Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

Adios Madrid!

2011-08-13 00:48:49 | 日記 -Spain-
7月15日~20日

山への小旅行、コルドバの小旅行が終わり、後は家の片付け&荷造りのみ。

15日に大家さんと不動産屋さんが来て、家の状況の確認に来て問題なく綺麗に使っていたので、デポジットで支払っていた家賃2ヶ月分が戻ってくる事が確定。
何より嬉しい!
19日に室内のメンテに業者が来て、20日の10時に鍵の引渡し。

それまでに、置いて行くもの、夫の学校の人に引き継ぐもの、持って帰るもの、捨てるものに分けて進めようとするけどなかなかそう上手くは行かないもの。
毎日暑くてやる気が出ないのも確か(冷房無いし…)。

一番問題なのはうっぐのもの。
本当はもって帰りたいくらいお気に入りのお友達から譲ってもらったバイク。
でもうっぐも友達に譲ると言う事で既に納得していた。

お友達に譲る前の日は、もちろんバイクに乗ってうっぐの好きなところに行くと言う約束。
やっぱりレティーロへ。


レティーロの樹木の看板を見たり、大きな松ぼっくりを見つけたりと久しぶりに私と二人きりでの公園を満喫。
殆ど毎日の様に来た公園。思い出深いです…


後から試験勉強が終わった夫と合流、帰国用のスーツケースを買いに行ったりして、最後は思う存分乗りました。

翌日、お友達の家まで乗って行って、バイクとバギーをそのお友達に譲ってきた。
他にも、炊飯器や瞬間湯沸かし器、プリンター等、先輩達から譲り受けたものを引き継ぎ、いよいよっ帰国って実感が沸いてきた。

うっぐもバイクとバギーには特別な想いがあったからよくすんなりあげれたな~。
この11ヶ月でここまで成長したんだね。

友達の家を出てからちょっとシンミリしたうっぐをギュッと抱きしめ、気分を換えフルーツを買いに行く。
買いに行ったのは、この桃。

このつぶれた感じの桃が日本の桃の味に一番近いと友達に教えてもらってからずーっとこれがお気に入り。
これで、200円位!
いくらでも食べれちゃう!

午後は、試験勉強中の夫の邪魔にならないようにまたレティーロへ。
でもこの暑さで公園には、誰もいません(15時半ごろ)。
遊具も熱くて触れません。

仕方なしに、木陰で地味に砂遊び(そう、砂場セットもこれが遊び収め)。

せっせと「ママの為にケーキ作ってるの!」と色んな物を作ってくれます。

そして飽きた頃、今度は、枝で砂にお絵描き。

上から全体像を見て…

ひたすら描き続けました。


描いたのは、ロンドン・アイとビッグ・ベン。
「ロンドン楽しかったね♪」と。

ようやく19時頃。やっと遊具にで遊べる時間。
マドリード最後のブランコ!

やっと自分でこげるようになりました!

とってもいい感じでマドリードライフが終わろうとしていた矢先!

鍵の引渡しの前日は朝から業者の人が来て、天井の照明器具をダウンライトに変更するんだと言って、天井に穴を開けて、部屋中はがれたペンキだらけにしていくは、それが終わったらヒーターの交換もし出して、なんと2時間程度で終わるはずの作業がなんと一日がかり、18時までかかってしまって荷造りなんかできやしない!
最後の最後にスペイン人にやられた~。
こんな事、私達が出て行ってからやってよ~~~!!

もうこうなったら、夕食を先に食べて徹夜でするしかない!と開き直る。

気分転換に、Mちゃんにあげたい日本の絵本を渡す為に、Mちゃん親子にわざわざ近くまで来てもらい、チュロスを食べる事に。
別れ際にMちゃんが、ターって走ってきてうっぐのほっぺにチュッとしてくれて、また走って行ってしまった。
大きな声で「バイバイ~!元気でね~!」と手をふった後、うっぐが私に「ちょっと寂しい」と初めて口にした…
うっぐ、泣くのを一所懸命こらえてました
「ママも寂しい。でも必ずまた会えるから。」と言うことしかできなかった。

その後は、言うまでもない、荷造りに追われる事に。
結局、出発の当日の朝にもうひとつスーツケースを購入、即効で当初予定していたダンボール箱から入れ替えてギリギリ。

大家さんに鍵を返して、色んな事があったマドリードの部屋を後にする。
アパートのレセプションの人にさよならをいい、建物を出たけど、あまりの荷物の多さ&重たさにタクシーに乗ることになった。
最後にお世話になったお肉屋さんで写真を撮って帰るつもりだったのに、ちゃんと挨拶もしてなかったのに、こればっかりどうにもならない。

大きいスーツケース3つと、機内持込用の荷物が3つ。
タクシー2台に分かれて、Atocha Renfe駅に向かう。

私達は最後にバルセロナによって、そこから日本入りをする為、最後はRenfe AVE(スペインの新幹線)に乗って行くわけだけど、規定では、一人につき荷物は、2つまでで重量制限も一応ある。
しっかりオーバーしている私達は、内心ドキドキ。
これで乗れないとなると駅構内の郵便局から郵送しないと、など考えていたけどなんとか無事通過。
後は、列車内の荷物置き場を確保できればもう安心。

そんな訳で、最後の最後までドタバタでこの色んな事があった約11ヶ月を振り返る余裕もマドリードを離れる実感も何もあったものじゃなかった…
あっと言う間にマドリードを離れてしまいました。

最後はいつもドタバタ…
スペインに行く時もそうだった。
私を知ってる人は「らしい」と思うかもしれませんね…

こうなったらバルセロナでのんびりスペインでの生活を振り返るしかない。
マドリードがいつの間にかホームになっていた私達。
アウェイのバルセロナでマドリードライフの余韻に浸ることにします…