ふしょうなブログ

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渋谷で出会うポーラ美術館の印象派コレクション展 パート4(セザンヌ)

2006年01月14日 23時07分09秒 | 日記のようなもの

4.セザンヌと言えば近代絵画の父
 今回展示されていたセザンヌは9点です。展示順では「宗教的な場面」、「アントニー・ヴァラブレーグの肖像」、「オーヴェール=シュル=オワーズの藁葺き屋根」、「4人の水浴の女たち」、「プロヴァンスの風景」、「砂糖壺、梨とテーブルクロス」、「ラム酒の瓶のある静物」、「静物」となっています。
 近代絵画の父と呼ばれるセザンヌ、自然を幾何学的に捉える視点はキュビズムを導き出しました。また、Yockが油彩をかじった時に参考としたのはセザンヌの技法でした。セザンヌの静物画、絵画を習った方なら一度は模写に取り組まれたのではと思います。
 今回も静物画が何点か展示されていました。特に興味深かったのは「砂糖壺…」です。テーブルクロスにキュビズムの視点が垣間見れ、また絵具が無造作にはみ出している筆のタッチは細部には拘らず、マスとしてモチーフを捉えるセザンヌの画風が良く出ている作品だなと思います。(絵具がはみ出す、印象派以前では決して許されえぬ行為でしょう)
 それから「アントニー…」もセザンヌらしい肖像画で良いなあと思いました。ただ、残念なことにフライヤーを飾っている「アルルカン」は2月1日~26日のみの出品とのことで鑑賞することは出来ませんでした。アルルカン、プーシキンではピカソの「アルルカンと女友達」、マネ作石版画の「道化役者」を観ているので、ちょっと観たかったです。
 でも、セザンヌ、以前ほどの思い入れを感じないのは何故だろう、マチスの作品を鑑賞したときに込み上げてきたものが、セザンヌの絵から込み上げてこないのですよね。絵に遊び心を感じないからかな?

参考URL(Wikipedia)
URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%8C

Bunkamuraザ・ミュージアム
URL: http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html



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