大和漢方堂ブログ

大和漢方堂ブログです。気軽に漢方相談できる大和漢方堂からのお知らせ

2千年以上昔の医学 《黄帝内経》

2014-04-30 17:06:30 | 日記

今日は もう5月 月日が経つのが早いですね~

先日から 写真のインポートが出来なくなっていました

昨日教えてもらって復活出来ました

右の写真は畝傍御陵前 駅前の“花みずき”です

娘の長女の名前が《瑞紀・みづき》です

この花が咲くと 「みーちゃん元気かな~」と

孫たちの顔が浮かんできます

 

先日から 3月までお世話になっていた

金先生の著書 《黄帝医道》を 読んでいます

《黄帝内経》が書かれたのは 2000年以上前ですね?

”人と天は同紀”と考えた様です “紀”は運動規律の事で

天の字は人の上に二本線で 表している

陰は月で 陽は太陽 人の臓は陰で 腑は陽と

男性は陽で 女性は陰と 陰陽で分けています

天は丸いから 人では頭が天

頭には天の付くツボの名前がイッパイあります

地面は四角で 人の足も四角だから 地面に対するのは足である

2000年以上前の事だから“地球が丸い”という認識は全くありません

“こんな昔の考え方では治療が出来ない”と言われた先生がおられるのですが

私が読んだのは もちろん日本語の解説書ですが

前だけ読むだけの本が多い中

「こう考えたのか

そういう事だったのか」

と 日本では縄文時代より

前の時代に

占いや神頼みではなく 

医学として考えられて

自然と人間の体を

対比していたのが

すごいと思いました

川の流れを人体の“腸”に例え

川の水が少ないと船が前に進めない事に例えています

右の写真左の竹の子の様なのが《羚羊角》です 脳の活性に使います

 

 

 

 

 

 

 

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肝臓が弱いのに

2014-04-24 14:46:39 | 日記

今日は朝から気持ちの良いお天気になりました

あぜ道のタンポポが綿毛を飛ばし始めました

エンドウの花も綺麗に咲いてきました

エンドウ御飯が楽しみです

お昼から夫が遊びに出かけました

ホッとするのは何故かな?

 

37~38歳の男性 体格はガッチリタイプで身長も高いです

最初お店に来られたのは 

奥さまが寝られないので お薬を求めて来られました

5日分位 お買い上げ頂いたでしょうか

次回 御来店頂いた時 

御主人の目蓋がピクピクするのが気になっていたので

「気を遣いすぎていませんか あまり眠れていないのでは?」

など お聞きすると 聞いた事が当っていた様で

「どうして判るのですか?」と聞いて来られたので

肝臓の考え方等を お話していると

大学時代に肝臓を悪くして入院されたそうです

 

肝臓を切除するという話に お爺さんが

「肝臓は切ってはいけない」と 

 無理やり退院させられたそうです

そして動物生薬を飲ませてもらった とお話して下さいました

お爺さんに飲ませてもらった生薬と

私がお勧めした生薬が同じだったのです

それから時々 「お酒飲みに行くから」と

来店頂くようになり あまりお話されなかったのが

スキーに行って来た とか ハワイに行って来たとか

お話して頂けるようになりました

この頃になると 目蓋のピクピクはしなくなりました

動物生薬ばかりでは高価になるので 

経済的には余裕のある方だと思うのですが

植物薬との兼用をお勧めしました

子供さんが私立の小学校に行かれるのに

「親の面接も有るので大変 僕あがり症なんです」と仰るので 

「これ、入試とか 結婚式のスピーチ頼まれたり

カラオケの発表会に出る前に 飲んでもらって評判が良いの

面接の前の晩から飲んどいてください」と

ストレスに良い生薬を 数枚お渡ししました

「これから小学校の面接に行きます」と言って

行く前に慌てる様にして来店されました

「ポケットにも入れといて・・頑張ってね」と送りだしました

私がソワソワしてもしょうがないのにね~

無事希望の小学校に入学されたのが 去年の様に思うのですが

4月から3年生になられるようで 2人の子供さんのお父さんになられた様です

付き合いも程々に と言いたいのですが 気が良いので断りも出来ないのでしょうね・・

 

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女子高生 喜んで学校に行ってます

2014-04-22 14:25:43 | 日記

今日はドンヨリ曇り空です

吉野方面に行く観光バスは少し減ったかな?

橿原神宮の街路樹の新緑が気持ち良く

日に日に広がっていきます

 

昨年12月29日 娘さんが 「希望校に入学したのに

学校生活が楽しく無く パニックの様になり 少し入院し

病院でカウンセリングを受けたりしているけれど

一向に改善しなくて 先生が仰るの事も納得がいかない」

と お電話があり 来店されました

お母様に理解の無い事が多くて 食事や日常生活から

改善して頂く説明に 苦労する事が多いのですが

このお母様は 食事の事もちゃんとされていて 

私の言う事もきっちり聞いて頂けます

おとなしく横に座っていたお嬢さんも

途中から 合図知を打ってくれる様になりました

冬休みが終わって

「頑張って朝早く起きて学校に行きました」

と言って来て頂き 私が 

「いやな時は 先にこの薬を口に入れて舐めてね 

臭くない時は無理しないで 臭い時は無理して大丈夫 

腹が立った時はガリっと噛んで」と 言うと

「本当に日によって味が違う 不思議ですね 最近は

良く眠れるようになり 疲れるのもましになった様です」

と 言って頂けるようになりました

何回目かに 「学校の帰り友達と遊んできたの

と 楽しそうに帰って来てくれました」と

お母様からの嬉しい報告に 2人で大喜び

「楽しそうにしてくれているのが一番です」 と

お母様が嬉しそうに お話して下さると 私も嬉しいです

4月から新学期も楽しく学校に行かれているようです

お母さんも漢方を飲み始めて頂き

「私も朝起きるのが楽になりました」と 言って頂きました

受験生のお母さんは大変ですね

夜は遅くまでお付き合いして 朝早く起きてお弁当つくって・・

とても難しい学校に行かれている様です

電車も乗り換え 乗り換えで通学も大変そうです

大事に大事に育てられているのが伝わって来ます

お母さん 無理しないでくださいね

 

 

 

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漢方の勉強会に行って来ました

2014-04-21 14:15:23 | 日記

今日は 朝からシトシト雨が降っています

今は昼過ぎ 畝傍山も西の山も霞んでいますが

朝 洗濯物を干す時は 

新緑が綺麗でした

常緑樹の緑に 黄緑 薄緑

自然の色の不思議が 

織りなしています

畝傍山には

まだ桜が咲いているようです

 

昨日は大阪の漢方の勉強会に行って来ました

≪傷寒論≫の陽明病の所です

昨年は参加できない日が多かったので 

少し心配しながら出かけました

初めに“花粉症”のお話がありました

 “花粉症”も“寒さ”にやられた時と

“風”にやられた時に

分けられるとのお話に

“曲瀬道三”先生が後鳥羽上皇??

を治療された時の話を思い出しました

陽明経は 胃経と大腸経です

胃と大腸が冷えた時 熱を持った時

肺と大腸の関係 花粉症も肺大腸両方

整えなければいけない事が多いです

心包経に熱を持つと肺に熱が及ぶ事

血圧が高い人に多いかな??

胆経の熱が波及した時

ストレスの多い人に当てはまるかな?

地黄剤のお話も興味深かったです

地黄は腎経に使う事が多いですが

帰経は心肝腎になっています

生地黄は性味 甘 寒

熟地黄はお酒で蒸すので

性味 甘 微温になります

地黄は腐りやすく日持ちがしないそうです

熟地黄は お酒で蒸して干すのを

9回繰り返したのがよいけれど

9回繰り返したのを使っている

メーカーは少ないとの事でした

ある工場長さんに 

是を造ってとお願いしたのですが

手間が掛かると言われました

私はこれを お勧めしているのですが

心臓の手術をした高齢の女性にも

胃に負担がなく喜んで頂けました

「同じ名前でも違う」と言って頂きました

お酒で蒸すのは9回以上でも以下でも

ダメだと 是も何処かに書いてありました

大腸で多いのは便秘 注意するのは下してはいけない便秘

始め硬くて 後から緩いのは“虚証”との事

“大黄”を使ってはいけない便秘

確かに 以前 物静かな女性がいて

“大黄甘草湯”を常用されていました

「便秘薬は常用しない方がいいよ・・」

と 言ったのですが 聞いてもらえず

当店でお買い上げでも無かったので

そのまま日が過ぎて たまたま来店された時

血圧が高そうなので 測定すると 最高血圧200位有りました

彼女は「すぐ お医者さんに行くわ・・」と店を出て行きました

是はダメだ 私の言う事は聞いてくれない・・

身体に必要な津液が少なくなって 血液が熱を持ち

心負担が高くなって 血圧が上がってしまったのですね・・

徐々に小さくなっていかれました 下し過ぎたら枯れてしまうのですね

お客様の事を思い出しながら 興味深い勉強会でした

 

 

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骨の癌の80代のお父さん

2014-04-17 16:33:58 | 日記

今までの寒さは何処へやら・・

朝は丁度良い気候だったのに

お昼からは暑い位になって来ました

花粉か黄砂か 空はどんより重たいけれど

自転車で走るには気持ちが良いです

先週の日曜日 夜の研究科に行って来ました

金先生が「遠くから有り難うございます 嬉しいです」

と 仰ってくださいました 恐縮します 

有る程度は中国語の本が読めるようになった

と 思ったのですが まだまだです

今 昼は韓先生の『中医と免疫』を訳しながら

夜は『黄帝内経』を読んでいますが

なかなか進みません 皆どうしているかな~

 

 昨日は12月に 80代のお父さんが

骨の癌で「最後をどの様に迎えるか相談して下さい

と言われて 私が面倒みる事になったの」

と言って来られたお客様が 来店されました

最初は漢方を飲むのをイヤがていたのが

孫さんに説得されて 量は少ないのですが

飲んで頂けるようになり 痛みがなくなって

散歩をされるようになり 食事の味がしなかったのが

美味しく頂けるようになった と喜んでいました

2ヶ月くらい前 病院に行き

「痛み止めを調節しましょう」と 言われて

「痛み止めを飲んでいない事を告げると

「痛みが無いのですか?」と 

お医者様に不思議がられたそうです

3月末に もう骨の薬が無くなっている頃なのに 

如何されてるのかな?と気になっていました

昨日来られて 

「骨の薬飲むと お腹がイッパイになると言って

飲んでくれないのよ」と 仰るので

「痛みはどうなの?」と聞くと 痛みは無い様です

娘さん(60代)が「骨が寒いって言うの 

ストーブも入れてるのに どうしてかな?」

っておっしゃるので 「骨の病気だから

骨が寒いって言い方されるのよ 

身体の芯から寒いんでしょうね

骨が蒸された様な感じって言う人もいるよ 

だから骨の薬飲んで欲しいんだけどね」

と ひとしきりお話して 

骨の薬はまだあるからと

痛み止めの漢方を買って帰られました 

骨の薬は ほとんど飲んでいない様です

最初に来られてから4カ月が過ぎようとしています 飲む気力が無くなったのかな~

骨の癌だから 骨の薬は必要と思うのですが 飲まなくて痛みがないのは幸いと言うか

植物薬の痛み止めだけで 痛まなければ良いのですが

 

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