「斉斉哈爾の旅」のお話。 私は<清明節>の休暇を利用して「<丹頂鶴>のふるさと」である「斉斉哈爾の旅」に、黒龍江大学日本語教師の大島先生と日本人留学生の遠藤さんの3人で出発した。汽車の切符代は、片道50元(日本円で約625円)。斉斉哈爾市はハルビン市の北、黒龍江省の西部地区に位置し、人口は約143万人。周辺農村部の人口を含めると、約560万人。黒龍江省ではハルビン市に次ぐ第2の大都市である。
私たちは、大学宿舎を午前6時前にタクシーで出発。ハルビン駅に到着すると、広い待合室には、既に多くの乗客が列を作って並んでいた。午前7時に出発する「斉斉哈爾」行きの列車は、30分前に改札が始まった。それにしてもハルビン駅の入口から、ホームの列車に乗り込むまでは、長い道を歩かなければならない。この日の列車は <清明節>に墓参するため、故郷に帰る人たちなどで満員の状態で、席に座りきれず、立っている人の姿も見られた。
この列車は途中、<石油の里>として知られている「大慶駅」にわずか1回だけ停車した。「大慶駅」は世界的にも有名なあの<大慶油田>の中にあり、「米つきバッタ」のような石油を掘削する機械が、約100基ほど稼働していた。車窓から線路脇に広がる石油掘削の光景を眺めるのは、他の地域ではなかなか見ることができない。正に勇壮な世界だ。その後、私達の乗った列車は「斉斉哈爾駅」に、定刻の午前9時45分に到着した。駅のホームは予想したとおり、少し肌寒い。明日からこの旅の様子をお伝えしたい。
「斉斉哈爾の旅」 「ハルビン駅」から「斉斉哈爾駅」行の切符。
「斉斉哈爾の旅」 早朝のハルビン駅前。
「斉斉哈爾の旅」 斉斉哈爾行の「改札口」前に集まった多くの乗客。
「斉斉哈爾の旅」 斉斉哈爾行の列車。
「斉斉哈爾の旅」 ハルビン市郊外に広がる建設中の高層ビル群。
「斉斉哈爾の旅」 ハルビン市郊外に広がる建設中の高層ビル群。
「斉斉哈爾の旅」 大慶駅周辺にある石油掘削機械。
「斉斉哈爾の旅」 大慶駅周辺にある石油掘削機械。
「斉斉哈爾の旅」 大慶駅周辺にある石油掘削機械。
「斉斉哈爾の旅」 大慶駅周辺にある石油掘削機械。
「斉斉哈爾の旅」 斉斉哈爾駅近くの湿地帯。この近くでも「丹頂鶴」を見ることができる。
「斉斉哈爾の旅」 東京大学の安田講堂をモデルにしたという「斉斉哈爾駅」。
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