全盲の人がホームから転落して亡くなった事故で、ホームに転落防止柵を付けろとの意見が出ている。
が、待って欲しい。白杖で床を確認すればいいだけじゃないのか。床が有れば扉だし、無ければ連結機だ。杖を下に下げるだけなので、1秒と掛からない。
列車の長さ、扉の数等で扉の位置が変わるのだ。全車両に対応してると、ホームは扉だらけだ。
メーカーと鉄道会社は、そら、つけるだろうけど。でも、その代金を払うのは、我々なのだ。
導入車両が変わる度に、柵も稼動部分を合わさないといけない。
普段と違う車両を臨時停車も出来なくなる。
それが、杖を下げるだけで防げるので、どちらが経済的か、考え無くても解りそうな物である。
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10m手前くらいまでは黄色の床を歩いていましたが、途中から床からはずれてしまっていました。
そこで思ったのは視覚障害の方は足と杖の感覚だけで列車利用するのは限界があるのでは?と思いました。
身近で接していた視覚障害の方は、音で方角を判断してるとおっしゃっていました。
上下左右、東西南北がわからないのにも関わらず街を歩いてる視覚障害の方々を私は身近に接してみて、大変なんだなと理解しました。
かといって現実に1日中、家族で介助者と共に電車を利用するのは無理なので難しい問題だと思います。
うちの職場は、視覚障害者の方が多くいます。話を聞くと、大変らしいですよ。ただ全盲の方は居ませんが、それでも、迎えに行くと喜ばれます。
信号も、周りが渡っているとか、車の気配が無いとかの理由で渡っているらしいです。
障害者の方は、視力だけに関わらず、何に付けても大変ですね。だから、障害なのでしょうけど。
黄色いタイルは、あの上を歩くのではなく、端を踏むか、白杖で探って歩くのだそうです。だから、ホームに貼ってあっても、どこに扉が有るか全然解らないのだそうです。
だからって、防護柵をホームに設置するのを声高に叫ぶのはお門違いだと思います。あれを設置するだけの金額で、他に何か出来ない物かと思います。
例えば、近距離ならタクシーチケットを出してあげるとか、方法は有ると思うのです。
防護柵も、都市部から設置するでしょうから、田舎の盲人と都会の盲人との命の重さの差とか、考えてしまいます。
個人的な考えを言わせて貰うと、「自分の身は自分で守る」事を、すべての人が常に気を付けておく必要が有ると思います。健常者は目で床が有るか確認してるのです。盲人は杖で確認すればいいのです。それを、あれが無いから落ちたとか、人の性にするのはどうかなと。
健常者でも山登りする時はサバイバルですよね。予備知識と経験で身を守らないといけないですし…
そういえば他にプリウスが接近してるのに音が聞こえなくて引かれそうになるって言ってましたね。
テレビで歩行者に電気自動車の接近を知らせるために音の指向性が定まったスピーカーを取り付けしているエンジニアが特集されてましたね。それを見て自分が思ったのは駅のホームの黄色タイルの下に導入して前に進まないように音声で警告できたらいいかな~と思ったんですけど…。
当然、鉄道会社の設置費用が莫大になる問題とぶつかりますが
車を運転して人をはねた場合、いったい誰が困るのかという事です。はねられた人は勿論、加害者も困るのです。だから、自分の居所を自分で周りに教える必要が有ります。これが自己防衛だと思います。
ホームの盲人タイルが、LEDで光って、喋る物がもう開発されています。値段が高いので、まだ採用には至っていないみたいです。テレビで紹介されていましたよ。
今日、国土交通大臣より、ホームの転落防護柵のボーダーラインは、5,000人と言われていましたね。それ以上の利用客が居る所に設置を求めて行くそうです。
でも、本文にも書きましたが、例えば近鉄の鶴橋駅には、4枚扉、3枚扉、1枚扉の車両が止まって、特急の一枚扉は車両後端と中央部の車両が有って、編成によって停車位置が変わるのです。防護柵の扉は全面扉みたいな所も出てきます。口で言うのは簡単ですが、設置の負担は、鉄道会社も相当の物と思います。