時代の変化と 結婚の条件

2010年05月10日 | 結婚・縁談

数十年前までの結婚は、お見合いが多かったのです。カップル(夫婦)を成立させるために、釣書を持って、東西南北・右往左往する仲人さんもあったようです。

親切仲人さんは自己満足感、仲人を業とする人は、金品の見返りが目的でしたから、双方に都合の良い話を持ち込んで、強引にも縁談を纏めようとする仲人さんの話をよく聞いた記憶があります。(仲人だまされ口)という人もありました。

双方の相性の見極めは聞くところによれば、九星(二黒、五黄など)から、火星と土星なら相性が良い、ただ、それだけです。

水と木、土と金は相性が良いと単純に考えて、無理矢理に話を進める仲人さん。当時は、嫌な相手との結婚を断る勇気がなかった女性も少なからずあったようです。

気の進まない相手と結婚して、うまく行く道理がありません。当人の結婚運が良くないのが原因かも知れませんが、適齢期の男女を見れば、誰でも彼でも相手かまわず、くっつけたくなる”仲人志願者”は、いっぱいあったのです。

平穏な結婚生活が維持できるならそれでもよいでしょうが、女性が勝気な場合は、隣近所に聞こえるほど、チャンチャンバラバラ派手な喧嘩が絶えない夫婦も珍しくなかったのです。