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喜寿から始まる

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共通の利益で結びつくほど強いものはない

2018年03月29日 | 日記

今日、この二つの写真、というかニュースが気になった。
中朝首脳会談が北京で行われた。金正恩の最初の外国訪問という。特別列車を使うというのは別の世界のようだが、北朝鮮らしいと感じる。

金正恩が夫人同伴というのは、記憶に留める必要がある。ビデオでは金正恩が嬉しそうに習近平に紹介していたのが微笑ましかった。
片一方はやや緊張ぎみ。一方はゆとりを感じる。親カップルと息子カップルのようにも見える。

    

そういうことは、二の次である。習近平国家主席の中朝関係についての認識に関する発言
つまり、中朝の伝統的友誼を絶えず継承する方針は「歴史と現実に基づき、国際・地域構造と中朝関係の大局を踏まえて行った戦略的選択であり、唯一の正しい選択」であり「変わることはない」というもの。
国家間の付合いというのはそのとおりだと思う。
国家は引越しができない以上、地政学的戦略を間違ってはならないし、近隣国の中でも基本的に常に変わらぬ緊密な関係を要する国がある。中朝はそういう関係だということだ。

ふと、日本の場合は、どうなんだろうと思う。日本の場合は、やはり米か。

この写真。
英国で発生したロシア人元スパイに対する毒殺未遂事件で、英国のメイ首相、ロシアに対して極めて強いスタンス。独仏、そして米も巻き込んで一枚岩となっている。
英国はブレグジットでEUとは厳しい条件闘争をしているが、対ロシアのような問題になるとEUの二大国、独仏とこうして共同戦線を張る、共通の利益がある。
習近平主席の言葉、ここにも当てはまると思う。
(メイの強硬姿勢の背景にはEU離脱のこともある、間違いないと思っている)

    

さて、日本は、このような緊密な関係のある国、絶対に譲歩できない共通の利益のある国ってあるんだろうか?
英国は島国だがヨーロッパ大陸と歴史的・現実的に切っても切れない関係がある。

日本は島国であって、アジア大陸とは、そういう繋がりはない。日本はアジアを一時植民地化したが、日本にはその経験がない。唯一、第二次大戦後のアメリカ。

絶対譲れない原則・価値で共通の利益で結ばれていることほど、強い絆となるものはないようだ。
こういう確固とした絆があり、その絆が動かすことが出来ないものと結び付いている場合は、一貫性が生ずるのだと思う。

これは国家だけでなく、個人についてもいえると思う。

ここまできて・・・・

 

やれやれである。