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映画日記-「地球爆破作戦」(50/534)

2012-07-09 02:15:13 | 映画
映画「地球爆破作戦」(原題"Colossus: The Forbin Project", 1970年)を観ました。


冷戦時代のアメリカ。フォービン博士はスーパーコンピュータ”コロッサス”を開発し、大統領は国防システムを全て自動化してコロッサスに委ねることにした。
順調に稼働したかに見えたコロッサスだったが、突然「別のシステムが存在する」と言い出した。
それは、ソビエトが同時期に開発したシステム「ガーディアン」で、コロッサスはガーディアンに接続することを要求する。そして、人類は運命をコンピューターに握られてしまうことになる。

「人間よりコンピュータの方が正確で優れているので、全てをコンピュータに委ねる」
この当時はこういう考え方、流行りましたね。
ウォー・ゲーム」とか「ターミネーター」とか、結局コンピュータに全てを委ねてしまった結果、世界が脅威に陥ってしまう、そういう映画は多いです。

たびたびクラッシュしたり、原因不明で言うことを聞かなくなってタスクマネージャーを起動したり、という今のパソコンの体たらくを見ると、とても人類の運命を委ねる気にはなりません。
データが消えちゃったクラウドサービスとか、義捐金が殺到したせいで、3日間も動かなくなってしまう銀行システムとか、予約システムが起動しなかったために全便欠航になってしまった航空会社とか、パソコンでなくてもまあ、いろいろあるわけです。
所詮、人間が作ったものは、不完全でしかないのです。

エンディングは、ネタバレになるので書きませんが、ちょっと私には予想外でした。

ところで、この邦題のつけ方はイマイチですね。「地球爆破作戦」というと、主人公の人間たちが爆破する作戦のように見えますが、コンピューターの反乱ですから、「爆破作戦阻止」が本当の意味合いでしょうか。


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