5月18~20日、下田で黒船祭が開催されていた。
たまに花火見に行ったりしていた。知識も学校で習った通り一遍のもの・・・黒船といえばペリー、下田といえばハリスと唐人お吉と下田蓮杖なんて3大話みたいな・・・。
3年前までは。
「組!」以降、私の幕末知識は飛躍的に増大。家人も道連れ。そんな目で「黒船祭」を見てみると・・・私の中でのお祭りランク(!?)のかなり上位に。今年、久しぶりに行ってきた。
あいにく、時間の都合で『日米下田条約調印』の再現劇は見ることができなかったものの、伊豆急線内のポスターで知った(だから行ったわけで)アメリカジャスミン満開の了仙寺宝物館/黒船美術館での特別所蔵品展はじっくりと。
どこへ行っても何を見てもそうだけれど、知識のあるなしでは見方とり方感じ方理解の仕方がまったく違ってくる。幕末関連なんて、そりゃもう。ねえ。
たとえば・・・
ずっと前、下田へ遊びに来たときに乗った遊覧船の名前が「サスケハナ号」。当時は何でこんな名前?と思ったくらいで特になにも。それが“あの”黒船の名前だったのよね。
だから、最近の国内旅行=京都やら高知やら函館やらの密度の濃さといったら・・・充実感いっぱい。あんた今まで人生何してきたのよっ旅先でなに考えてたのよっって、ほんと勿体なかったなって思う(・・・美味しいご飯と美味しいお酒以外でね)。
そういえば昨年の今頃は五稜郭祭。もう一年か・・・。
で、黒船コレクション。
私の歴史の教科書は、みなもと太郎先生の
もう、ペリーに関しては「どういう鬘を・・・」ってくらい知らない仲ではないし(?)時の幕府の方々にだって「宴会楽しかった・お持ち帰りはどうだった?」な~んて親近感持っちゃってるし(再現劇の参加者の方々がそのままの扮装で街中歩いていらっしゃったんだけど、『林大学頭』様にお会いいて思わずご挨拶しそうに・・・)。プチャーチンのディアナ号も資料があって、これまた“おおっ”だったし。いや~面白かった。堪能。
6月30日まで開催中。
下田はゆっくり歩きたい町。近すぎていつでもいける、また実際何度も行ってること考えるとなかなか“あらためて”腰を上げることができないでいる。でも、歴史の中での下田の位置を考えると、やはりじっくり回りたくなってくる。ほんと、吉田松蔭もふか~く関係あるって知らなかったしね。
で・・・宝物館では、了仙寺秘仏コレクションも公開中。これまた・・・