歴史旅…というほどじゃない、気楽な史跡巡り備忘録
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海のある奈良?
えっ?オバマ?
トランプでもハリスでもなく…
福井県の小浜市の紹介です。
小浜は旧若狭国(福井県西部)の
国府であり、江戸時代は徳川家の
譜代大名、酒井家の城下町。
そんな歴史のある小浜には、
まるで奈良のように寺社仏閣が
たくさんあり、しかも観光客は
少ない(これも奈良似?)。
この日は珍しくロングドライブ。
まず最初に訪れたのは真言宗御室
派の明通寺。
奈良時代の征夷大将軍、坂上田村
麻呂による創建だそうです。
石段の先にある仁王門を潜ると、
苔むして静寂に包まれた庭。
さらに石段を上がった先に冒頭の
画像にある国宝の本堂と三重塔が
出迎えてくれます。
本堂内では内陣まで入れるうえ、
じっくり説明してもらえます。
(この日は1対1でした…)
続いては若狭国の一宮へ。
若狭姫神社、若狭彦神社です。
少し離れた場所にある両神社を
合わせて一之宮だとか。
内宮、外宮的な感じかな…?
さて、最後は小浜城跡です。
本丸跡が小浜神社の境内になって
いますが、周囲の石垣はそこそこ
残っていて、整備もされています。
ただ、周りに住宅が隣接している
ので、天守台から周りを眺める際
はプライバシーに注意しましょう。
この後、帰り道は道の駅をはしご
しながら帰ったので、ついつい
色々買ってしまった…。
これもドライブの楽しいあるある
ですよね。
徳島駅は気動車天国!
特に四国色のキハ47が阿波踊り
の音で入線する姿は感動ものです。
懐かしい国鉄型の気動車を見ると
つい写真を撮ってしまう…。
さぁ、四国旅の2日目は徳島です。
朝イチに徳島駅でキハ40、47
を堪能してきました。
やっぱり懐かしくてかっこいい!
ディーゼル最高!ヒューヒュー!
で、続いては本来の目的地である
駅北側の徳島城跡へ。
あぁ、青石の石垣が美しい!
木下藤吉郎時代から秀吉を支えた
蜂須賀小六正勝の跡継ぎ、家政が
阿波一国18万石を得て築城。
その後、淡路を加えた25万石の
徳島藩の政庁となった城です。
復元された鷲の門以外の櫓なども
蔀板張りという近世城郭に珍しい
質素な様式だった徳島城。
戦国の野武士って感じ…。
さらに、城山に登れば、野武士、
土豪の家系といわれる蜂須賀家に
相応しい荒々しい石垣が残存。
城郭ファンもハイキングが好きな
方にも楽しめる場所です。
本丸はただの広大な平坦地ですが
兵どもが夢のあと的な感じ。
変に復興天守や櫓があるよりも
何もない現在の姿のほうが、
好ましいと思う。
また、賛否あると思いますが…
最近よくある○○武将隊とかも
不要でしょう。
そんな質実剛健な徳島城跡を
お薦めします!
そして…
この日の帰路はフェリーを選択。
徳島港~和歌山港に南海電鉄の
切符がついて2,500円とお得。
旅情あふれるフェリーの旅も
なかなかいいですね。
癖になりそうです。
瀬戸内の海城、高松城(玉藻城)
往時はこの月見櫓や水手御門、
続櫓は海に面していたとか。
1泊2日の四国旅。
1日目の午後は、潮の香り漂う
高松城にやってきました。
驚くほど駅前ですね。
高松城は丸亀城と同様に生駒親正
が築いた城。
そして、生駒氏改易後に水戸光圀
の兄が四国の抑えとして入城し、
松平氏は維新まで続きました。
と、前置きはさておき…
入場料200円を払って入園。
早速、本丸へ向かう屋根付きの橋、
「鞘橋」を渡ります。
本丸には大きな天守台があります。
ここに三重四階の南蛮造りの巨大
天守が聳えていたそうです。
天守台から北を眺めてみると、
海が見えます。
駅近のうえに海近ですね…。
そして、城内は静か。
城内から見た月見櫓(重文)。
窓の上下の長押形がお洒落です。
一方、軒裏は簡素…。
現在修復中の披雲閣は省略し、
桜御門(復元)を抜け桜の馬場へ。
移築された艮櫓(重文)です。
丸亀城天守よりどっしりしていて
大きく見えます。
元は東の丸の北東隅にあったので、
この名前なんですね。
さて、いい時間になってきたので、
今日の宿泊地へと移動するため、
駅に向かいましょう!
高松城は駅近で便利なので、旅の
時間調整にもピッタリ。
駅近の高松城をお薦めします!
~今回の甘いもの~
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