猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

中村小山三さん。

2015-04-07 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
小山三さんが亡くなった。

大好きだった。

中村座には欠かせない方だった。
歌舞伎界にとっても宝物だった。

昨年、何度か舞台で。
声に張りもあって、とてもお元気で、観客もにこにこして。

まだまだ楽しみだったのに。

先日の平成中村座公演。
出演者には小山三さんの名前があるのに、別の方が演じてた。
どうされたのか、なにかあったか心配してたのだけど…

またひとり。

三津五郎さんが亡くなってまだ一月あまり。
中村兄弟には試練が続いて、辛いね…

勘三郎さんに
「なにやってんのよ、まだ来るのは早ぇえよ」
なんて言われてるんじゃないかしら。
お二人の会話を想像すると笑ってしまうけど泣けてきて。


小山三さん。

ありがとうございました。

浅草『平成中村座 陽春大歌舞伎』

2015-04-03 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか

待ってました!中村屋!

勘三郎さんが立ち上げた「平成中村座」。
3年ぶりに、浅草に芝居小屋が建ちました。
待ってた~

勘三郎さんが亡くなって、ちょっと歌舞伎から離れていて。
観たい、いや観たくない、でもやっぱり観たい、だけど居ないのよ、さみしいから観たくない…でも…
っていう、なんだかぐるぐる渦巻き感情。

でも。
やっぱりやっぱりやっぱり、我慢できず、去年8月「納涼歌舞伎」へ。
歌舞伎の空間、役者さんの息づかい。
勘九郎さん七之助さんの姿(成長)見て、渦から一気に脱出。

10月の追善公演を経て、桜咲くこの時期に浅草で平成中村座!

浅草寺境内の平成中村座は「法界坊」以来。
はい、観ました。
圧巻のラストシーンは忘れられない…ってことで、小屋裏へ。

ラジオ体操してた~

舞台装置に気分高まる!


入り口は以前と異なり…

左へ行くとバス駐車場から見えていた面へ。小屋の入り口。

お弁当買って、筋書き買って、イヤホン借りて。

手際よく親切で楽しいお茶子さんの案内で入場。

久しぶり。
大提灯に、なんかちょっとうるっときた…

平成中村座の、黒白柿の定式幕。


柝が打たれ、いよいよ幕開き。

ワタクシたちは昼の部。

「角力場」
彌十郎さん堂々安定のお芝居。
獅童さん大きくなった。なよなよ若旦那も相撲取りも。
笑いと様式美と。

「勧進帳」
お馴染みの演目だけど、中村座では初見。
勘九郎さんも初役。
花道かぶり付きの席だったから、
橋之助さんの弁慶の、心情を現しての行きつ戻りつ、飛び六方での引き込み。
その迫力がもう、すごくて見事で。
(追記:4月6日に亡くなられました。残念。悲しい…)

「魚屋宗五郎」
杯を重ねていくさま、変わっていくさま、勘三郎さんが重なる。
これが中村座の“伝習”なのね。
笑って泣いて魅せられて。
それにそれに、七之助さんがいい!
こういう女房もしっくり。
久しぶりに見た納涼歌舞伎で、その成長にビックリしたけど、その後もどんどん良くなってきてる。
亀蔵さんのショボクレかげんが、いいねえ。

出演者に小山三さんの名前があって楽しみにしていたのだけど別の方だった。
体調でも崩されたかしら…心配。

お楽しみほお芝居外にも。
幕間には勘三郎さんのインタビュー(イヤホンガイド)。
劇場内には十八世にちなみ18ヶ所に隠れ勘三郎(お茶子さんの背中にも!)。

はぁ~おもしろかった!
今回は大きな仕掛けがなくてちょっと残念だったけど、じっくり堪能できたし。
初役もいっぱい。

さあ、次は?





坂東三津五郎さん

2015-02-23 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
「神様はどうして歌舞伎界から大切な人を奪っていかれるのだろう」

ほんとに。
ほんとにそうです、三津五郎さん。

キレがあって粋で、ほんとに楽しい踊りだった。
小柄なのに舞台ではとても大きくて。
日舞に疎い自分でも、三津五郎さんの踊りには、なんだろう、見いってしまった。

そして!
なんといっても勘三郎さんとの踊りは、もう、ワクワクだった。
演目にお二人の踊りがあると、楽しみで楽しみで堪らなかった。

とくに『棒しばり』!
勘三郎さんの太郎冠者と三津五郎さんの次郎冠者。
とにかく愉快で楽しくて。
これはもう、絶品だった。
忘れられない。
いろいろ方が踊ってらっしゃるが、やっぱり違うのね。

昨年の納涼歌舞伎での三津五郎さん。
まだまだ、これから、と思っていたのに。

「世界の街道をゆく」も楽しみだった。

残念でたまらない…


大和屋!



TBS『ごめんね青春!』

2015-02-07 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
秋のTBSドラマ『ごめんね青春!』。
はい、地元。
「いずっぱこ」で学校通ってました。
なんかコソバユイ…
こんなハートのつり革なんてなかったし。

(同級生撮影。昨年末に酔って走行中電車内にて…ボケボケだぁ)

すっごく楽しく見てたドラマ。

で。

『メンフィス』上演が赤坂ACTシアター。
TBSのある赤坂サカスにあります。
とくれば、TBSショップ。

見つけた!


ごめんねうなぎ♪


「青春祭」ポスター。


さすがにグッズはほとんどなくて。
みしまるくんやいずっぱこグッズが少し。
三島で買える!?

地元ドラマはいろんな感情わいてきて…いや~良いね!

映画『永遠の0』

2014-10-12 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
wowow で昨夜視聴。

すごいね、早い。もう放映。

原作は読んでない。
自分の範疇外の“ベストセラー”“大ヒット”本には拒否感を抱くというへそ曲がり。

映画の紹介文の知識のみ。

戦闘シーンは、すごかった!

親は戦争を知っている世代。
子供の頃は連れられて、
大人になっても知識あるゆえに、
太平洋戦争の映画はいろいろ見てきているが、群を抜いてすごかった!
家のTV(50inch )でそうだから、劇場では大迫力だったろうな。

零戦の造りもリアル。
すごい!

以上です。

ストーリーは…終始もやもや…

「感動した」「号泣」って…どこで?
なぜ大ヒット?ロングラン?
ごめんなさいあくまでも個人的感想。
俳優さんたちは、確かに良かった。

けど…

原作読むと違うのかな?でも食指が動かないの。

戦争賛美とか特攻隊賛美とかでは決してない(知識があって見てるからかもだけど)。
戦争は決してしてはならないこと。

それは確か。

だけど。

う~ん・・・


映画で原作で感動した泣いた方、是非「きけ わだつみのこえ」を読んでください。