鎌倉八百ヶ谷戸

鎌倉の街はそのものが環境遺跡

善財 一 写真集

川名清水谷戸

2021-05-26 19:32:30 | 花のある鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

 

川奈清水谷戸は、古くからの農耕地。

谷戸を囲むような尾根の所々に横穴式の古墳がある。

谷戸の奥には水源が確保されており、稲作が中心であったことが想像される。

湧水も多い。

山際は、鎌倉の他地域と同様に掘削されて切り立つような構造。

黄菖蒲だろうか、水辺の処々を彩っている。


谷戸坂の切り通し辺り

2021-05-25 21:55:12 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

 

青蓮寺のある谷戸は、昭和に入って道路が切り拓かれて谷戸の景色が失われてしまった。

その隣の谷戸が、かつては山に囲まれた隠れ里のような谷戸。

青蓮寺の谷戸との境の尾根に祠があり、その横に尾根に上がれる小道があることに気付いたので、上から眺めてみた。

鎌倉にある山の尾根筋は、ほとんど通行が可能であったと思われる。

であれば、谷戸坂の切通ができるまでは、この尾根道も利用されていたのであろう。

 


海蔵寺の横で

2021-05-23 21:40:01 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

海蔵寺の裏手は個人宅が続いており、人の立ち入ることを禁じている。

だから海蔵寺の横から眺めるだけ。

結構複雑な地形をしているため、じっくりと撮影したいのだが・・・諦めている。

複雑な地形は海蔵寺の門前、底抜けの井戸の辺りまで続いているので、今が盛りの赤く色ついた楓を一緒に撮ることにした。

こんなに派手な写真を撮ることは、以前では考えられないことだ。


浄智寺谷から新清涼寺ガ谷へ

2021-05-22 21:29:49 | 環境遺跡 鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

 

この谷戸を詰めると、葛原岡、化粧坂、さらに遠く大仏坂に至る山並みの尾根に出られる。

谷戸の奥にはヤグラが草木に埋まるようにしてある。

尾根の南には海蔵寺があり、同様に山際には草木に隠れるようにしてヤグラがある。

谷戸を上り詰めた辺りに尾根を切り込んだように切り通しがある。

その南側の崖下には住宅があることから、切り通しへの古道は破壊されてしまったようだ。

海蔵寺のある谷戸の隣で、新清涼寺ガ谷と呼ばれている。


浄智寺谷のシャガ

2021-05-20 21:27:26 | 花のある鎌倉の谷戸

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集

 

浄智寺谷のシャガ

ちょっと前の撮影。

樹々に包まれた閑静な住宅地の一画。

日陰のためであろうか、五月の連休中にはまだシャガが咲いていた。

2年前に崖崩れ(切岸の崩落)の起きた辺りだが、植物は元気だ。