猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

梅丘寿司の美登利渋谷店

2007-06-16 | お出かけ~見たり食べたり遊んだり

「行列のできるお寿司屋さん」で超有名な『梅丘 寿司の美登利総本店』。Bunkamuraでのコクーン歌舞伎ついでにお昼を渋谷マークシティ店で。

かつては、それこそ“かって知ったる渋谷”の街も、マークシティは初めてで、おのぼりさん気分全開。でも上から見た渋谷の街は、やっぱり知ってる街だった・・・って、感慨に浸る話ではなくて、行列・・・いやお寿司!

平日の11時半近く。うわさに聞いていた通路の行列もそれほどではなく、15分ほどで店内へ。

せっかくなので「板さんおまかせにぎり」。写真のとおり、ボリューム満点ネタも大合格。

そうね、ものすごく美味しいってほどではないけれど(寿司ご飯)、この値段でこれだけのものが出てくるなら、この混み方はものすごくよくわかる。運ばれてるほかの盛り合わせや一品料理見ても、板さん店員さん見ても、少しぐらい並んでも、また来てもいいゆっくり夜に来たいなという気分に。

だってさ、「殻付うに」とか「ほや酢」とか、いっぱい貼ってあるお料理メニューはそそられるものばかりなんだもの。

片岡さんち→で買っちゃおうかな・・・ああ、健康診断あるからな・・・でも我慢は良くないな・・・

・・・

ああ、葛藤。


コクーン歌舞伎『三人吉三』

2007-06-16 | お出かけ~見たり食べたり遊んだり

はじめての歌舞伎。

子供のころは、いや若いときは、「歌舞伎なんて古臭い」って決め付けて、何やってるのか何言ってるのかよくわかんないし・・・で、歌舞伎役者さんたちは知っていても演目も主なものは知識としては知っていても歌舞伎自体を見に行くほどには興味も持てず。

それが。

猿之助さんのスーパー歌舞伎が気になり、友人からコクーン歌舞伎の話を聞き、三谷幸喜さんってことで思い切ってチケット取ろうとしたけど外れたPARCO歌舞伎をwowowで見て、コクーン歌舞伎「四谷怪談」もwowowで見て・・・。

比べ物にならないほど歌舞伎への興味は大きくなってきてはいたけどそれでもまだ直接見に行きたいってほどでもなく。チケットとっても2ヶ月も前だとその日に家人が休めるか、また私も有休取れるか不安だし。・・・高いし。幕見の券も知っているけど、当日販売だから行って買えないと、ねえ。そう、wowowでNHKで放映してるし。ゆっくり見れるし。

が!

山本さんの舞台から生の舞台のその楽しさ面白さに目覚めた私には、それを家人にも味あわせたい気持ちもあり、では、と探していたら飛び込んできたのが、ず~っと前から気になっていた「コクーン歌舞伎」のぴあのプレリザーブのお知らせメール。来たときに即決だった。

『三人吉三』

はあ~。

様式美。色。艶。

切れない因縁。親子兄妹愛憎敵。陰。闇。

どこへ行くどこにも行けないどうにもならない・・・

切なさ哀しみ・・・

日本人でよかったなあと、なんだか思う。なぜだろう。

日本人だからなんだろね。

チケットは確かに高かった。でも、それだけのことがあった。初心者にはまったくもって“魅惑的な”舞台で、すっかり歌舞伎が気になってしまって、はまるかも・・・どうしよう、もうすでに歌舞伎座の公演が気になっている私。そう、正統の歌舞伎が見たくなって。もちろんコクーン歌舞伎がそうではないと言うことではけっして、けっしてない。

そう、あの、たぶんほとんどの人が知ってると思うきめ台詞「月もおぼろに白魚の・・・こいつは春から縁起がいいわいええ」は、このお芝居だったんだってことも、事前予習で知って、わくわくドキドキしながら見入ってしまって。気づけば息止めてた自分。

笑って泣いて。

堪能。

至福の3時間半。

勘三郎さん・・・私の年代では「勘九郎」のほうが馴染み深い。それこそ子供のころから両親祖父母親戚の話題に乗らないことはなかった。興味はなくとも自然とTVで“見知った顔”だった。ほんと、大きくなって・・・って、なんだか変な感じで(ヲイ!)。いや、ほんと、小さいときから刷り込まれてきたおかげで、もっとも身近な歌舞伎役者さんでmそしてやっぱりすごい方だった。今からタイムトリップして、当時の親たちの話に加わりたい気分。

もちろん他も知ってる方たちばかりで。橋之助さんは、もう、なんとも素敵だし、福助さんは妖しいし、七之助さんはまあきれいな女形で、そしてへーすけ立派になって・・・いや勘太郎さんにも感服。

・・・演じているのも親子兄弟だわっ。


「伊豆高原おもてなし処 さくら」さんへ。

2007-06-10 | 伊豆高原から伊豆をぐるぐる

近くながら、しかももう何年も住んでいるのにまだ行ったことのなかった「伊豆高原おもてなし処 さくら」さん。私と家人のお休みの日やら、「夜は予約のみ」やら、もろもろの悪条件で・・・。いえ、お昼には何度か行ったことがあるんだけど、そのたび満席で入れずで。まあ、思いつくのが桜の時期で(短絡な!)いっぱいなのは当たり前だとは、思ったり。メインの桜並木から折れて伊豆高原ホテルへ続く桜並木の途中だから、散策⇔ご飯にいいのよね。

仕事関係では、「旬席 ふみ」さんとならんで伊豆高原の接待処・食事処でもある。だから、行ってなくても料理内容やお店の雰囲気その他、情報はてんこ盛り。

そう、「夜は予約のみ」。

思い立ってのある日、当日でも大丈夫か心配だったんだけど、2時ころの電話で「OK」だった。

雨の中、「絶対飲むから」歩いてお店へ。

初めてということで、おきまりメニューのなかから「紫陽花御膳」3200円也と、まずはビールとあとから冷酒。

前菜5品、煮穴子(江戸前)、ローストポーク、鮭の混ぜご飯とお味噌汁・香の物、デザート。

前菜は茗荷寿司と胡麻豆腐(あ、これもミルク入り?)、穴子八幡巻、等一口サイズのものが。

煮穴子はちょっと柔らかすぎた感も。

一番のおすすめの(お店のウリ)ローストポークは、確かに余計な脂が落ちてくどくない。ハーブもいい。だけど、そう、うちの庭の味・・・30種以上というハーブとスパイスと良い塩、それらがお肉の塊にたっぷり塗られて焼かれて、真っ黒になってお肉のエキスも含んでいる荒いペースト状のそれをチョコチョコつけながら食べるのだけど、舌に感じる味がなじんでいるものばかり(うちの庭のハーブたち・・・)で、目新しさは感じなくって。聞いていたほどの感激もなく・・・美味しくないということではないです。これとお酒で十分いけるし、これとご飯でも無問題。でも、“期待”ってあるでしょ?初めてのところは特に。だから、ちょっと、ね。

あとはおいしい鮭の混ぜごはんとお味噌汁と。そしてデザート。

「季節ごとに旬のものを・・・内容が変更」とのことだけど、メインの煮穴子とローストポークとご飯は定番らしいので、前菜が変わるんだろうか?でも5品あってもやっぱり定番らしき感じだし一口サイズだし。ならば、ちょっとしばらくはいいかなという感じも無きにしも非ず。コース料理はそれなりにいろいろやってくれるんだろうなと思うけど・・・。1品料理でいろいろあるのかしら?

お決まりメニューで季節感を出す・・・そう「季節によって」「旬のもの」等と書くならば、もう一品、季節がはっきりわかるお料理が加わると良いなと思った。

「ふみ」さんの素敵なところは、通常メニューのコースでも季節によって内容が違うところ。だから、季節ごと・毎月・いえたぶん毎週行っても、違うものが食べられる。だから、行くのが楽しみになる。今月もそろそろ鱧?なんて考えると、うずうずしてくる。「さくら」さんは、そこがないなあ。

HPに書かれているように奥様が料理されご主人がフロア担当。おしゃべり好きな明るいご主人で、私的には特に問題ないんだけど仕事関係者からはちょっと不評。厨房との境は、カウンターキッチンのように見えるようになっているのだけれどカーテンが引かれていてちょっと残念。また、奥に入られると声が届かないのだろうか、なんどか呼びかけても返答のないときも(中からの声は聞こえるんだけど)。まあ、急ぐこともなし、のんびりとってことで、まいいか。

総じて、「悪くはないけれど・・・」

まあ、歩いていけるところってことで、★三つ~


城ヶ崎でお蕎麦と吊り橋。

2007-06-03 | 伊豆高原から伊豆をぐるぐる

久々の平日の午後のお休み。

お昼は、ではお蕎麦屋さんの新規開拓にと、「芸術の森散歩マップ」掲載の前々から気になっていたお店目指して・・・だったんだけど臨時休業。定休日じゃないし道にのぼりがいくつも立ってたし・・・やってるだろうと確信して駐車場へ車入れたらお休みの札が出ていて、ご主人?らしき方がでてらして「今日は臨時のお休み」と。休みだったらのぼりも仕舞っておいてよ(TT)。紛らわしいよぉ・・・

しかたなく(第2目的でもあったんだけど)お隣のパン屋さんへ。娘さんがやってらっしゃるらしい。手作りのパンがこじんまりと並んでいるかわいいお店。天然酵母のずっしり感がよいよい。おかずパンもいろいろ。美味しかったです。→ANDANTE

って、んなことよりお昼!

たしか、この地図にはないんだけどもこのあたりにまだあったような・・・。看板も電柱に出ていたし・・・そこがやってなければ「蕎麦の圃」さんへ行けばいいやと(それはそれで楽しみで。外れないし)。家人が吊り橋の入り口にあった気がするとの記憶から吊り橋へ・・・と、駐車場入り口目の前に「おそば膳」さん。

なんか、観光地ど真ん中だし、店構えもなんだか観光地仕様っぽい気がするし、お客さんは団体の(吊り橋見学の)高齢の方々でいっぱいで大騒ぎだし・・・。すっごい偏見持って入ったお店。

メニューは、せいろ(十割)、つけとろ、つけ鴨、等。天ぷら系はなし。

最初に白味噌ベースの「そば焼き味噌」が出てきて、喧騒の中ちょこちょこつまんでいるうちにまずは家人のつけとろ。うん、蕎麦はいい感じ・・・と見ているうちに私のつけ鴨が。

そう、「つけ鴨」。

そば猪口には具なしの温かいつけ汁。お皿へ別盛りで、焼いた鴨と葱等。「汁に入れてお食べください」とのこと。初めてのパターン。

焼いた鴨が風味そのままで、こういうかたちも良いカモ。

サカナトシテモタベラレルシ。

で、お蕎麦は・・・ごめんなさい。お店の外見で判断してゃいけないわねっ。手打ちの良いお蕎麦。外見・風味ともに、これは私の中でのかなり上位に。

つけ汁は、ちょっと弱いかな・・・まあ、これは好みだから。たぶん、なんていうの?花鰹ではなく削り節でとったっていう感じのちょっと骨太な感じでそれはそれで良いのだけれど、もう少し濃口辛口だったらなあ・・・残念。(あくまでも私基準で)

でも、またまた新たな美味しいお蕎麦屋さん発掘で、うれしい一日になったのは確か。

手打ちそば教室もやられているようで、ちょっと興味(地酒付きってところに、特に。)

このお店の名前、なんか記憶があるなあ・・・と思っていたら、前はなんと伊豆高原ホテルの近くにあって、こちらに移転されたようで。そうそう、昔の観光マップには載っていて、近いんだ、行きたいなと思っていたんだった!

さて食後は超~久しぶりの門脇吊り橋散策。相変わらずの海の青さ碧さあおさ。ちょっぴりの恐怖感と引き換えに、この景色と開放感。やっぱり伊豆は良いなぁなんて感慨に浸りながら・・・ふと気づいたら城ヶ崎ブルースを口ずさんでいるワタクシだった・・・