猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

「花八季」でお会席。

2007-06-30 | 伊豆高原から伊豆をぐるぐる

伊東の老舗旅館「なか長旅館」さんが、場所も新たにお料理旅館「なか長新館 花八季」として伊東駅裏で開業されてる(・・・って、もう何年も前から・・・)。

お食事だけでも利用できる。家人の実家の知り合いということで話は聞いていたし、勤務先でも接待等に利用していて、評判は聞いていた。

今回、やっと、機会に恵まれ、お会席。

玄関でご主人、女将さん、若女将に迎えられ、お部屋へ。

ものすご~く昔のお話だが、「なか長旅館」さんのころ、泊まりで忘年会をやったことがある。リーズナブルででもきちんとした対応のいい旅館さんだった。あのときの女将さんだ。ご健在でなによりなにより。

旅館ゆえ食事だけでもお部屋。私たちは9人で、2間続きの広~いお部屋で。

5000円のお会席。先付けから始まり、デザートまでのフルコース。

そう、やはり値段だけに高価なものは出てこないけれど、地の素材を使い工夫され手をいれて丁寧に作られていることのわかる、最後まで“抜いて”ない、ほんとに良いお料理だった。

よくある“伊豆のお食事どころ”・・・伊勢えび出してそれっきりとかしかも実はロブスターだったりとか、アワビですぅ実はロコ貝とか、刺身といえばマグロだしとけとか舟盛りバ~ンとか、そんなことしなくてもほんとに腕があれば地の安価で本物の良い素材でこんなにも良いお料理ができることのお手本みたいな、そんなお料理。

しょっちゅう使っている人間が言うには、「同じものが出てこない」と。良いねよいね。

しかも、お食事だけでもお風呂に入れる!もちろん温泉。露天あり。

ゆったりゆっくり、大大満足。

「ふみ」さんと双璧だな~(地の利で「ふみ」さんか)。ここもいつもの食事会のメンバーに教えてあげたい・・・最近『和』ばかりだけど、私からすれば金額とのつりあい見ても何気に?ばかりで。先日の「うかい亭」お酒ちょっぴり飲んで12,000円なんて、もうほんとに交通費出してもこっちへおいでよっと・・・。伊豆だから?やっぱり都内は場所代なんだろか?「うかい亭」でも実際のお料理はいくら・・・?考えるとへこみそうだな。


時代劇!

2007-06-27 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
時代劇マガジン Vol.16 時代劇マガジン Vol.16
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-06-15

ひそかに愛読「時代劇マガジン」。

(家人に思いっきり引かれた・・・。)

でも、でも、おもしろいの。「新選組!」のころから、関係記事が載っている号は購入してた。今読み返すとなかなか懐かしく・・・なぜか胸にこみ上げるものが。

さて、今号ですが。

目当ては山本さんの、7月から始まるNHK木曜時代劇「陽炎の辻」。

もう、なんというか・・・・。土方でやられてしまったのだけど、この坂崎磐音・・・どうしよう。とにかくドキドキです。ハイ。

で、これはこれでお宝だけど、ほかの記事も今号はワタクシ的には充実で。

どう描かれるかちょっと期待しちゃった映画「憑神」。

なにげに欠かさず見てるNHK大河ドラマ「風林火山」。

そして、なんだかなあの「輪違屋糸里」。

そう、9月のTBSの4時間ドラマの。糸里が上戸彩の。土方が伊藤英明の。鴨が中村獅童の。平山が山本太郎の。近藤勇が的場浩司の。お梅が中島朋子の。このキャスト、どう考えても原作とは・・・。どこをどう読めばこの配役になるんだ?

副題が「女たちの新選組」。ますます、う~ん。浅田次郎さんは納得したんだろか。

写真いろいろ載ってて、なんだか見れば見るほど気持ちが“離れて”行く・・・。でも見ちゃうんだろか。見ちゃうんだろなきっと、何気に・・・ひそかに温水洋一さん(@平間)目当てだったりして。

「必殺シリーズ」の特集でもあり、懐かしく。

ちょっと高いけどね。

まあ、こういう本もあるってことで。


『憑神』 浅田次郎

2007-06-24 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
憑神 憑神
価格:¥ 540(税込)
発売日:2007-04

文庫で出てすぐ購入、即読。一気読みした本。面白いです。帯にはすでに妻夫木くんの写真とともに映画化の文字が。なので、否がおうにも主人公は彼。月代ないけど、まあそれはそれか。

いい感じで“浅田節”。輪違屋糸里 とは大違い。面白く、そして・・・。形は違うけど壬生義士伝に通じる感あり。武士道のあり方。彼にとっての武士道。

あまり好きな終わり方ではない。私はね。まあ、クスクスしながら読んでいて、どう収拾つけるのか楽しみでもあったんだけど、そうきたか・・・って。

“感涙”・・・は、ないなあ。

確かに彼は“武士としての誇り”“自分の行くべき道”を見つけたかもしれないけど。「どう生きるかどう生きたか」。 でもね・・・でもなあ・・・。

しかし幕末。

あの人が出てくるとは!なんだか一気に身近に。

さて、その映画も公開。

「すべての人に幸せを呼ぶ映画」

う~ん・・・そうか?

「笑えて、最後には元気になれる映画」

なの?

なんか、違う気がするのは私だけ?それとも原作とは“最後”違うの?私は、小説からは元気になれなかった人なんですけど。幸せな気分にもなってないんですが。でも、面白い本であることは、間違いないです。

そうそう、キャストもあの人があの人になってるし(やっぱり世間的には有名じゃないのか・・・)。で、演じるのがあの人で。あらら、あの人出てる!

まあ、映画は映画として、楽しみでもある・・・ってことで。

ああ、先日のコクーン歌舞伎のときに舞台のチラシをもらってきた。新橋演舞場9月公演。「舞台も!?」って、正直・・・。でも、中村橋之助さん。ぐっと大人の彦四郎。惹かれるものある。が、9月。舞台がすでに2回。・・・きびし~。


DEAN & DELUCA

2007-06-24 | お出かけ~見たり食べたり遊んだり

知らなかった。日本にあるなんて。

東京の帰り、品川からJR。いつもは駅構内e-cuteでお惣菜やらなにやら買って帰るのだけど、今回は地下鉄から品川での乗換えで、乗換え口からそのままJRへ入れるけど伊豆急線がSuica未対応だから、切符を買いに一度外へ出なくちゃならない。(21年度なんていってないでとっととやろうよ。都内の状況見てよ。遅れちゃうよ。)

ではちょっとうろうろと・・・ちょっとお洋服とか見たいし。でも品川なんて超久しぶりの私には、聞いてはいたけどその変貌振りにびっくりで。新幹線止まるようになってから、一度も駅から外出てないし。京急出て・・・高輪口こんなだったっけ?JRへ向かいながらうろうろがおろおろになりかけたときに成城石井発見!ちょっと寄り道しつつJR構内へ・・・

いや、ほんとかわっっちゃって。広い構内を反対側へ突っ切ると港南口。港南口?昔は、そもそもこっち側来ないし、なんにもなかったような。・・・外見ても商業施設はなさそうであきらめかけたアトレ品川発見。期待して入ったけど、飲食店がほとんど。ちょっとがっかりしつつ「QUEEN'S  ISETAN」(ひろ~い!)で遊んで、エスカレーター降りたら素敵なお店に。そう、DEAN & DELUCA

行ったことないけど(アメリカね)名前知ってた。某通販でお店オリジナルの調味料とか購入したことある。“DELI”って言葉がまだまだ浸透してなったころ。一種の憧れをもってみてたお店だった

日本にできてたなんて知らなかった!

夕飯はここのお惣菜で決まり。

いつも、あんまり“洋”のお惣菜は買わないんだけど、「アボカドと海老のグラタン」見て決めた。初めて見たお料理で、興味津々で即決。ならば他もここでそろえちゃえと。

ほかにも、「葡萄の葉でくるんだ無花果を巻いた豚肩ロースのロースト メープルナッツソース」(←ギリシャ料理風)とか、ほんとの味(?)みたくて買った「ラタトゥユ」とか、何十もの層になってる「ラザニア」とか、野菜として「アスパラとパルミジャーノ(だったかな?)のサラダ」とか、うちで作れないものとかはじめてのものとか作ってるけど確認とか、一応コース仕立てで購入。合計で3000円ちょっと。

もっともっと“遊んで”いたかったんだけど、時間も時間で、それに品川だったらいつも寄れるし、ってことでお惣菜のみで今回は終了。お味見兼ねてね。

帰っての夕飯は、これらとワイン。

美味しかった~。幸せな時間。

今まで“洋”のお惣菜(サラダは別として。R1/Fとか御用達)、デパ地下でのこういう有名店とか一流店とかのお惣菜は、作れそうなものがほとんどだしなんだかすごく割高に思えて、それに暖めなおしても再現できないだろうしって、デパ地下でも買うことなかった。買うのはお弁当だったり中華が主。だって、野田岩さんのうなぎなんてお店行って食べられないし。

まあ、洋でも同じといえばそうなんだけどね。でもね~ハンバーグとかロールキャベツとか、1個に500円600円、1000円も出せないでしょう?そんな先入観で。

間違ってました。

レストラン再現。初めての味。美味しい。はずれなし。

3000円ほどで、気分はNYのDELIに。

これからは“洋”のお惣菜ももっとよく見てみよう!

・・・そういば昨日のSmaSTATION!!は伊勢丹特集だった。もちろん地下もじっくりと。4月に寄ったときは改装中で、なんだかちょっと買いにくかった記憶がある。そうかこんなんなったんだ・・・。よおし!(なにがよしだか)


東京・芝 とうふ屋 うかい

2007-06-24 | お出かけ~見たり食べたり遊んだり

恒例お食事会。八王子等のお店は友人たちは行ったことがあり、そこでこの芝のお店を知り、お食事会でということで。『うかいグループ』さんのホームページを見るといろいろお店だしてらして・・・おっと「箱根ガラスの森」や「河口湖オルゴールの森」まで!

と、予備知識満載期待満々『東京 芝 とうふ屋 うかい』さん。

地下鉄大江戸線赤羽橋駅から地上へ出ると、目の前には東京タワー。その東京タワーヘ向かって坂を上ると、立派な門構えのお店が。お店の方がずらりと並んで迎えられ、なんだか少し恐縮気味に中へ。

すごい。都心のもほんとに真ん中にこんな大庭園。見上げれば東京タワー。ミスマッチのようでミスマッチでなく・・・。不思議だけど心和む景色。伺えば、約2000坪の敷地、樹齢100年以上の樹々とのこと。

案内されるままお店に入れば、山形より築200年の造り酒屋を移築、飛騨高山の匠たちにより造りあげられたとのこと。言われればほんのりとお酒のにおい??なんだか懐かしいような素敵な空間を抜け個室へ。

鯉の泳ぐ池、緑豊かな日本庭園を見ながらのランチは、優雅なひと時でした。

かなりお客さんが来られているようだけど、全く聞こえず(ええ、私たちの“騒音”もこれでは外にも聞こえまい・・・たぶん)、ゆったりとゆっくりと。「ごゆっくりとどうぞ」の言葉通り・・・気付けば3時まで。個室ということあり、食べ終わってもせかされる気分にならないのがうれしい。

そう、ここは個室のみ(大広間もあるらしい)。それも50以上あると聞いてまあびっくり。

お料理は、お懐石8400円の『花』コースのお豆腐を『夏季限定 冷製松前とうふ 追加料金¥1.050也』にしていただいて、竹の筒に入った冷酒を頂きながら。

「豆腐料理」と謳われている割には、「豆腐料理」が少ない気が。和食のお料理やさんとあまり違わない。「お料理美味しい~」ではなく「お豆腐美味しい~~~」を期待していたんだけど、ね、今は美味しいお豆腐いっぱいあるし手に入るし、だからいろいろ食べてるから・・・。期待しすぎだったからかなぁ。丁寧だし工夫されてるしセンスも良いし、悪くはないんだけど。

『夏季限定 冷製松前とうふ』は、お豆腐をお出汁につけて(ええと、2日間って言ってたような)、そのお出汁にじゅんさいを浮かべお出汁ごと食するもの。お出汁はすごく美味しいかった。お豆腐にも昆布出汁がしみてそれはそれで美味しかったけど・・・う~ん。

ああ『あげ田楽』!これは美味しかった。庭園内、個室から見えるところに東屋風の『田楽処』があり、そこで炭火で焼き上げたものを運んでくる。私は田楽味噌は甘くて苦手なんだけど、これは甘いんだけどすっきり。お店の方の「さらしネギをたっぷり乗せて食べてください」のとおりにすると、これまた美味。

ぜひぜひ家人に教えたい!食べさせたいっ!

ってことで、庭園内『お土産処』。作りたてのお豆腐とか購入できる。発送も可。行くまでは、食べるまでは豆腐大好きだし買う気満々だったんだけど(お中元もあるし)・・・。でも、この田楽味噌は購入。

広い日本庭園を散策。すごいすごい。よく作ったな~。ほんとに都心とは思えない異空間。静か。高い建物もこの辺にはないから、ほんとに・・・。

そうそう、昔はここはボウリング場だった。学生時代来たことある。それが、まあ、こんなに。夜はタワーがライトアップされて素敵だそうだし、春は桜秋は紅葉・・・いろいろな景色で楽しめそう。それに、お客より多いんじゃないかと思えたお店の方も丁寧で好感持てたし、人気なのはわかる。私たちは4月に予約。友人の話では2週間前にとろうとしたらもういっぱいだったとか。すごいね。あ、団体客も入ってた。受け入れてるんだな~って、ふと・・・。いえいえ、お店の姿勢が変わらなければ、全くかまわないこと。伊豆にいるとね、いろいろと、ね。

翌日、『あげ田楽』再現。大事に冷凍していた京都藤野さんのおあげを焼いて、田楽味噌塗って、さらしネギを添えて。

大絶賛

「お外でごはん」は、ただ食べるだけじゃつまらない。そして多少お金かかってもやはり『良いところ』へ行くものだなと。学べるものがいっぱいある。簡単なものでも、そのお店のセンスでいかようにもなる。このあげ田楽はそのお手本みたいなお料理。田楽にネギは初めてだった。今までどこでも食べたことなかった。この、「ネギをそえる」を思いつかれた方に、お料理されてる方に感謝。

でも、ここの田楽味噌だから合うのかも・・・すごくゆるくてさらっとしていて。今度は厚揚げでもやってみよう!なくなったらお取り寄せ♪

美味しいもの食べると、幸せな気持ちになるね。