食べ物日記   元気 一番

健康へ気配りしながら主に食事を!

どうする いじめに気付いたら(転載)

2011-09-18 20:57:52 | 転載文書

守る意思示す・小言は禁物  朝日新聞 2011年9月18日

人との関係を築くのは、大人でも難しい。子どもがいじめにあった時、親はどう対応したらいいのか。
 「うちの子供がお宅のお子さんに無視されたり、にらまれたりしてるんですよ」小学2年の長女がいる東京都内の母親(38)は,同級生の親から突然、こう言われて驚いた。長女は1年前から、この同級生に同じことをされていた。「自分で乗り越える力をつけてほしいと、ずっと見守ってきたのに。親が出るタイミングって難しい」と悩む。
 子ども同士のトラブルに、親はどの段階で出て行けばいいのだろうか。
 東京学芸大の小林正幸教授(教育臨床心理学)は、「親が出てゆく前に、することがある」という。子どもが元気がない時は「何があったの、いじめじゃないの」と問いつめず、「元気がないね」と心配していることを伝える。泣き出したら「悔しかったんだね」と気持ちに寄り添う。

 いじめの被害を打ち明けられたら「あなたはどうしたいの」「親に手伝ってほしい?」と尋ねる。子どもの気持ちを考えず親が出て行くと、親子の信頼関係は壊れてしまう。「「いざ鎌倉」の前に、子どもとの丁寧なやりとりが必要です」

 教育評論家の親野智可等さんは、「普段から子どもの表情や生活態度をよく見て、変わったことがないか気を配って」と助言する。

 いじめの兆候があるなら、子どもはすでに自分で解決できない事態に陥っている。できるだけ子どもと同じ気持ちになり、口を挟まず話を聞く。「あなたがしっかりしないから」「嫌なことは嫌と言いなさい」などとたしなめるのは禁物。それができずに困っているからだ。話そうとしない時は他の友達や母親仲間から情報を集める。

 「いじめを受けているとわかったら、親はまず、子どもに守り抜くという意思を伝えてほしい」と親野さん。相手の子や親には直接言わず、第三者を通すといいという。互いに自分の子が正しいと信じていると、感情的のこじれやすく、解決が難しくなるからだ。

 いじめが起きているのが学校なら、早めに担任に相談しよう。「すぐに解決されることも多い。担任でだめなら校長先生との面談を求め、それでもだめなら教育委員会へ」

 学校へ行くときは、「親の本気」を見せる。正装で、夫婦や祖父母など複数で行く。話し方にも気をつけたい。「苦情」ではなく「相談する」姿勢が大切だ。その上で「いじめている子に、やめるよう指導してほしい」など、学校への要望を具体的に伝える。

 解決までの時間が長引き、子どもに元気がないなら、学校を休ませる方法もある。親野さんは「学校で緊張しているのに、家で「今日はちゃんと言い返したの」などと言われるとつらい。家を子どもが安心してくつろげる場にすることも大切です」と話す。

主ないじめの兆候」

1、妙に元気がない
2、普段に比べて変に明るい
3、体の不調を訴え、登校をしぶる
4、鉛筆など持ち物が減っている
5、お金をほしがる

---
 親が子を守りぬく意思を伝える。
 具体的な行動やその際の諸注意。

たいへん参考になる。
本気の示し方など--。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする