日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

電気料金について・・調べてみた

2023年03月02日 08時09分10秒 | Weblog
今朝の信州はまたまた春の朝です。小雨が昨夜から降り
続いて今朝も少し残っていたので朝walkingはお休みです
でも気温はプラスの2度。春の陽気です。
先日電気業界がこの4月からの料金の値上げに「マッタ」
がかかり、その理由は電気料金各社、新電電各社ともに
お互い相手の顧客情報やライバル会社の情報をのぞき見
したりして、不正行為を行っていて国からストップがかか
っています、がいずれにしても近々中には値上げになり
そうです。
そこで、電気事業連合会の発表の、電気料金のしくみに
ついてお知らせします。電気料金には、費用の性質に注目
して、定額制、均一従量料金制、定額料金と従量料金との
組み合わせた2部料金制など、極めて多様な料金制度があ
りますが、今回は、一般家庭(2部料金制)の電気料金のし
くみについてそのさわりだけを取り上げてみました。
電気料金のしくみ
電気料金は、基本料金、電力量料金、燃料費調整額、及
び再生可能エネルギー発電促進賦課金より構成されてます
電気料金=基本料金+電力量料金単価×使用電力量±燃料
費調整単価×使用電力量+再生可能エネルギー発電促進
賦課金単価×使用電力量
基本料金とは:契約電力(kW)や契約容量(kVA)に比例する
固定的な基本料金です。
基本料金と電力量料金単価の決定にあたっては「原価主
義の原則」「公正報酬の原則」そして「電気の使用者に
対する公平の原則」の3原則に基づき行っています。
原価主義の原則:料金は、能率的な経営の下における適
正な原価に適正な利潤を加えたものでなければならない。
公正報酬の原則:設備投資等の資金調達コストとして、
事業の報酬は公正なものでなければならない。
電気の使用者に対する公平の原則:電気事業の公益性と
いう特質上、お客さまに対する料金は公平でなければな
らない。原価主義とは、電気を生産し販売するために必
要な費用(総原価)と電気の販売収入が等しくなるよう
に電気料金を決めることです。
総原価の計算は、法令で定められたルールに従って、将
来の一定期間(1年単位)における燃料費、修繕費、購
入電力料、減価償却費、人件費、公租公課などから所定
の額を差し引いて行います。
総原価計算式

このうち、事業報酬とは「報酬」という名前が付いてい
ますが、電力会社が発電・送電設備等を建設・維持する
ための資金調達に必要な支払利息や配当などのことです。
電気料金を値上げする場合は、経済産業大臣の認可が必
要となります。その時には、ヤードスティック査定※や
公聴会(お客さま等からの意見陳述)といった一連の手続
きを踏まえた上で認可されます。
燃料費調整制度については・・省略します。
いろいろと難しいことを言っても仕方ありませんが要は
電気料金の算定には、石油やガス石炭の原料や原子力等
の原価のほかにありとあらゆる諸経費と電力会社の利益
と配当に至るまでの支出を全部合計して電気料金が決まる
それを決定し認可するのが、経産省です。その経産省OB
たちが電気事業業界に天下りしている。それをよくよく
考えますと東電という民間会社もその実は経産省の経営
と言ってもいい、許認可権という利権は何とも言い難い
仕組みですね~電力各社は絶対に倒産はあり得ない会社
なんですね~

いけばな展の写真も・・今回で最後です。



















コメント (4)
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