映画日記-ワルキューレ(65/332)

2010年65本目、映画日記332本目

映画「ワルキューレ」（原題"Valkyrie", 2008年）を観ました。

第2次世界大戦末期の敗戦色濃くなったドイツ。北アフリカ戦線で負傷し、作戦本部勤務となったシュタウフェンベルク大佐（トム・クルーズ）は、かねてからナチスドイツのやり方に疑問を持っていた。
志を同じくする同志を得、ヒトラーをヨーロッパと人類の災厄と位置づけ、ヒトラーを暗殺する計画を企てる。

実話に基づく物語です。
ヒトラーの伝記を読んだことがあり、この暗殺計画の話はよく知っていました。
暗殺が未遂に終わり、シュタウフェンベルク大佐ほか計画に関わった将校は処刑され不名誉な埋葬までされました。
歴史の中で結局どちらが正しかったのかは後史が示す通りです。

それでも、国家に忠誠を誓うという軍人の本来の使命からすると、決断までは相当の苦悩があったに違いありません。事実、それを理由に参画しなかった軍人も描かれています。

多くの俳優陣が固めています。
トレスコウ少将にはケネス・ブラナー。
実行責任者のオルブリヒト大将にはビル・ナイ。「パイレーツ・オブ・カリビアン-デッドマンズ・チェスト」のデイビィ・ジョーンズ。
首班のベック上級大将はテレンス・スタンプ。スター・ウォーズのバローラム評議会議長でした。