映画日記-「メンフィス・ベル」(77/1225)

映画日記-「メンフィス・ベル」（原題"Memphis Belle", 1990年）を観ました。

第二次世界大戦中のイギリス。アメリカ空軍の爆撃機がドイツ軍の空爆のため連日飛び立っていた。彼らは25回の出撃を終えれば任務終了となり帰国できることになっていたが、ドイツ軍の反撃は苛烈で、爆撃隊の損耗率も低く、まだ帰国できた者はいなかった。
そんな中、メンフィス・ベル号のクルーが無事24回目の出撃を終えて帰ってくる。
広報担当ブルース・デリンジャー大佐（ジョン・リスゴー）は国威発揚のためクルーを持ち上げ、ほぼ完遂したかのような盛り上げ方をするが、一方でクルーは最後に生還するまで冷めた見方をしていた。
そんな彼らに下った最後の出撃命令は、それまでのフランス爆撃ではなく、より難易度の高いドイツ本土のブレーメンだった。

第二次世界大戦の爆撃機クルーを描いた映画です。まだ年もいかない若いクルーたちが力を合わせて生還しようとする努力、それから不運にも散っていく命を描いています。
無差別爆撃が続いた日本とは違って、ドイツ本土の爆撃については病院や公園などを避け、軍事施設だけを狙うよう厳命されています。この辺は、ちょっと釈然としないものを感じます。

「タイタニック」で富豪ホックリーを演じたビリー・ゼインが爆撃手を演じました。