猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

「田酒」というお酒。

2007-03-21 | うちしごと~作ったり買ったり貰ったり

伊東では1軒でしか販売していない。それも不定期で、店頭にも出ていない。正規販売なんだけどね、入荷量少ないからやはり決まった方にしか売らないんだと思う。だから自然と通販ということになるが、これがまた大変で。探して探して、やっと見つけたお店がある。なんとうれしかったことか・・・。大切なお店。秘密です。

このお酒を知ったのは、そう、もう何年前になるだろう。

東京出張の帰り、たまたま小田急線を使おうと思い、なら久しぶりに町田で降りてお買い物していこうと思って小田急へ寄ったらたまたま「青森物産展」を開催していて、出展されていたお酒のうちの1本がこれで、純米酒ということ、値段も手ごろということもあって、こんな一升瓶なんていつもは絶対に買って帰んないのになぜか買ってしまった・・・そんな私が居て。帰って飲んだら、もう、ほんとに、「今まで飲んでいた日本酒はなんだ~?」いやそこまではあれだけど、それに近いインパクト。会うべくしてあった、引き寄せられた、そう運命、そんなふうに思ってもおかしくない偶然から知ったお酒だった。

この辺ではみたことのないお酒だったこともあり、蔵元に問い合わせしてみた。が、「小売していない」。卸の会社を紹介してくださったが・・・。それにしても丁寧な返信をいただいた(当時はメールはなくお手紙)。すごく良い印象。ますますファンに。

でも、それでも当時は、足を伸ばせば買えたりした(探した~)。ものすごく好き、だからこそお正月だから!とかなんとか、なにかここぞというようなイベントのときに、ね、楽しみのような、そんな感覚で買って大事に、ね(でも日本酒だから開けちゃったら早めに・・・うれしくもあり残念でもあり)。

ある日、TVで大橋巨泉さんが「一番好きなお酒」と言いやがって・・・いえ、おっしゃって、その後めったに手に入らなくなりやがっ・・・ならなくなってしまった。

インターネット環境になり、探して探して・・・正規販売のお店何件かで購入できたが、常にあるわけでなく。で、今のお店にたどり着いた。

最近、偶然にも(それも初めてだ!)そのお酒を知ってらっしゃるかたとお会いした。「これ以上の酒はない」とおっしゃるほど、今まで飲んだ中で一番好きなんだが、住まいは東京だけれどなかなか見つからない、蔵元に聞いたが蔵元からは小売してないと(同じだ!)、でもまた飲みたいと。お世話になった方だし「では!」ということで、まあついでに我が家の分も注文して・・・。

今は、焼酎が主流ということもあるだろう、昔ほど買えない事もないような。検索するといろいろ出てくる。変なプレミア価格もつかず、悪質な抱き合わせ販売も少なくなって、日本酒ファンの私にはうれしい状況。一時はひどかったから・・・。焼酎でも同じような現象があるけど、こういうことが自分たちを業界を落としているのをわかってほしいな~と思う。(“辛口”で締めてみました。)


「彩色の京都」京都新聞出版センター

2007-03-21 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか

幕末・維新彩色の京都 幕末・維新彩色の京都
価格:¥ 1,260(税込)

幕末・維新・明治の京都の写真!カラー!?いえ、モノクロ写真に絵の具で色をつけている。それにしても、100年以上前なのにきれいな色が残っていて、おどろく。

いや、変な話だが、写っているのはちょんまげ姿だったり手甲脚絆編み笠姿だったり、時代劇・時代小説の中でしか見ない“当時”・・・小説や絵でも同じ、実際のそれを見ていない自分には(当たり前だが!)、違う世界のようなそんな感覚があった。なのにこの写真集は、なんだろう、現実感がすごいの。ああ、ほんとうにちょんまげ結ってたんだな~・・・って。

いろいろな名所が写ってる。街並もしかり。今の“そこ”と比べると、おもしろい!八坂神社下からの四条通、四条大橋、清水坂、渡月橋(!)。見るほどに飽きない。ここを彼らが・・・とか想像するとまた違う感覚で見ることができる。

ちょっと残念なのは、「幕末・維新」とあっても明治の写真が多いこと。仕方ないことだけれど、ちょっと、ね。

それでも、大変面白い本でした。


料理とお酒の関係。

2007-03-18 | うちしごと~作ったり買ったり貰ったり

「お酒は何が好き?」「そのときの食べ物によって。」

ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー・・・。

“そのときの”料理に合うお酒が、“そのとき”一番好きだ。

かなりかなりかなり前、近くに和のお料理を出すお店がオープンした。ご飯やさんではなく、刺身はじめ生の食材を生かしたお料理、炊き物焼き物等々、“和”食の一品料理が主。居酒屋というには雰囲気もよくお料理もセンスあって。若い方ではなくどちらかというとご年配のかた、どこかのお料理やさんにいらっしゃったかやってらしたか。

で、ここの自慢が「フランスワインの品揃え」。ワインカーヴが作ってあるらしい。

そう、お店の内装等から何から、入るともう「ワインバー」。

日本酒も、あるにはあったが、2~3種類。それも「一応置くか。」的な、1本は“一応”選んだのはわかるお酒だったけど・・・。温度管理もされてないような感じ。

和の食材を、日本料理を、ワインに合うようにアレンジして出すなら、わからないでもない。でもここは、メニュー開くと、お料理は「和」そのものだった。

来ているお客、マスターと知り合いらしい方たちは、フランスワインの話で盛り上がってらした。でもな~・・・。やっぱり刺身にワインは合わないだろう?私たちは日本酒で通したけど、なんだか視線が冷たくて。

一度きりしか行かなかったけど、気づいたらお店なくなってた。やっぱり

私の父が酒飲みだったこともあるけど、まあね、昔はね、ちょっと子供にってこともあったわけで、幼少のみぎりから嗜んでいたようないないような・・・。大学部活の新歓コンパで先輩から飲まされた日本酒の名前を当ててしまってから4年間、お酒を勧められなくなってしまったという過去もあり、まあ、“嫌いではない”。

「美味しい食事には美味しいお酒」我が家の金科玉条

だから、お外でご飯、「ふみ」さんとか、美味しいお料理食べに行くときには、最近は特に歩いていける範囲になってしまう。行きたいお店はあるけど、そこが居酒屋さん系だったりするとお酒なしっていうのは、これはつらいお話で。量ではないのだけれど、例えばグラス1杯のビールでもいいのだけれど、それでも今は、ね~。

だから、自然と「おうちでご飯」派。

「美味しいお酒のための美味しい食事」私の金科玉条

だからね、ほんとにインターネットありがとう!なんです。いや~田舎に、家に居ながら日本中世界中ものが食べられる。お酒も買える。うれしい世の中だわね~。

私の大好きな日本酒がある。めったに飲めないのだけれど、そのお酒を久しぶりに昨夜、もちろん食事もそのための用意をして(和ってことだけだけど、ね)、じっくりじんわり楽しんだので、その余韻がのこってる!?


「HEDWIG」最前列!

2007-03-18 | 山本耕史さん

新宿FACE公演最後のころ、最前列で。

いや~、ドキドキものでした。

でも、ステージの造り、ライブ感、“熱”が直に伝わるのだけどそれは“芝居”であるため本当のコンサートと違う、っていうか、HEDWIGはもちろん演者たちの視線が頭の上を通り過ぎていってる感じが、いまいちな感もありました。(う~、変な日本語・・・。うまく書けない)

客席の盛り上がり方も見えないわからない。例えば、立ちたいけどどうなの?いいの?みなどうしてるの?って、こう、様子伺いながらな感じもあって、集中できないところも。

お芝居自体はもう、良いです。

最初のころと比べて動きからなにから柔らかくなって(歩き方もスムーズだった!)、HEDWIGと山本さんが無理なく重なって、彼女の悲しみが胸に来る。「Wicked~」は今回も泣き入り、そこからどんどん感情盛り上がってきて。HEDWIGが愛しくて愛しくて。かわいくて。

そしてトミー。舞台後ろからのライト。真中あたりの席だと完全にシルエットのみ。彼の体のラインの美しさ、なんというか、思わず見とれてしまう・・・。うわ~っとなってるうちに展開されるラストまでの・・・。

CD出ないかなあ。切望。DVDもほしいけど、いつでも彼の彼女の歌が聞けるほうがいい。

さて、もう一度。ファイナルステージのチケットとってある。楽しみでもありさみしくもあり。