陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(まとめ)

2018-10-29 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女

毎年、十月は神無月の巫女ハラスメント月間です。
神無月の巫女のアニメDVD2004年~05年発売の旧版の付録であったブックレットをもとにして、いまさらですが、マイ神無月語りを楽しんでしまう、シリーズ記事です。アニメも漫画も全編をすべて視聴したこと前提でのネタばらし満載レヴューですので、ご注意ください。

【目次】
アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(一)
毎年十月になると、積年の「神無月の巫女」ファンが行う儀式。それは、アニメDVDを取り出して視聴することではないでしょうか。しかし、あえて、アニメ本編をきっちり観なくても楽しめる、こんな反則技があったりします。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(二)
オールカラーブックレットが付録についた旧版DVDとは。2004年12月から2005年5月までに毎月発売された全六巻。第一巻の初回限定版には描き下ろし収納BOXやサントラCDなどの豪華特典がありました。期間限定でスペシャルCDが贈られる嬉しい企画も!! そして、アニメ神無月の巫女のスタッフを結び付けた、影の立役者が存在したことが明らかに!

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(三)
旧版DVD付録のオールカラーブックレットで、作品をふりかえる企画、そのはじめに。名作は名作を生み、名作を現在へと呼び寄せる。あの監督が意外な作品に参戦していて、俺のココロを鎧ならぬよろめきが走る!

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(四)
旧版DVD付録のオールカラーブックレットで、作品をふりかえる企画、そのまえに。ブックレットの表紙に描かれた絵の意味を探ってみると…。DVD最終巻の表紙絵に仕掛けられたからくりにご注目!

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(五)
ブックレット各巻の表紙に共通の、なにかを巧妙に隠している気配のある英文について。そして海外向けに発売された北米版のキョーレツな百合オーラについて語っておかねばなるまい(謎の使命感)

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(六)
旧版DVD付録のオールカラーブックレットで、作品をふりかえる企画、そのまえに。美麗オールカラーのブックレットの基本構成について、全体的にさらっと見ておきましょう。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(七)
「愛は太陽…愛は月…背中合わせに廻りゆく」──ブックレット第一巻目。オロチ衆をのぞく巫女サイドキャラクター紹介と、舞台設定に、特定キャラに容赦のない相関図。第一話で初視聴者にはてなマークばかりが頭に浮かぶのは、制作者が巧妙にしくんだ孔明の罠です。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(八)
「あなたと私は二枚貝…たった一つの重なる運命」──ブックレット第二巻目。オロチ八人衆の素顔がよくわかるキャラ紹介、乙羽さんの敬愛すぎるお嬢さま語りは笑覧。見過ごされがちなソウマと姫子との意外な関係にもフォーカス。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(九)
「それは日だまりの出会い…どんなモノにもたとえようのない尊いあなたに私は出会えた」──ブックレット第三巻目。オロチロボ九体解剖解説図に、早乙女真琴の学園案内。ラスボスになりきれなかったツバサ兄とのバトル。勝利の先にソウマと、姫子・千歌音を待ち構えるのは…。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(十)
「それは闇の底の底。荒ぶる夜の物語」──ブックレット第四巻目。大神神社でしめやか(?)に語られたいにしえの巫女の神話。制作者が迷ったすえに選びぬき、戸惑ったうえで描ききった、あの千歌音のとった最悪の選択。それは皮肉にもいまだファンの間で語り継がれる最高の場面に。その制作の裏側をさぐる。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(十一)
「あなたが泣いてる」「あなたに会いたい」──ブックレット第五巻目。本編はシリアスなのに、閑話休題の真琴&乙羽、そして姫子&千歌音のほのぼのサイドストーリー。剣の舞踏会にふたりが再会するまでの、その背中を押すためにたちあがる人物たち。彼ら彼女らもまた、それぞれの運命に向かい合う。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(十二)
「必ずあなたに会いに行く。きっと私を見つけてね」──ブックレット最終巻。感動のアニメ最終話の名シーンもうひとつのヴァージョンは、なんとなんとのおまけ小説に。ヒーローの意義は決意と行為にこそあり、ただの百合恋愛ごっこではなく、少年少女たちが運命に抗っても成し遂げた純愛の極致こそ、この制作者たちが目指したものである。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(十三)
旧版ではなくて、2009年の新装版DVD-BOXのブックレットについてもフィーチャーします。外装オモテが姫子と千歌音、ウラがソウマとツバサの対照性について。植竹先生書き下ろしの小説「神無月の巫女~月日御伽草子~」は要必見。今後とも何がしかの形での物語が紡がれることを期待しています。



***

それにしても、このブックレットは実にいい出来なので。
願わくば、今後、BD化する機会などありましたら、完全復刻して付録につけていただくか、書き足しノベルや麗しい挿絵などをつけた印刷物として発行して頂けたら嬉しいものです。クラウドファンディングで資金集めて、POD(プリントオンデマンド)で行えばできそうな気がします。ま、いち個人のわがままな希望なんですけどね。



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