Yonghua de shenghuo ~ふと想うこと~

永華的生活。yonghua(ヨンフア)の日記。つぶやいてます。メインはアメブロです♪

なぜか惹かれるもの

2005-11-03 | Weblog
どうも。yonghuaです。
今日は近所の本屋に行って「文豪ナビ 三島由紀夫」(新潮文庫)をこうた。
この本には三島作品のツボや「仮面の告白」「金閣寺」「春の雪」のおいしい所がのっかってます。

あたしは24歳になるまで、読書を全くしないやつで、日本文学とか難しそうで興味いっこもなかったんよ。
小学校の読書感想文はかなり億劫だったし、本読みとうなくて漫画読んで感想書いてたな~。
中学か高校の時の作者と作品名を繋げる問題も、英単語を覚えるみたいな単なる暗記に過ぎんかったわ。

24歳で一回仕事やめて次の仕事まで2~3ヶ月何にもしてない、プーの時、そん時は将来に対して不安がいっぱいやった。うまく言えんけど、黒雲が垂れ込めてずっと晴れない日が続いてるみたいな感覚やったな~。とにかく何かに集中したくて本を読みまくった。
そこで出会った作家の一人が三島由紀夫。
市ヶ谷駐屯地で割腹自殺したのは、知ってたけど、知ってるのは本当にそのことだけやった。
軍国主義の怖い人なんかなあと思ってたし。。。

でも、作品を読んでみて(最初に読んだのは「禁色」)、日本独特なものであろう陰鬱な感情や雰囲気、冷たく優美な日本語にそれまで触れたことのないものに触った感じがしてんな(うまく言葉に出来んけど)。
難しいことはようわからんだけど、この人の違う作品を読みたい!って思ってん。次に読んだのは、「潮騒」。これは読みやすく、一気に読めた!純愛ラブストーリーで爽やかな風のような小説です。
三島文学はちょっと、、、という人にもこれは是非おすすめしたいです!!

禁色を読み出し始めの頃は、日本語って難しいなと思いつつ読んでた。母国語だし普段使ってるのに、これまで読んだこともしゃべったこともない言葉がつらつらと書かれていて。。。それまでろくに小説を読んだことのないあたしは、面食らってしまった。自分の語彙力の無さに情けなくなったりしてな。。ひとつひとつの言葉を飲み込むのにすごく時間がかかってしもた。
でもようやく読み終わると、心にずしっと何かが残ったのを覚えとる。

このほか「不道徳教育講座」「行動学入門」は堅苦しさが全くなくて、しかも彼の本心がチラ見できるエッセイ?です。
前者には「大いにウソをつくべし」「童貞は一刻も早く捨てよ」「女から金を搾取すべし」など魅力的な目次を見て、即買いしました!

今日買ったナビを参考にして、今度はどれを読ませてもらうか気長に決めることにします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿