昨日 日曜日
京都・滋賀・奈良・3県合同
勉強会に行って来ました
会場は京都駅を出て
すぐの所にありました
駅を出ると京都タワーが
目の前にあり
可愛い平安神宮が
お出迎えしてくれました
《江戸から読みとく こころと病と救心感應丸氣》
と云う題で 神戸の《漢方芍薬堂》足立 正吾先生
が講演して下さいました
《感應丸氣》の主成分である 麝香(ジャコウ)
牛黄(ゴオウ)龍脳(リュウノウ)等は
江戸時代中期以降に富山・奈良県の大和・滋賀県
の近江の売薬で全国に広まっていったそうです
天武天皇の時代に《牛玉》の記載があったり
正倉院展の時に展示される事もあります
それ以前は《高貴薬》として
一部の人達だけの物だったのでしょう
先生は漢字で《心》ではなく 《こころ》
こころ=腹であり 腹が立つ 腹を読む
腹を据える 腹の虫が収まらない 等々の
言葉から そう考えられるとの事。。なるほどね~
[麝香は三蟲を去る]のムシは
ギョウチュウ・回虫・コウチュウだけ
で無く 虫ずが走る 虫が好かない
エヘン虫=気うつのムシも
考えられるとの事でした
鎖国時代の生薬の流通ルート
入手経路 家康が自分で生薬を
作った話は有名ですが
毒を盛られた時の頓服として
作られた薬に入っていて
純金を大量に使ったそうで
口の中でサッと溶けたそうです
《感應丸氣》に使われている量より
もっと沢山の量が配合されていて
古い書物には 飲んで房事をするな
使いすぎない様に使用量に注意
死にそうな時1回2gとか3gとか
スゴイ量が記載されていたようです
高価な物なのに大量に使えるって
なんて贅沢な・・
オランダ人のシーボルトが
龍脳・麝香を使っていた記載がある
とか《神農本草経》《本草綱目》の話
香辛料に生薬の話 興味深く
有意義な楽しい講演でした
講演の後 皆で楽しくお食事を頂き
「又 合同勉強会をしましょう」と約束して帰りました
講師の足立先生 京都・滋賀・奈良の先生達 有り難うございました