哀愁の雨

今、伊勢志摩は雨模様。
意外と強く降ってます。
風も少しある。
雨降りで思い出すのは無くなったおいらの母上様が
よく、ぜんざいとか煮豆を作っておりました。
おいらの親の家業は漁師。
雨降って海荒れるとお休み。
当然、母上様もお休み。
練炭でコトコト豆煮ることなんか漁がある日はできませんからね。
おいらは母上様の側でじっと見てたらしいです。
いつもいない両親がいて少しうれしかった。
普段はお祖母様に育てられお祖母様が仕事するときはあちゃこちゃ動き回るんで
背中に括り付けられておりました。
昭和３０年代の典型的な田舎町このころならよくある風景。
今時、ぜんざいや煮豆を自分で作る家てどれだけあるのでしょうか。
なぜか子供の頃を懐かしむ変態おやじでした。