yopikoの、たなばた日記

フクロウグッズ・書・風景・植物や日々の出来事など、写真で気ままに綴っています♪

書に親しむ 「小倉百人一首」 七十九番

2012-07-31 05:30:00 | 書(小倉百人一首)



秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ


歌意 秋風によってたなびいている雲の切れ間から、
もれさしてくる月の光の、なんとくっきりと澄みきっていることよ。

作者: 
左京大夫顕輔(さきょうのだいぶ あきすけ)
1090~1155 藤原顕輔。 藤原顕季(あきすえ)の子。
勅撰集『詞花集』の選者。


『新古今和歌集』の詞書に、「崇徳院に百首歌たてまつりけるに」とある。
(この百首歌というのは『久安百首』→77番 のこと)

爽やかな秋風が吹きわたり、雲が流れるように動き、
そのたなびく雲の切れ間から、澄んだ月の光がもれ出てくる、その一瞬をとらえた
秋の夜空の光景である。

このように刻々と変化する夜空の景は、まさしく秋という季節だからである。


                                      ※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」


今回の一首は、去年の書道展で書いた作品です。



去年は百人一首の中から、春夏秋冬一首づつ書いて軸装に仕上げました。

同じ首でも、文字の形、散らし方で全然違う雰囲気になるので、
どんな字体で書くかを決めるまでが大変ですが、それもまた書の楽しみのひとつでもあります。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(Canon)へ
にほんブログ村ランキング←ポチっとお願いします


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 町田市薬師池公園の大賀ハス | トップ | 宮崎の焼き物ふくろう(No.590) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ティビ)
2012-08-01 08:08:59
素敵!
何を書こうか、どうやって書こうか考えるのも楽しいですよね。
私も、子育てとかおちついたら、また習いに行きたいんです。
おばあちゃんになったら、教室とかも開いてみたい(^q^)
返信する
ティビさんへ (yopiko)
2012-08-02 07:35:59
コメントありがとうございます。
私が書を習い始めたのは、子供が小学生の時でした。
子供が書道教室に通い始め、私が送り迎えをしていて、じっと待っているのも退屈だし、硬筆が下手だったので私も習う事にしました。
娘は中学に入って止めてしまいましたが、私はずっと続いています。

ティビさんも姫ちゃんと一緒に習ったらきっと楽しいですよ~
教室を開きたいという夢、きっと叶いますよ!
返信する

コメントを投稿

書(小倉百人一首)」カテゴリの最新記事