やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

社長が替わっても変えてはいけないもの

2006年08月01日 | CSマネジメント
昨日、知人から「明日で12年間努めた会社を辞める」というメールが届きました。理由は、彼が担当する「お客様満足」担当というポジションがなくなってしまうからです。

昨年,社長が交代してから、方針が変わってきているということはお聞きしていましたが、詳しいことはわかりませんが、短期的な利益追求に方針転換したのでしょうか?彼が辞めるまで思いつめたということは、単なる部門が無くなるのではなくCSへの取り組みそのものを止めてしまうということなのでしょう。

彼のメールには「少しずつ増やしてきた仲間と展開していくさなかに、 道を立たれてしまいましたので、とても残念でありますし、 自分自身の力の無さを痛感した次第です。」と書かれていました。

「お客様満足」の考え方を社内に広げていくことは、それこそ石を一個ずつ積み上げていくように、非常に時間のかかることです。

またトップが理解し全社的な活動にしなければ絶対にうまくいかないことですから、少しずつではあっても手ごたえを感じつつあった彼にとってはこれまでの努力は何であったのかという無念さを感じていることは私にもよくわかります。

「お客様満足」とは本来、会社の理念であるべきもの。
「お客様満足」=会社の支持率=業績

いわば経営そのものです。ですから社長が替わったからといって変えてはいけないものだと私は思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

残念なことですが、一緒に学んだKさんが新天地で活躍されることを心よりお祈りします。

Kさん。CSって親戚づきあいみたいなものだから、また連絡くださいね。