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脳もいい天気

小中高生の勉強基地Y's 廿日市市佐方2丁目。
文系女性・理系男性のベテランが各1名。
がんばるぞっ!!

現代文って。

2018年06月27日 | 塾のこと
母国語だから大丈夫と思いがちな現代文ですが、意外と点が伸びず諦めている生徒さんが多いと考えます。
他の科目と違って「読めばいいんでしょ」と軽視していると、難しい哲学的な話題や科学的な論説になるとひどい結果になります。
学校の先生も「こう指導するのだ」と指導案を決めておられるでしょうが、それで効果があったと言い切れる方は少ないのではないでしょうか。なぜなら授業で「こうだ、こうだ」と結論を教え込まれてそのままをテストにお出しになり、覚えていた生徒が点数を稼ぐため、読解力ではなく記憶力が得点となるからです。

私が思うに、小論文と同様ひとりひとりバックボーンが異なるので、対話をしながらどのあたりまで理解しているかを見据え、考え方の方向性を正してあげない限り決して点数が上がらない科目だと思います。
大学院を受験なさる社会人の方の小論文をみさせていただいたことがありますが、その方は専門の職業に長年携わっておられたので経験からわかることから、つまり医学生で言うと臨床の部分から、いかに研究の部分に昇華させていくかが大事だったように思いました。

高校生も、平坦に読むのでなく、大事でないところは塗りつぶし(てはいけませんが)、大事なところも内容によって(脳内で)色分けするくらいの「分析」読みをする癖をつけるべきです。

大きい塾さんの一斉授業は・・・・私もかつては担当していましたが、やはり受動的な授業になってしまい、まっさらな文章を自分で読み解くという力はつけてあげられなかったと反省します。
今は、現代文の授業をごく少人数でやるので、段落構成を考えながら要約しながら猛スピードで一緒に読んで、本人の考え違いとか、ピントの外れているところを、とことん意見を出し合って納得につなげ、また新たな文章の読み解きにつなげていけます。

夏はもっと時間的に余裕ができるので、いちだんと飛躍できるのではないかと楽しみです。

早く夏の計画をたてろ、私!