陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(一)

2018-10-30 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女


十月が、神無月が、惜しくもそろそろ終わってしまいそうです。
だが、しかし! 私の中では、情熱に季節も区切りもふんぎりもあったものではないので、まだまだ、しつこく続きます。もともと、好きなことを、好きなだけ、好き放題に語る日記としてはじめたブログなので。

毎年十月になると、年季の入った「神無月の巫女」ファンが行う儀式。
それは、アニメDVDを取り出して視聴することではないでしょうか。全十二話、一話が24分ぐらいだとしても、五時間ぐらい。丸一日スケジュールを空ければ、物理的に観られないボリュームではない。そう思うでしょ。でも、この作品、うっかり、どっぷり、じっくり観てしまうといろいろ妄想してしまうので、うかつに手を出せないんです。なかには毎年一話だけ観て終わってしまうひとや、むしろ、最終の二話のみチョイスして観るという方もいます。最終話を見てから、最初に戻るという稀有な方も。昔、八話以降の展開が辛いので途中までしかレヴューできないというブロガーさんもいました。想いがあまりに深すぎると、言葉にできない。

で、近年、私はめったに通して観ていません。
なんだか、アニメスタッフさんを裏切っているようで申し訳ないのですが。DVDを流すと、考え事していちいち手が止まってしまうので。昔はいったん全部観たら、特定シーンだけコマ送りで観るくらいだったんですけどね。どこをコマ送りにするかは聞かないでくださいまし(笑)。ふだんはこのDVDを神棚に祀っているひともいるそうですが、私も天袋の奥深くに隠しています。家族に見つかったら激ヤバです(爆)。

私が毎年毎年、この時期に行っているのは、まず原作漫画を読む。
そして、アニメのブックレットに目を通す、ぐらいですね。アニメを観たいと思うのは、ロボットの動きを知りたいときぐらいかも。あ、もちろん、家のなかでですね。外でこの漫画をおおっぴろげに読む勇気は、チキン・オブ・ハートの私にはありません。

アニメ本編をあまり観ないのは、DVD再生機が壊れて廃棄してしまい、いまのPCでも再生しづらいからです。たぶん、このアニメを熱烈に愛してやまない方はDVDを十回以上は回したはずですが、私は全話通してなら五周ぐらいしか観ていないかもしれません。映像作品よりも、印刷されたもので追う方が楽なので。アニメの演出がすばらしいのは言うまでもありませんが、あまり音や動きの激しいものを長時間視聴しつづけるのが、いささか負担になってきたというのが理由です。とくに深い意味はありません。そろそろ、オーコメとか英語版とかもしっかり再視聴したいのですが、時間がない…というか、私の時間の捻出が下手です、どうも。

あと、紙のものは保存状態を確かめる必要があるため。小説も読みますね。
漫画とブックレットだけ毎年、確認するのは。
自分が性懲りもなく、その二次創作を続けているからです。原作から乖離している脚色があるのは理解しつつ、設定やキャラクターの性格付けなどがわからなくなるので、ふりかえるために。定期的に原作物にあたって愛を深めておかないと、書く気が起こらなくなりませんか。

さて、今年の十月もせっかくだから、なにがしかレヴューで書こうと思いまして。
今年2018年はですね、ご存じのように、Amazonのプライムビデオで現在、アニメ全話が見放題になっているので認知度があがったせいか、新規で興味を持ってくださったり、なかにはDVDや原作漫画、さらには関連作にも手を出してくれたり…という方もいるでしょう。感想に正解があるわけではないけれど、どんな意見も覗いてみたら参考になることはありますよね。

この、アマプラも登録が面倒なので、私自身は視聴していません。
ネット上の動画で映画を観たことはあるのですが、途中で止めたりコマ送りしたりできないのが難点ではありますね。まあ、アレ、宣伝用に流していると思われますが。

そこで。オススメしたいのがDVD。
しかし、今回はさらにDVDも観ずに、無謀ですが、アニメ版のブックレットを紹介します。
6年前の記事「神無月の巫女の資料あれやこれや」でサラッと触れた、旧版DVD付録のブックレットについてです。資料としては、『神無月の巫女原画集』、『神無月の巫女キャラクター&メカ設定資料集完全版』および『神無月の巫女絵コンテ集』が知られています。

このたび、なぜ、いきなりアニメ版のブックレットについて語るかといえば。
この旧版DVDが廃盤になっていて中古でしか流通しておらず、あくまで付録特典であったため、その中身があまり知られることがないのが惜しいということ。アニメだけを流し見したときには気付かなかった事実が、このブックレットで明かされていたりする、というお楽しみがあるということ。

例によって語り長くなって、十回で終わるかわからないシリーズ記事になります。
とくにテーマがなく、脈絡もなく、思いついては書きのこす企画です。ブックレットの中身も語りますが、この数年でいろいろ考えたことなども。

お暇なときにお付き合いくだされば、と思います。本編のネタバレ多いので、とくに未見の方はお気を付けください。



アニメ「神無月の巫女」ブックレットについて(まとめ)
月には誰も知らない朽ち果てた社があるの。全ては其処からはじまりました──。感動の全十二話を堪能したあと、再観賞用に、保存用にオススメのDVD。今回はその旧版DVD付録のオールカラーブックレットで、作品をふりかえります。

★★神無月の巫女&京四郎と永遠の空レビュー記事一覧★★
「神無月の巫女」と「京四郎と永遠の空」に関するレビュー記事の入口です。媒体ごとにジャンル分けしています。妄言多し。



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