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調べる習慣と考える力

2009年11月10日 | 学問

四柱推命学をどのようにして理解するか?「難しい・・出来ない・・自信がない・・」こうした方に共通するのは、解らないものは、質問すると云うよりも、講座内容を丸暗記しなくてはならない、という考えの方です。

個人の能力は、千差万別とはいえ、極端なほどメチャクチャに変わるものではないのに、どうしてこんな開きがあるのでしょうか?

それは、わからない事に対して、自分で調べる意識が薄いからではないでしょうか?どうしても知る必要がある場合は、知っている人に聞けばよいでしょうが、そんな人が身近にいなければ何の役にも立ちませんね。

必要なことでも曖昧に済ませる人、何故必要なのか解らない人、図書館へ足を運んでも納得行くまでトコトン調べる人、こうした意識と行動力の違いは、その後の人生に大きく影響するのではと思わずにはいられません。


運命学にも”伝統”があります。

2008年11月08日 | 学問

四柱推命は、古来から今日に至るまでに永い歴史があります。多くの出版物には延々得々と運命学の根源から由来までが記述されており、歴史ある推命学ですから”伝統”があってしかるべきでしょう・・・

「単に親から子へ、師匠から弟子に継承されるだけなら、伝統とは云えない、バケツリレーと何ら変わらない・・」ある伝統工芸に携わる人から聞いたことがありますが、確かにその通リです。

受け継いだものを受け売り、申し送りではダメだということです。四柱推命学も、著名な〇〇先生の免許状を所持していても、時代に応じたものを生み出せる才覚と能力がなければ価値がないということです。

「泰山全集22巻」は永の歳月の間に執筆されたものですがそれ以前をさかのぼった頃から、今日までには、人々の価値観、ライフスタイル、家族構成、職業の多様化など世の中は著しく変化しています。

泰山全集の文章が難しすぎる、漢字が読めない、意味がわからない・・国語力が低下している今日ではこうした傾向が多くあります。難しさを感じる内容が高く評価されるとしても、理解困難なものは無意味なものに過ぎません。

現在を生きる人には、もっともらしい講釈よりも、わかりやすい記述が必要になっています。泰山先生が、如何に運命学の大家とはいえ、それだけを後生大事に抱え込んでいても価値はなく、改善改良が加わえられて、初めて”伝統”と云えるのではないでしょうか・・・?

命運の身旺身弱の判断には、泰山先生、ほか大家とされる先生方は、比肩劫財が多くて、帝旺、建禄などの強い十二運星の命式を単純に身旺とされていたそうですが大雑把過ぎるため、更に綿密な点数計算による測定法を考案したのが、当教室「先代中村素山」です。

この「身旺身弱測定方法」を記載したある出版書を利用されている方も多いですが、著作権者の当方が早くに出版出来なかった為に、遅れを取ったものであり、その出版書から引用したものでないことを付け加えておきます。