甲斐 由美子さんのFB投稿より
正露丸
その主成分はクレオソート
正露丸の成分は、クレオソートといい、木酢液とほぼ同様です。成分はフェノール・クレゾールなどですが、これらはいずれも消毒薬として用いられるものです。
クレオソートの成分
フェノール 14.5%
クレゾール 16.8%
グアヤコール 23.8%
メチルグアヤコール
(クレオソール) 19.1%
エチルグアヤコール 6.4%
総称してphenols, phenolic compoundsという
植物性クレオソートの成分について
大幸薬品の論文では液体クロマトグラフィーという技術で、22の成分が含まれると報告しています。多い順に、グアヤコール、メチルグアヤコール、クレゾール、フェノールで、他は16種のフェノール化合物などですが、グアヤコール、クレゾール、フェノール(=石炭酸)は劇薬です。これらの成分は決して安全とは言えません。
大人はもちろんですが特にこどもに正露丸は内服させないようにしたいですね。
急性の下痢は体のために下痢状態になっているわけですから無理に止る必要がないことも知っておいてください。
そもそも、正露丸は昔の日露戦争時に、兵隊が下痢をしないように用いられたことから、ロシア(露)を征するという意味で、征露丸と名づけられたのです。作用は『神経毒』であり、腸の神経を麻痺させて腸の動きを止め下痢をさせないことで、寒さからの下痢対策をして戦わせるためでした。