夜明け前
何も映っていないので、夜明け前の雰囲気。
下は高台から見下ろしたところ。
二階堂の呼称がある。
再建されたものでもいい、二階建ての寺院が今に遺されていたら、どんなに素敵だろう。
この前を通るたびに思う。
夜明け前
何も映っていないので、夜明け前の雰囲気。
下は高台から見下ろしたところ。
二階堂の呼称がある。
再建されたものでもいい、二階建ての寺院が今に遺されていたら、どんなに素敵だろう。
この前を通るたびに思う。
紅葉ヶ谷 永安寺跡
瑞泉寺門前の、造園業の工房がある谷戸の奥。
小さな谷戸が住宅で埋め尽くされてしまったかと思いきや、その奥に一段高く整地されて竹林となっている空域がある。
永安寺跡の一部であろう。よく遺されてきたと思う。
背後の切岸状に切り立つ崖の上はハイキングコース。
崩落した石が転げている。
一部に石が並んでいるように感じられるところもある。
竹林化しているものの、あまり手が加えられていないのかもしれない。
背後の山襞を超えると胡桃ヶ谷。
山襞のほんの端っこ辺りだから湧水もなく、土地がからっとしている。
風が遮られ、陽が暖かい。
瑞泉寺門前
モミジの美しい谷戸であったという。
紅葉ヶ谷の呼称も美しい。
小さな谷戸がいくつも広がってモミジのように見えることからかな、と考えてもみたが、どうだろう。
瑞泉寺の門前に造園の工房がある。
瑞泉寺を訪れるたびに、綺麗に整地されたその山際を眺めているのだが、特に紅葉の頃は気にかかる。
この辺りは、いまはなき永安寺の寺域であろうか。
二階堂の支谷戸の一つに西ヶ谷がある。
谷戸を突き詰めると百八ヤグラ群だ。
ヤグラが数段の雛段を成しているところは壮観だが、お墓群であるため、あまり好まない方もいるようだ。
この近くに住んでいる知人は、百八ヤグラ群のある山手に何か気配を感じるので、決して近付かないそうだ。
そこまでしなくても良いだろう。
ヤグラ群とは関係なく、西ヶ谷の所々に綺麗なポイントがある。
写真は西ヶ谷の最奥にある民家への入口。
朝日が射し込む頃。
永福寺跡は調査を終えた後に整備され、水際近くまで歩くことができるようになっている。
この永福寺跡の前の道を北に進んでゆくと獅子舞。
獅子舞の坂道を遡ると天園、六国峠であるが、白山道で金沢へ抜けることができ、山道を経て鍛冶ヶ谷に至ることも可能な、実は鎌倉と外部を結ぶ要路であったようだ。
だが、かなりの急坂が続く。地質の特性から湧き水が多く、山道は滑りやすい。
峠を越えても山が続いているためであろう、結果的に道幅を広くされることはなかったようだ。
鍛冶ヶ谷方面への古道はゴルフ場のために消えてしまった。
山道に入る手前に、今は市民農園とされている一角がある(一部は電力会社の施設)。
地形は幾段かの平場が雛段状に形成されている。
鎌倉石ではなさそうな古い石垣もあり、庭園があったのではないかと思われるところもある。
写真は、永福寺方面への古道を見下ろしている。
鎌倉を出入りするための要路であれば、その防御のための設備があったはず。
古道より一段高いこの辺りは、鎌倉を守るための武士の邸か、武用の施設か。