親の視線から子供との関係を判断した場合、子縁の良さとは、子供の存在ではありません。成長後は親を頼りにしなくても、親に余計な心配をかけずに独立できる子供、そして親孝行をしてくれるか、どうかです。苦心して育てた子供の為に、更に苦労が絶えないこともあるのです。 私が子供の頃からの知り合いで、夫と子供の為に苦労した女性の実例です。 ●1921年1月24日生まれ、(空亡・午未) 年柱 庚(正財) 申(庚・正財) 沐浴 月柱 己(食神) 丑(己・食神) 墓 日柱 丁(本人) 亥(壬・正官) 胎 日貴 命式は財星、食神、正官、吉星が揃っていますが、日干(火)に根がなく生助の(甲)もありません。この人は、他人の為に尽くすばかりで、誰からも助けては貰えません・・食神に根があっても、冬の土は(火)が必要です。 (火)の暖がない場合、土は凍りますから、母星の(火)を頼るのは自然現象です。従って子供はいつまでも親を当てにして、”すねかじり” 母親は、とことん子供にエネルギーを吸い取られてしまうのです。 親に早く死別して人並みに教育が受けられなかったので、子供には何としても大学へ行かせたい・・・なりふりかまわず身を粉にして、肉体労働までして子供の将来に期待しましたが、息子は大学を出たものの親孝行どころか今でも親の援助を当てにする有様です。 これは子星の食神が(土)の場合ですが、金日の冬月生まれで水の大過、命式に(火)のない場合も同じことがいえます。金日生まれの女性から見て(水)は子星に当たります。丙丁(火)がなければ、身は寒冷となって子供の為に苦労があります。 そのほかの五行でも、特殊な命式を除いて冬月生まれは、丙丁(火)を要します。四柱命式に存在しない場合は、諸事停滞の命とされ、大運が夏の運に廻って開運します。
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わからないことがあるのですが、最後の段落で、命式に(火)のない場合とは、金日の冬月生まれのみを指しているのでしょうか。それとも、金日の冬月生まれは関係なく命式に(火)のない場合を指しているのでしょうか。
お恥ずかしい質問で恐縮です(^^;)
ブログを見て頂いてありがとうございます。
お尋ねの命式に(火)のない場合のことですが、(金)日生まれに限らず、冬月生まれは、(火)を必要とします。(寒冷の時期に暖を求めること) ごらん頂いた記事に、補足しておきましたので、ご参照ください。