散歩と俳句。ときどき料理と映画。

南大沢八幡神社 その1

隣駅にある南大沢八幡神社へ。

広々とした都立大のキャンパスは緑が濃い。ビラやタテカンは一切ない(笑。

駅を出て都立大の構内に入りすぐ右折。
松木日向緑地に入る。
この深い雑木林は、
東京ドーム2個分ほどの広さをもち
開発から自然を守るために残され、
管理されている緑地である。
管理は都立大とボランティアの手による。

松木日向緑地へ入っていく。

下り坂が続く。大学が丘陵の上に建てられているのがよくわかる。

林の間の坂道を下っていくと
左手に池が見えてくる。
ひょうたん池という名前だが、
雰囲気としては沼という感じだ。
つげ義春さんの作品「沼」を思い出したりした。

南大沢八幡神社はこの緑地の横にある。
いったん道路に出て東に少し歩くと、
左に赤い鳥居が見えてくる。
南大沢八幡神社の横に並んで立つ
末廣稲荷大明神である。
これは八幡神社の摂社なのか、
それとも独立した稲荷社なのか。

南大沢八幡神社に入るには階段を登るのだが、
鳥居の手前に地蔵堂があり、
11体の地蔵尊が二例に並んでいる。
前列中央の大きな地蔵尊のほかは、
どれも傷みが激しい。
中には腰から上がなくなっているものもある。

地蔵堂の右にある石祠には
〈弘化三年丙牛歳八月〉の文字が刻まれている。
弘化3年は1846年。
この石祠がなにを願って作られたのかはわからない。
石祠はほとんどがそうである。

小さな祠にどんな神が宿っているのか。
この国の神話とは無縁な、アイヌの伝承に登場する
コロポックルがいると楽しいのだが。

〈続く〉

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「散歩」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事