《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい)
鎌倉石の石切り場の穴は、栃木県の大谷石のような巨大なものではない。
とにかく岩が脆弱なため、崩落が起こりやすい。
元来、鎌倉が攻撃された際の守りの場であったお猿畠の大切岸が、後に石切り場になったように、露岩を採石するのであれば巨大な操業も可能だが、山腹に穴を掘って切り出す程度の採石では効率が悪い。
それでも、質の良い鎌倉石は、湿気の少ない山上辺りからの掘り出しによるものであったのだろう。
この石切り場跡も、少なくとも明治時代までは稼業していたのだ。
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