ちょこ歴旅

歴史旅…というほどじゃない、気楽な史跡巡り備忘録
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湖東(彦根、多賀)へ

2012年10月06日 23時47分28秒 | オートバイ
今日はオートバイで久々のロングツーリング。
ところが、寝坊とエンジントラブルのため
出発が1時間遅れの7時となり、これが後々
響いてくることに…。

中央環状線、国道1号線など、ひたすら下道
を走り続け、10時前にようやく琵琶湖が
見えてきました。


今日はちょっと曇り空ですが、それでも
琵琶湖はいい。
信号の少ない琵琶湖沿いの道を気持ち良~く
走って、11時過ぎに彦根城に到着。


中堀越しに天守を望むと、佐和口多聞櫓と
天秤櫓(いずれも重文)が手前に見えます。

いざ、表門跡から入城。


左から表門橋、彦根城博物館外観、
井伊直弼の具足(当然井伊の赤備え)、
博物館内の復元御殿。
御殿には奥向き(殿様のプライベートエリア)
が再現されています。

ひこにゃんの出番はまだ先だったので、
諦めて本丸へ。


急で登りにくい石段を登ると天秤櫓が睨みを
効かせています。
一度橋の下をくぐった後、ぐるりと回って
橋を渡って門に至ります。

上から見るとこんな感じ。


次に太鼓門(重要文化財)をくぐります。


門の内側は城郭建築には珍しい開放的な造り。

さて、いよいよ天守(国宝)へ。


小振りながらも飾り金具が豪華で、さすがは
井伊家35万石の天守。
全国に4つしかない国宝天守の1つです。
(他には松本城、犬山城、姫路城)
大津城天守を移築し4層から3層に改変した
そうで、その分ずんぐりした印象。
右の写真は天守入口の梁、曲がり具合が凄い。

続いて西の丸三重櫓(重要文化財)へ。


端正な姿で琵琶湖方面を睨んでいます。

山を下り内堀を渡って二の丸へ。


城主が日常生活を送っていた楽々園(槻御殿)
は現在修復中。

仕方なく隣接する玄宮園へ。


こちらは彦根城を代表する眺め、
「THE 彦根城」って感じ。

二の丸に残る貴重な馬屋(重要文化財)。


L字型の巨大な馬屋で、中には馬の模型が…。

ついでに、京橋口付近の旧西郷邸の長屋門。


さすがは家老の御屋敷という感じ。

最後は、井伊直弼が十六代藩主になるまで
住んでいた埋木舎(うもれぎのや)。


内堀に面した静かな佇まいです。
ここは4年前に見学したので、今日はパス。

ゆっくりし過ぎて時間がなくなってきたので、
慌てて多賀大社へ移動。
本当は米原の醒ヶ井へも行きたかったけど、
今日は諦めます。
朝の1時間半がなければ…。

バイクで走ること15分、あっという間に
多賀大社へ到着。


滋賀県犬上郡多賀町にあり、
伊邪那岐命(イザナギ)・伊邪那美命(イザナミ)
の2柱を祀っています。
古くから「お多賀さん」として親しまれ、
中世から近世にかけて全国的に信仰を集め、
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」
と謡われたそうです。
これは多賀大社が祀るイザナギ・イザナミが
伊勢神宮が祀る天照大神の両親だから。

本日最後の1枚はこちら。


琵琶湖をパノラマ撮影しましたが、曇り空に加え
時間も4時半頃なので暗い。

結局、一部有料道路(第二京阪)を使用して
8時前に帰宅、走行距離は319kmでした。

最後は八尾辺りから雨にも見舞われ、
朝の1時間半が最後まで響いた一日でした。


~今回の甘いもん~
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025(滋賀)彦根 三十五万石
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2 コメント

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勉強になります。 (Clark)
2012-10-08 17:20:17
彦根城って、なんだかずんぐりむっくりした形だなと思っていたのですが、4層から3層に改変したからなんですね。
そうでなければ、あのひこにゃんのイメージは出てこなかったかも。
返信する
Clarkさん> (yasu)
2012-10-08 18:02:25
彦根城は国宝の天守以外にも下屋敷や馬屋など貴重な遺構がたくさんあります。
今回で3回目の訪問ですが、今度は浜御殿の特別公開の時期を狙いたいです。
それにおいしい和菓子もあるので、やっぱり彦根はいい所ですよ。
返信する

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