陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「ウォーターワールド」

2009-08-05 | 映画──SF・アクション・戦争
この映画、学生時代に図書館で観ました。LD盤でしたけど。懐かしいな。
初見の時は主人公が老けているのでびっくりしたけども。

95年のアメリカ映画「ウォーターワールド」は、環境破壊で南北の極の氷が溶けてすべての大陸が水没した近未来世界を舞台にした、アドベンチャー。
目の醒めるような海の青さがとても印象的な映画でした。筋書きよりも、世界観を楽しむ映画といってもいい。

ウォーターワールド [DVD]ウォーターワールド [DVD]ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004-09-29売り上げランキング : 83188おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools



全世界が水没して数百年後。
生き残った人びとは海上に人工島を建設し、暮らしている。持ち船で海を渡りながら暮らす一匹狼のマリナーは、土を換金するために訪れた島で、捕らえられてしまう。海賊団スモーカーの襲撃のどさくさに紛れて脱出したマリナーは、ヘレン母子を連れての船旅に。
娘のエノーラは伝説の島ドライランドのありかを示す地図を背中に刻んでいたふしぎな少女だった。最初は敬遠していたマリナーも、次第とエノーラと親しくなっていく。だが、執拗に追いかけてくる海賊団に船を襲われ、エノーラをさらわれてしまう。

海賊団の頭領ディーコンが、なかなかひょうきんなキャラクター。そして見どころは巨額を投じた甲斐あっての作りこんだセットや派手なアクション。
この頃はCGがさほど発達してないでしょうから、動きにもいやみがありません。
異形の孤独な男が子どもを救うという王道的なヒーロー譚とはいえ、観終わったあと、ふつうに真水が飲めて草木が愛でられる生活が貴重なんだと思わざるを得ない。でも、こんな水に囲まれた生活だと脳は退化しそうな気がしますが、どうなんでしょう?

主演は、「守護神」で、たくましい海の男を演じたケビン・コスナー。共演は「氷の微笑」のジーン・トリプルホーン、「スピード」のデニス・ホッパー。
監督はケヴィン・レイノルズ。

(〇九年八月五日)

ウォーターワールド(1995) - goo 映画

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 民衆のアヘン | TOP | 「魔法戦記リリカルなのはFor... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 映画──SF・アクション・戦争