上司はケアマネ

ケアマネージャーね。
私が介護の要望を述べたら
たちどころにケアプランを作成してくださった。

親切だ・・・
ぶっちゃけ「いくら位かかるか」ってのが
知りたいもんね。

母はクララみたいなもんでした。
『アルプスの少女ハイジ』のクララね。
リボンも付けてないし、ハイジもいないけど。

リハビリの先生が歩行訓練を見せてくださって
ベッドから車椅子、車椅子からシルバーカーに
何度か促してやっと移り、歩いている間も
ふらつき、よろけ、すぐに座ろうとする。

正直ショックだった。
リハビリ棟に移って約一月、
もう少し歩けているかと思った。
入院以前は、スタスタ歩いていたんだもん。

手術もしたし、物理的には歩けるの。
認知症の進み具合と、あとは
本人の意欲の問題なのね。

それならば家族と同居して
様子を見ながら
少しずつ一緒に歩いて
行くほうがいいかなと。

私も仕事を続けなければ食べていけない。
そんなとき、とても相談しがいのある職場に
私は今、行っている。

フツーの会社ならば「大変だね～」で
終わってしまうようなことも、
なんたって上司はケアマネだし、
同僚も看護婦、介護福祉士など
その方面に明るい方ばかり。
あ、私もか。

小規模多機能施設や
デイサービス、ヘルパーステーションも
関連施設にあり
「日々、見学しながら」
どんな介護サービスを利用するか
考えることができるのだから。

現ケアマネさんの
「いろんな選択肢を作って、その上で考えましょう」
の言葉にうなずき、これからのことを
考えて行こう・・・と思いつつ、
夜勤に入る。

ほっけがうまかったわん。

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