映画日記-「ダウンサイズ」(1/1251)

映画日記-「ダウンサイズ」（原題"Downsizing", 2017年）を観ました。

人口爆発と環境悪化に手を打とうとしたノルウェーの科学者が、細胞を約1/15に縮小化する技術を開発し、自らも身長10数センチとなって学会に発表する。
数年後、縮小技術が実用化されると、わずかな食料と資源で暮らせることになり、持っている財産でリッチな生活が出来ると縮小化が人々の人気を博すようになる。
かつて医師を目指しながら、諸々の点で挫折してきたポール（マット・デイモン）は妻と縮小化を受ける決意をするが、処置から目覚めると妻が直前で断念してしまったことを知る。
彼は妻と離婚し、一人で縮小化された人々の世界で暮らし始めるが、刹那的な人々の生活に疑問を持ち始める。

小さくなった人間が急にリッチになって困惑する様子を描いた映画です。ただのおかしなSF映画だと思っていましたが、環境問題や多くの社会問題を浮き彫りにした、なかなか深い映画でした。
縮小化出来るのは細胞だけなので、処置前に金歯など人工物は全部取り除かなければならないそうです。ワタシも前十字靭帯再建術で鈎が骨に埋まっているので、縮小化処置は受けられないです。
そもそもパウダースノーも縮小化された人間から見ると大きな氷粒になってしまい、何にも楽しくありませんし。