理科が嫌いだった私でも、水が氷点下以下で凍る くらいは知っている。
そんな当たり前に思えることが当たり前でなくなる技術を、昨日初めて知った。
「氷感」
簡単に言うと、0℃を下回っても水が凍らない技術だ。
理屈はというと
普通水分子は0℃以下になると、隣の分子と結びついて固体となる(凍る)。
だけど、高電圧をかけて分子を振動させて隣の分子と手が結べない
ようにしてしまうと、凍らないということらしい。
それにより、食材のベスト保存領域 氷点下マイナス10℃までの、
非凍結による長期保存が可能となるらしい。
昨日、「ワールドビジネスサテライト」内で、
梨を去年の8月から氷感技術で保存しておいたものを見せてくれたんだけど、
まるで今日スーパーで買ってきたように瑞々しくジューシー!
しかも、鮮度を保つだけでなく、アミノ酸含有量が増え、
うまみ成分が増加するというのだから、あらビックリ いいことずくめ!
もしこの技術が一般家庭用の冷蔵庫に使われ普及したら、
まず買い物がガラリと変わってくるだろう。
野菜も果物も肉も冷蔵庫の「氷感室」に当分入れっぱなしでOK!
「早く使い切らなきゃ!」の呪縛、サヨウナラ!
(旨みは増える、当分腐らない、解凍はいらない 何てハッピー)
牛乳も賞味期限に焦って飲む必要ナシ!(今、かなり焦って飲んでます)
売る側からしても、商品ロス(腐る・傷む)が大幅に減って大助かり!
そこで得した分、是非消費者に還元して欲しい
食品の他にも、医療では、血液の保存や臓器の保存にも
有効だということが証明されつつあるようだ。
水分が含まれているものなら可能性は無限大!?
いや~、素晴らしい!
こんなに新技術で感動したのは初めてかもしれない。
今、ウチの冷蔵庫は買って2年目。
この冷蔵庫がダメになる頃には、
この「氷感冷蔵庫」がきっと普及して安く買えるようになっているだろう。
いや、なっていてくれなくては困る!
(株)フィールテクノロジー さん、
業務用だけじゃなく一般用も、お手ごろ値段で開発ヨロシク!
純水だと凍らせてそーっと取り出すと液体のまま
なのに、衝撃で凍る。
氷感だと水道水も野菜も肉も凍らない。
不思議ですね~。
難しいことは判らなくても生活に密着した
技術の開発がこんなに嬉しいものだと
初めて知りました(笑)