎と永遠の空」も評判がかんばしくないものですが、それでも、私はあのふたりの別のかたちが見えたことに満足しています。商業的成功が求められるなかで、なかなか純粋な物語をつくるのは難しいかもしれない。ですが、作りて側にすこしでも意欲があるのでしたら、何年かかってもいずれふたたび世に問うてほしい作品であると思います。

>所で、2005年発行の介錯先生の同人誌で前世の二人が描かれていると拝見したのですが、タイトルなど詳細を知っていれば教えていただけませんか?

すみません。じつは私も人づての情報でして、うろ覚えなんです。〇五年五月あたりというのは、その頃に介錯先生のHPにてこの大正編のお話を見かけたことがあるのみで、同人誌自体はじつは持っていません。原画集などは持っていますが。エロティックな描写に抵抗があるといより、同人誌という非公式の販売形式に疑問があるもので。あけすけにいいますと、経済的に恵まれた生活を送ってはいませんので、買える余裕がありませんでした。
機会があれば、今後購入してみたくはありますが…。どこかで見かけた情報では、「Kaishakuthirty」というタイトルだったように記憶しています。(違っていたら、ごめんなさい)
そういえば、去年あたり、姫子と千歌音が双子の姉妹という転生後のお話もあったとうかがいますけれど。

同人誌および神無月グッズなどの情報については、当ブログリンク先の「麗しの百合考察」様か、「Secret Oath」様、「Fervent Idiot」様がくわしいですよ。また、原作者様へメールなりで直接お問い合わせされるのも、いいかもしれませんね。ファンを大切にされている感じがよくわかりますので、回答いただけるのではないかと。回答しているのはご本人ではないのかもしれないですが(かってな憶測)

神無月語りをしていると謳いながら、そのじつ、まったく資料をそろえずに憶測だけで語っていたりもしておそまつなファンブログでして、申し訳ないです。


返信する
ありがとうございます (くう)
2008-07-29 19:11:18
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
とても参考になりました。
アニメの続編については、続編を望まないとの声もあったんですね。私は、本編のラストがあまりに切なく、悲しかったので、再開してからの二人の恋の行方を見たいと思ったんですけどね。人の価値観は十人十色。色んな意見があって当然ですけどね。
乙羽さんの小冊子、私も読みました。実は、小冊子の存在を知ったのがつい最近で、万葉樹様のサイトを拝見して知りました。(笑)
ラストが「続く」だったのには、多少度肝を抜かれましたが。でも、小冊子がでただけでも大いなる進歩ですよね。少し今後の展開に期待してしまいます。

※ちなみに、HNはペットの名前です(笑)
返信する
再び失礼致します (ひろ)
2008-07-29 23:13:57
こんにちは。再び書き込みさせて頂きます。
私の事を覚えていて下さったのですね。とても嬉しかったです。ありがとうございます。

万葉樹様の仰るとおり、前世編、下屋さんと川澄さんが声をあてたら・・、と実は私も想像してわくわくしております。下屋さんは今度こそお腹から声を出せるのかも気になっていたりして。かなり凛々しいに違いないとか。

時代時代に応じて色々な二人がいたのでは、というのも確かに。どの位の回数転生を繰り返したのか。その都度ちょっとずつ違っていて。そして、千歌音ちゃんが現世で必死になっていたのは、きっと色んな後悔などが原因なのかな、と思います。自分のことをかなり責めたりしたのかなとも。

なんだかもう、実は文章の頭から、万葉樹様のお言葉に全力で首を縦に振り続けたい気持ちで一杯なのです。前世姫子の、髪を垂らした姿や表情、態度に大人っぽい魅力を感じます。落ち着いているのですよね。同じ魂でありながらなんでしょうこの表現形の違いは、とDVDを見ながら興奮気味に突っ込んでおりました私。いえ、私も現世姫子可愛くて好きですが。ついつい前世の姫子ならきっと馬にも乗れたに違いないとか非常に痛々しい妄想を脳内で繰り広げ。我ながら痛うございます・・。
本当に公式で、何らかの形にしていただけたら幸せなのですが。なかなか難しい様ですね。

それから私自身のことですが、残念ながら、万葉樹様の仰る方とは違うひろである様です。そんな素敵な詩を書かれる方がいらっしゃるのですね。

文章をまとめるのが下手なもので、申し訳ありません。神無月の巫女という作品は今まで出会ったことの無いタイプの作品で、とても魅力を感じています。考え始めると止まらなくなってしまうところが恐ろしいところです。
万葉樹様の感性に満ちた文章、これからも楽しみにしております。(神無月企画、もちろん楽しみにしております。)

それではこの辺りで失礼致します。長々と失礼致しました。
返信する
続編切望派ですが (万葉樹)
2008-07-29 23:44:48

ごきげんよう、くう様。
連日のご訪問ありがとうございます。

>アニメの続編については、続編を望まないとの声もあったんですね。

続編を希望しないという意見は、一部の視聴者の声でもあり、かつ制作者側の本音であったのかもしれません。完璧に閉じられたストーリーをつくったがゆえの自負、そしてっそれをまた分解して組み直すことへの恐れと期待。
誰しも経験があるかと思われますが、ビギナーズラックで評価の高い物をつくりあげてしまうと、その次にプレッシャーになる。安易に過去の自分スタイルを模倣してしまうことへの忌避。商業作品ならば、なおのことスポンサーもからんでの利益が見込まれるはずなので、いろいろ難しいのかも。
アニメ「神無月」においては、最終回にすべての謎が解け、あわせてふたりの精神の呵責が解放されるという二重のしくみが働いている。植竹先生がアニメの解説リーフレットで語られたように、そこにはいろんな「奇跡のバランス」があった。まさにあの時期ではなければ生まれなかった作品なのかもしれません。
そしてあの時期でなければ、これに出くわさなかった人間もいたりするわけですが。

>私は、本編のラストがあまりに切なく、悲しかったので、再開してからの二人の恋の行方を見たいと思ったんですけどね。

再会後のふたりというのは、当然よくあるファンが妄想するようないちゃつきパラダイス(笑)だと嬉しいけれど、プロの物語の作りてとしては、そうした素人の二次創作物でもできるようなお話はつくりたくなかったのかもしれないですね。
ですから、あえて純粋な続き物ではなく、存在を違えた間柄としての『京四郎』を提案したのかも。ちなみに、『京四郎』は『神無月』の後釜というよりは、プランとしては同時期にあったといううわさを聞いたことがあります。正確にいいますと、介錯作品のリミックスという感じなのでしょうけれど。

>乙羽さんの小冊子、私も読みました。実は、小冊子の存在を知ったのがつい最近で、万葉樹様のサイトを拝見して知りました。(笑)

うちのブログ情報がお役に立ててさいわいです。
私もリンク先のブロガー様のご紹介により、運よく入手いたしました。ちなみに、昨夏販売のフィギュアおまけ小冊子も入手済みです。

>ラストが「続く」だったのには、多少度肝を抜かれましたが。でも、小冊子がでただけでも大いなる進歩ですよね。少し今後の展開に期待してしまいます。

去年は、新春からのかおんちゃんとひみこのアニメもありましたし、いろいろグッズも出たりで神無月当たり年でしたね。ぜひとも京四郎小説のような正式な出版物にしてほしいですが。乙羽さん小説が(もとは同人誌の附録だったとはいえ)無料配布だったのが、びっくりでした。あきらかに長い間あたためてきた構想があったかと思われる、作りての愛情がうかがえるエピソードでしたので。

姫子と千歌音のふたりの甘々なお話も望むところですが、他のキャラの個人的なサイドストーリーも知りたいところです。妄想が弾むだけで、毎日が楽しくなる、おめでたい管理人です。
では、今後ともすてきな神無月ライフを。


返信する
Unknown (管理人よりごめんなさいです。)
2008-07-30 00:17:05
ひろ様へ。
コメントありがとうございます。

先の方へのコメント返しと本日分の日記を書いていたら、ご投稿に気付かずにおりました。
お返事は明日以降いたしますので、申し訳ございませんが、いましばらくお待ちくださいませ。

返信する
ふたたび、ありがとうございます (万葉樹)
2008-07-30 23:36:23

ごきげんよう、ひろ様。
昨日は翌日はやく起きてやることがありましたため、おふたりめまで書ききれず。お返事が遅れました。申し訳ありません。

>私の事を覚えていて下さったのですね。

うちのブログはふだんよりコメントが少ないですので、ご訪問者の方、とくに神無月に関するお客さまのことは、よく覚えております。オヨネコぶーにゃんをご存じでらしたというあたりも(笑)

>万葉樹様の仰るとおり、前世編、下屋さんと川澄さんが声をあてたら・・、と実は私も想像してわくわくしております。

いつか書いたような気がしますが。
前世ではふたりの性格がいれかわったような感じだとすると、川澄さんと下屋さんが逆だとおもしろいのかもしれません。が、転生しましても外見がほとんどかわらないあたりを見ますと、心根はともかく、身体的特徴はかわらないですから、声のトーンもおなじなのかも。

>下屋さんは今度こそお腹から声を出せるのかも気になっていたりして。かなり凛々しいに違いないとか。

川澄さんの声の演技の幅がひろいのは誰しも認めるところですが。下屋さんは、たしかバレーボールをやっていらっしゃっているので、わりとしっかりしたお声はでそうに思われます。声の商売の方は口先だけでしゃべっているのではなく、全身で声をだしているはずなので、それなりに鍛えられているのだと。
重大な商談の話を電話口でするときも、相手様に失礼のないように声の調子などに気をつかいますが、それと同じようなものではないでしょうか。(私はできないでいますが(苦笑))

川澄さんの幼な声というのはなんとなく想像がつきますが、下屋さんの大人っぽい女性声というのはぜひとも味わってみたいですね。私が知る限りは、「Fate」の桜なんですけれど。『京四郎』のひみこも、姫子よりは落ち着いた声でしたし、あんな感じになるのかしらと。『京四郎』のアニメ放映がはじまる前に、下屋さんと間島氏がパーソナリティをつとめるラジオ番組がありました。年季のはいったファンのブロガー様は、そこでの下屋さんの声が低く聞かれたので、違和感をおぼえたと書かれていました。その頃から役づくりをされていたんでしょうね。

ちなみに「神無月」のナレーションを毎回下屋さんがなさっていますが、本編の姫子の甘い明るさとくらべますと、やや暗く哀しみさえ感じられます。あれは、じつは前世の姫子もしくは、回顧的にモノローグしている未来の姫子ではないかしらと思ったことがあります。
前半はただの主人公の役得で紹介しているだけで、千歌音のモノローグのほうがはるかに印象に残ります。が、八話以降きゅうに千歌音がこころの沈黙をまもりはじめると、あの姫子の次回予告モノローグっておそろしく響いてくるんですよね。「千歌音ちゃん、わたしどうしたらいいのかな」と問いかけても答えが返ってこないわびしさが。
最終回にして晴れて結ばれるはずのふたりですが、それまでは想いのすれ違いの連続。『京四郎』はこのふたりの詩的な恋文独唱をさらにやり過ぎて、こころの通い合いがまったく見えないので、恋愛劇とみれば、あまりおもしろくないでしょう。

>時代時代に応じて色々な二人がいたのでは、というのも確かに。どの位の回数転生を繰り返したのか。その都度ちょっとずつ違っていて。

原作漫画には前回の封印から時間があまり経っていないとありますから。ほんらいはもっと長いスパンだったのかもしれないですね。封印がはやく解かれてしまったのは、オロチの闇が蔓延しやすいほど、世の悪が加速してきているのか。それとも、世界がひっくり返っても再会を強く願う巫女の意思がはたらいてしまったものか。

>そして、千歌音ちゃんが現世で必死になっていたのは、きっと色んな後悔などが原因なのかな、と思います。自分のことをかなり責めたりしたのかなとも。

アニメの最終回の千歌音の語りを聞けば、それが正解でしょうね。姫子の手で殺されなければいけなかったなんて、思いつめて、あんな行動に走るぐらいですから…。

>前世姫子の、髪を垂らした姿や表情、態度に大人っぽい魅力を感じます。落ち着いているのですよね。同じ魂でありながらなんでしょうこの表現形の違いは、とDVDを見ながら興奮気味に突っ込んでおりました私。

声がないのでよけいに神秘的に思えますよね、前世の別れのシーン。私が好きなのは、姫子が千歌音の首をかかえて哀しみをだきとめる場面。あんな明るい笑顔で死なれたら、どうしようかって思う。刃を向けた自分なのに、ありがとうなんて言われるなんて。そりゃ、千歌音ちゃんもトラウマになって、記憶の残滓がぬぐえなかったでしょうねと。

>いえ、私も現世姫子可愛くて好きですが。ついつい前世の姫子ならきっと馬にも乗れたに違いないとか非常に痛々しい妄想を脳内で繰り広げ。我ながら痛うございます・・。

声がないぶん、よけいにどんな感じのふたりだったのか気になりますね。それゆえ、物語の設定上でも、そして各人の妄想の段階においてもいろんなタイプのおふたりがいらっしゃるのではないでしょうか。

>本当に公式で、何らかの形にしていただけたら幸せなのですが。なかなか難しい様ですね。

制作者ではないのでその苦労のほどはわかりませんが。原画集によれば、たくさんの方がプロットに関心を持たれて我も我もとお手伝いなさったとありますから、ほんとうに善意になりたった奇跡のような作品なのでしょう。そのレヴェルまでもっていくのが、最近のアニメ制作事情ではむずかしいのではないでしょうか。

>神無月の巫女という作品は今まで出会ったことの無いタイプの作品で、とても魅力を感じています。考え始めると止まらなくなってしまうところが恐ろしいところです。

そうですね。麻薬のようにそれだけが欲しくて、何も手につかなくなりますね。私もやらなきゃいけないことがまったく後回しです。かなり、マズい(苦笑)

このお返事を書くだけでも楽しかったのですが、かなりの時間を費やしてしまいました。
ひさしぶりの神無月ゲスト様のご到来でうかれてしまったようですので、長々となってしまいました。
あと、HNは私の勘違いでしたようで、失礼いたしました。

某アニメのようにビッグな朗報があることを祈りつつ〇八年の後半を過ごしたく思います。
では、コメントありがとうございました。

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